« 2007年05月 | メイン | 2007年07月 »

2007年06月29日

ベーゼンドルファーを弾いてみよう!

今日所用で金沢市の隣・野々市町の文化会館(フォルテ)へ行ってきた。そこで何の気なしに置いてあるチラシを覗いていたところ、こんなポスターが貼られてあるのを発見。


ちょっとちょっと、そこの奥さん! ベーゼンドルファーを30分500円で弾けるんですよ。しかもインペリアルですよ!! おまけにあのバーンスタインのサイン入りピアノ!!!(本当におまけ)

インペリアルとはベーゼンドルファーの最上位機種で、鍵盤は88鍵ではなく97鍵であるそうな(じかに見たことは無い)。多い部分は低音部で、ふつうはAで終わっているのが、その下のCまである(らしい)。そんなところまで使う曲があるんかいな。鍵盤を使うことが無くても、この低音部のおかげで共鳴する弦が増え、中低音の響きが豊かになった(らしい)。

「フォルテにはベーゼンドルファーのコンサートグランドがある」という話は、私がピアノを習っていた頃から耳にしていた。「野々市町はお金持ちである」というネタの元として存在していたような記憶もある(w
スタインウェイのコンサートグランドは金沢市内のホールにも置いてあるところがあり、そこでピアノの発表会があったため、数回弾くことができた。と言っても毎回弾けるのはゲネプロと本番の2回のみだったので、細かいことはあまりいえないが、とにかく鍵盤のタッチが独特で、ピアノにチェンバロを加えたようなタッチだった。ちょっと軽めだが硬いのだ。私はスタインウェイのタッチと音がどうしようもなく気に入ってしまったのだが、同じ発表会に出ていた人(本業はピアノの先生!)はヤマハのほうが好みと言っていた。スタインウェイならなんでもいいというわけではなく、人それぞれである。

さっそく明日申し込みに行こうと思っているが、何でも1回目は100人を超える応募者がいたらしい。10時~19時だから、一人30分として定員18人か。6倍程度だな。しかし今気がついたのだが、19日は平日だから、18時以降で無いと弾きに行けない。どひゃー。
というわけで、とりあえず右手の爪を切って、久しぶりにピアノをさらうことにする。しばしクラシックギターにおさらばよ。ベーゼンのインペリアルで、ハノンをひたすら弾くってのはまずいっしょ(爆) 昔スタインウェイで弾いた曲はもう絶対に無理だけど、そこそこピアノを楽しめるような曲を持っていかねば。おっとその前に、抽選に当たりますように…


2007年06月18日

金沢パン屋めぐり(その2)

不定期連載をするといいながら、早1ヵ月が経過した「金沢パン屋めぐり」 である。
この1ヵ月間もあちこちでパンを買い漁り…もとい購入していたのだが、さあ書こうという段になって気がついた。近場の食べ物ネタを書くのは非常に難しい、と。

各人の趣味嗜好の違いがあるのに、偉そうに批評めいたモノを書いていいのか? 肯定的ならともかく、否定的な意見を不特定多数が見るwebの世界に登場させていいのか?
これが音楽や映画なら、レコード会社や映画配給会社というフィルターを通過し、営利企業が「収益を得られる価値のある物」として世に出しているモノであるゆえ、第三者からの無責任な(爆)批評も許されると思っている。しかし、今回の相手はダイレクトに近場の個人企業主(or企業)である。うむむ。
例えば私はフランスパンに代表されるリーンなパン愛好家なのだが、菓子パンばかり置いてあるパン屋だからといって、その存在意義を否定することはできない。世の中には菓子パンを愛好する人がたくさんいて、それだけの需要があるのだ。そりゃあ私も話のネタとして、会話には「菓子パンが多いイマイチなパン屋」や「まだほんのり暖かいバタールをビニール袋に入れた、激怒モノのパン屋」を登場させるが、不特定多数が見るblog上でうだうだと文章にするのはどうかと思うのだ。あ、客観的に「菓子パン多いっす」と書けばいいのか。

そんなことを考えながらの第2回目は、金沢の街中パン屋である。
金沢北社会保険事務所へは仕事柄たまに行くのだが、その帰り道に看板を見かけた。おお、こんな所にパン屋が。一度行かねば…と思いつつ、つい暇が無くて素通りすること数回。先日偶然昼休みに社会保険事務所へ行く機会があり、やっとお目当てのパン屋へ行くことができた。


パン屋の名は「bery」。なぜかberryでもveryでもない。大通りから一本入ったところにあるが、うれしいことに店の前に3台くらい車を停めることができる。


右の写真はデニッシュ系、左はバターロール的リッチパンをベースにしたような惣菜・おかず・菓子パン系。では私の好きなリーンなパンはどこに?と見渡すと、店の真ん中にあるテーブルにいろんな種類のリーンパンがあった。しかし触手が伸びないのはなぜ?

購入したパンたち。左からクロワッサン・アマンド、ブルーベリーのデニッシュ、チーズ入りクーペ。
店内で物色していると菓子パン系よりもデニッシュに惹かれたのだが、確かにデニッシュはおいしい。特にブルーベリーとチーズのデニッシュはウマウマ~である。…が、バターたっぷりの甘いパンは2個目になると正常な判断ができなくなる。こういうのは1個で十分です、はい。途中でクーペを間にはさめばよかったんだよな…と思っても、後の祭り。ちなみにこのクーペ、皮がパリパリいわないんですけど??  どうやらリッチ系パンが得意とみた。というわけで、リッチなパンが好きな人は行ってみてください。
| | コメント (2)

2007年06月11日

親ばかなのだ

コザクラインコの「くり」がやってきて10日。
最初の2日間は全く違う環境におびえて、ほとんど餌を食べない。出したらあちこちを飛び回って捕まえるのに一苦労。どうなることやら、と思っていたのだが、少しずつ私の愛が通じてきたらしい(w

カゴから出すと、真っ先に私の肩や手に乗るようになった。となると、今度は「カゴから出せ」といって暴れ、餌をまき散らかす。ついでにキーキー騒ぐが、その鳴き声ときたら、セキセイインコの比ではない。
飼って5日目くらいにはTシャツのすそにもぐっていたのだが、今のマイブームは手に乗って私の指を噛みまくり。
といっても、まだまだ甘噛み状態なので噛まれてもかわいいものである。これがそのうち流血の惨事になるかと思うと、母(=私だ)はせつない。


本日のくり。デジカメは怖がるので、携帯でパチリ。カゴから出すとはしゃぎまくってじっとしていないので、被写体になる時はカゴの中である。「ドブから拾い上げたような色」というとんでもない形容をしていたが、こうやって見るとグレーのグラデーションもきれいなものだ(親ばか)。
右の鼻から鼻水がずっと出ていたので、先週土曜日には病院デビューを果たした。あまりひどくないので、抗生物質ではなくビタミン剤を処方される。そんなわけで、この写真も右の鼻の穴付近が乱れ気味。常時ヒーターで暖めているせいか、現在鼻水は収まっている。まったく心配かける子だよ(w

2007年06月06日

STRINGS OF DESIRE / Andy Summers

ポリスの再結成ツアーが始まった。youtubeで検索すると、早速ヒット。うひゃ。
全般的にまったりスピードなのは、まあ仕方の無いところでしょう。アンディ・サマーズに至っては64歳だし、無理は禁物である。ただでさえ、死者が出そうな超過密スケジュールなのだから。

何曲か視聴したところでは、3人でのシンプルなステージ構成のようである。1983年のシンクロニシティツアーで「これさえ無ければ…」と思ったコーラス隊のおねーさんもいないし。後期の曲もいいが、やはりライヴでは初期の曲がいいですね。出来損ない的なZENYATTA MONDATTAからの曲も、ライヴで聴くとかっちょええ。それに比べてWalking in Your Footstepsなんかはスタジオの方がいいっすね。スチュワート・コープランドはティンパニを始めとしたパーカッション類を叩き続け、結構大変そうだったけど。早く日本に来て欲しいが、スチュワートは先日映画の舞台挨拶で「来年2月に!」と言ったらしい。ワタクシ、2月も地獄のように忙しいんですけど…でも絶対に行くのだ。
それはともかく再結成となるまで、ここ最近のアンディ・サマーズは回顧録を書いたり、講演をやったり…となんだかご隠居さん状態だった。音楽の方もソロになってからはすっかりジャズ/フュージョン系となり、私とは縁遠くなっている。そんなアンディ・サマーズが1998年に発表したのがこのアルバム。ヴィクター・ビクリオーネというブラジルのギタリストとのアコースティック・ギターデュオである。
strings-of-desire.jpg

緑と赤のコントラストが美しいアルバムジャケットに惹かれて買ってしまったが、これが大当たり。一目惚れならぬ一聴き惚れ…恋に落ちたようなものだ。こんなに気に入ったアルバムはウェットン様のVOICE MAIL以来…ってついこないだやんけ(w ちなみに、私はそんなに惚れっぽい方ではありません(爆) 
選曲もよかったのだろう。ジャズのスタンダードやアンディのオリジナルもあるが、A.C.ジョビンやJ.ジルベルトといったブラジリアン・ミュージックが多い。といっても、でれーっとしたボサノバばかりではなく(ボサノバ好きな人、すまん。あればかり聴くと飽きるのよ)、緩急をつけた選曲となっている。そして彼らのぴったりと息のあったアンサンブル、美しいアコースティックギターの音。2人が交代?でソロを弾いているらしいが、最初の曲Frevoを聴いただけで、その技術的なモノの確かさもよくわかる。
ちなみにこのアルバムジャケットは、アンディが描いたそうで。写真といい、絵といい、多芸な人だなあ。
点数をつけるなんておこがましいが(だって愛してるんだもん)、当然星5つ。朝・晩問わず、オールマイティにいつでも聴けるところが、またよろしい。

最近このデュオの第2弾が発売されたそうだが、日本はもちろん、アメリカでもイギリスでもまだ発売されていない。なんでもSPLENDID BRAZILというタイトルで、ブラジルのみでしか発売されていないらしい…というわけで、はるばるブラジルからCDをお迎えしましたよ。アメリカ経由だけど。
そこまでして、三顧の礼状態でお迎えしたCDだったが、はっきり言って1作目の方がよろすい。といっても、これは彼らのせいではなく、選曲の問題だと思う。今回はCDタイトル通り、全てがブラジルの作曲家のもので、なんつーか、まったりしすぎ。クレジットを見ると、Tom Jobimという名前が多い。Tom Jobimって?と調べたら、A.C.ジョビンのことだったんですね(←無知)。中で気に入ったのはラストの曲O Ovoで、曲もいいが、2人のアンサンブルが実にトリッキーである。作曲者はHermeto Pascoalとあるが、それ誰?とググったら、”奇人変態プログレ大魔神”などと書いてある。某CD屋のサイト曰く「あらゆる楽器を一人でこなし、めまぐるしく変わるテンポ、複雑怪奇なハーモニー…」らしい。やっぱりわたしゃ変拍子と転調バリバリに惹かれるのかなあ。ははは。
こっちは選曲がマイナス要因となり、星4つ。ブラジルものばっかりでも飽きるのだ。

調子に乗って彼のソロも買ってみた。このSTRINGS OF DESIRE以降は完全にジャズ&フュージョン指向となっているので、ワタクシ的には手を出しづらい。私はジャズ・フュージョン系が苦手なのだ(今のところ)。
それ以前のだったらよかろう、とゲストミュージシャンにジンジャー・ベイカーが名を連ねているSYNAESTHESIAを選ぶことにする。
1曲目からバスドラ、うるさいです(w 曲&ギター、どよーんとしています(爆) ただでさえも歪みまくりのアンディのギターにドスドスと響くバスドラ、間違っても「晴れた日の朝」から聴いてはいけないような音楽である。HMVのアンディ・サマーズのサイトに「同じ傾向のミュージシャン ロバート・フリップ」などと書いてあり、本当かよ、と思っていたのだが、確かにロバート・フリップ的な音だ。彼ら、大昔にコラボ作品も作っているしねぇ。ヘヴィかつ歪んでいて、最近のクリムゾン-THE CONSTRUCTION OF LIGHTやTHE POWER TO BELIEVE-に通じるような音作りである。
ZENYATTA MONDATTAにBehind My Camelというアンディ作曲のインスト曲があるが、あれがまさしく彼の曲&ギターなんだろうな。やたら軽い曲が多かったあのアルバムの中で、異質ともいえるくらい重くて歪んだ音の曲。そんなことを考えると、SYNCHRONICITYで思いっきりハズしたMotherも「彼の曲」そのものなのだろう。ヴォーカルは余計だったけど(w
重くハードな曲が並んだこのアルバムで、最後を締めくくるI Rememberは、えっ?と肩すかしをくらうような静かで美しいアコースティックの曲。最後にぽつんとこういうリリカルな曲が入っているのが、なんとも不思議だ。
最初は星3くらいかな、と思ったが、最近気に入りだしたので星4つ。どうせならもっとヘヴィにやって欲しかった。ちょっと中途半端なんだよね。

STRINGS OF DESIREにインスパイアされ、また私はごそごそと楽器部屋(=楽器をおいてあるだけの部屋。そのうち演奏部屋に昇格の予定)からクラシックギターを出してきた。
ギターに関しては継続して練習していないため、ほとんど弾けない。弾けるコードは3つ、ポジション移動がほとんどできないのだから、「持っているだけ」としかいいようがない。「弾けるコードが3つ」から状態から脱出するのはいつなのだろう(w
やはり習いにいかないと上達しないのかなあ…と思いながら、週末のみぽちぽちとアルペジオの練習をしたりしている今日この頃である。

2007年06月03日

こまつクロスカントリー

この季節になると、ロードレースもシーズンオフ。金沢では9月の金沢ロードレースまでレースが無いという、寂しいありさまである。5月末に黒部市(富山県)で黒部名水ロードレースという結構有名なレースがあるので遠征しようかと思っていたのだが、どたばたと毎日を送っているうちにエントリーを忘れてしまった。
じゃあこっちに出てみましょう、と申し込んだのが、今日開催のこまつクロスカントリーである。

この大会は小松にある「憩いの森」という大きな自然公園の中を走る、というもので、今年で23回目となる。主催は「健康村」という怪しい名前が書いてあるが、小松にある「やわたメディカルセンター」のグループ企業「(財)北陸体力科学研究所」のこと…だと思う。こういう大会を一企業で主催して開催するというのは、なかなか大変なことなのだろうなあ。


駐車場に車を置いて、受付へ向かう。受付のある場所は芝生がきれいな広場。たこ焼きの屋台が出ていたり、無料骨密度測定などもやっていて、ちょっとしたお祭りムード。この大会にはタイムレースの他に3kmのタイム申告レースというのがある。3人一組で申し込み時にゴール時間を申告、それと実際の走りとのタイム差で順位を決めるというものであるが、別に3kmで最大申告時間の60分かかってもいいのだ。そういうわけか子供づれも多く(ファミリーでグループ参加もちらほら)、お気楽な雰囲気が漂っている。陸連未公認レースだし。
時間があったので骨密度測定をやってもらったら…平均より10%くらい多かった。10年前はボロボロだったんだけどねぇ。毎日のヨーグルトを始めとした、乳製品摂取が効いているとしか思えない(^^)
おー、ここを走るのか。気持ち良さげ…と喜んだのも、ほんの数分のことだった。

プログラムを見ると、スタートは駐車場近くの道路。平地を1km強くらい走ると、次に待っているのはこの坂らしい、ということが判明。

どひゃー。いきなりこれですか。といっても、この坂は舗装もしてあるし、道幅も広い。憩いの森内に入ってからわかったのだが、コース内で舗装してあるところなんてほんの少し、砂利道のオンパレードである。しかも強烈な登りが数箇所あり、木で階段を作ってあるが、そんなもん走って登れるわけが無い。当然ぜえぜえ言いながら歩く。
登りがあれば、下りもある。私は視力が悪いのだが、普段車を運転する時しかメガネをかけない。今日も当然メガネをかけるわけが無く、下りの階段は足元がぼんやりしてよく見えない。いや、ただの言い訳ですけど。

今日はカラッとした絶好の行楽日和だが、ランニングには暑かった。最初の坂を登った時点で、はや息切れである。1周目の途中で「来年は絶対に3kmにしよう」と何回思ったか。私のエントリーした8kmは、公園内を2周しなければならない。短い距離のレースにしては珍しく、給水ポイントがある。2周するので2回飲めるわけだが、今日はこれがなかったら途中から平地も歩きになったかもしれない。それくらいアップダウンコースは辛かった。
ちなみに本日の脳内再生曲は「Rendezvous 6:02」。全く走るのにふさわしくない曲である。しかしスタート直前までクリムゾンのTHE CONSTRUCTION OF LIGHTを聴いていたのに、なぜこんなにベタな曲が頭の中に流れるのだろう??


これがゴール。本当に緑がきれいなのだが、周りを愛でる余裕は全くなし。しかしゴール後バタンキューとなるわけでもなく、いつもと同じ淡々としたもの。惜しむべきは、財布を車の中においてきたため、たこ焼きが買えなかったことだ。
タイムは相変わらず、亀のごとし。クロカンなので、全く今までのレースと比較対照にならない。まあ来年にタイムを比較する時の資料として残しておくだけだな(来年も8kmなのか?)

レース後は近くの「ダイナミック」というグループ企業の運営するフィットネスクラブで風呂に入れるというので(有料だけど)、そこに寄って着替え、一路帰宅の途へ。途中こじゃれたパン屋を発見し「blogネタじゃ~」と購入したものの、カスクートに挟んであったクリームが気持ち悪くなるくらい甘く、あえなく失格。カンパーニュ系はおいしかったけど、それを帳消しにするかのようなクリームの後味の悪さ。うげげ。カスクートはオー・バカナルのフルム・ダンベールが最高だと思うが、いかがなものか。
うちへ帰っても、ほとんど使いものにならず。持ち帰った仕事だけはとりあえず片付けて、あとはゴロゴロ。いや、本当に疲れました(-_-;)

2007年06月01日

提灯行列

今日から金沢では百万石まつりらしい。
「らしい」というのは、私は市内中心部で働いているわけではなく、公共交通機関も使わないし、TVもあまり見ないし(w というわけで、世間の事情に全く疎いからである。いや、疎いからではなく、ピンとこないのだ。

オバの昔話になってしまうが、私が知っている百万石祭りは「市祭」と呼ばれ、6月14日の百万石行列を中心に開催されていた。「都民の日」と同様、6月14日は金沢市立の学校・公共施設等が全て休みである。
私がメインイベントの百万石パレードを意識しなかったのは、高校生(県立だったので休みではない)の時くらいではないだろうか。大学生の時には、利家役が一般公募から俳優になったこともあり、県外出身の友人たちと見に行ったものだ。就職すると、勤務先はパレードの通り道。意識しないわけがない(w
こちらに戻ってきた3年前、百万石祭りが6月の第2週末と聞いてびっくりした。アメリカの祝日じゃないんだから、週末に引っかけるなよ。6月14日ってのは前田利家が金沢城に入城した日なんだからさあ、ちゃんとした由来のある日を変えるなよ。商工会議所と金沢市観光なんとか課が主催だし、週末の方が観光客が多くていいに決まっているけど、なんだか釈然としない。
ましてや今年は「雨で行事が中止にならないように」6月初旬。もーどうにでもしてください。

で、今日は協賛行事の「子ども提灯行列」の日。市内の中央公園に集合し、提灯片手に各人の家の方向に向かってひたすら歩く、というそれだけのことだが、子どもの頃にはずいぶん憧れた。私はずっと市内に住みながら一度も参加したことが無く、どうやったら提灯を持って歩けるのだろうというのが一つの謎だった。あれは町内会単位で参加なのだろうか?
母とこのネタで話したところ、「私は付き添いで参加した」と言う。夜なので大人が付き添いで一緒に歩くのだが、彼女はその付き添いをした記憶があるらしい。たぶん妹の時代だろう、という話で決着がついたが、彼女は提灯行列に参加した経験があるのか。うらやましい。
事務所でこの話をしたら、毎年提灯行列に参加していた、という人がいた。彼いわく「提灯ってすぐ燃えるんですよねぇ」。ついぶらぶらと提灯を揺らして歩き、ロウソクの火が周りに燃え移ったらしい。おいおい、それは危なくないか?と思ったら、「自分だけじゃないっすよ。けっこうあちこちで炎上していました」とのこと。提灯を持って歩くのも、結構大変なのだ。

もう一つの協賛行事、「加賀友禅燈ろう流し」には参加?したことがある。
これは市内を流れる浅野川で燈ろう流しをする、というものである。大学2,3年生の頃だったと思うが、その頃所属していたサークル内で誰ということもなく「自分達で灯籠を作って流そう」という話が持ち上がった。そのサークルとは「美術部」だったため、灯籠作りやお絵かきはお手のものである。灯籠を作って浅野川まで運び、他の灯籠(多分全て主催者側のまっとうなもの)の中に紛れ込ませて流した…はずだ。浅野川べりで灯籠が流れていくのをぼんやりと眺めていた覚えがある。
今考えると、エントリーしていないのにロードレースに出場するようなものだ(なんという例えだ)。かれこれ20年前のことなので、もう時効でしょう。許してください、主催者側の皆さん(爆)