« 2008年02月 | メイン | 2008年04月 »

2008年03月30日

本番です!

というわけで、県立音楽堂での本番です。ドキドキ。
土曜日もパート練習とリハーサルで、帰宅すると22時過ぎ。それからこっそり(音が漏れないように)さらって、さらには今日の朝も8時からさらう。こんなに練習するなんて、一体何年ぶりだろう。

というのも、元々弾けないくせに、さらにこの2年くらい全くといっていいほど弾いていなかったため。
昨日マエストロに指摘された指弓も、「うまくできない」のではなく、そういう技術を使うという考えが完全に欠落していた。冗談でよく「全然練習していなかったから、弾き方忘れたかもしれない」などと言っていたが、本当に弾き方を忘れていたわけだ。
ここ10年強はレッスンに通っていなかったが、そろそろ限界かな。自己満足演奏ならともかく、他人に見てもらわないと、ちゃんとクラシックを弾ける技術は手に入らないのだ。

本番前にはゲネプロがあるのだが、井上氏はいきなりぶっ飛びなスピードで振りはじめる。真っ青な私たち(www
一晩寝たら「このオケでは、自分の思っているスピードで振ると崩壊する」ということを忘れたのだろうか(爆)
でもね、弾きながらトリップしかかりましたよ。周りの音と一緒に自分までとろんと溶けて、音と一体になってしまうような感覚、久々に味わいましたがな。これを体験すると、もうオーケストラはやめられない。


自分の席から見た客席。シューボックス型のホールは初めてだ~(カザルスホールは経験あるけど)。

本番ではそれなり&お決まりのミスも連発したけど、あんなもんでしょうか(自分はね)。あそこまで内側の席は初めてだったので、ちょっと新鮮だったな。
とにかく企画とはいえ、つたないアマチュアオケを振ってくれたマエストロに、感謝、感謝!

2008年03月28日

リハーサル

久々にオケの定演に出ることにした。 定演は6月なのだが、3月30日に県立音楽堂でイベントがあり、それにオケが参加するということで、そちらでも弾かせてもらうことに。

今日はリハーサル。
20080328-1
ここが私から見た指揮者の椅子。いや~、近いっすね。指揮者はOEK音楽監督の井上道義氏。人生で2度とめぐり合えないようなラッキーな出来事が、またひとつ。音楽を続けていると、ほんとにいいことがありますね。

で、本番の曲。
20080328-2
これを見て、何の曲かわかる人は偉い(w
マエストロはこの曲の出来に絶句し、予定には無かったリハを明晩もやることに決定。
そりゃそーだ。アマチュアと言ったって、観客に聴かせられるレヴェルってものがある。客の前で弾くのなら「みんなで仲良く弾ければいいのよ」の自己満足演奏もいいかげんにしなければいけない、ってあたりまえだよね?
しかし密度の濃すぎる練習に、心地よい疲労感・・・やっぱりプロってすごいなあ。2時間があっという間だった。

というわけで、明日は朝からひたすら練習&リハよ! で、明後日は本番よ!!

2008年03月26日

電子モノ2題(その2)

クイズ:先日購入した、もうひとつの電子小物は何でしょう?

答え:電子辞書

・・・というわけで、電子辞書を買い換えた。以前持っていたのは英語のみに特化したモノだったが、収録コンテンツは研究社の英和&和英中辞典、ロングマン現代英英辞典、類語辞典の4種類のみ。現在では「100コンテンツ収録」などという「そんなに使うことがあるのか?」と頭をひねりたくなるようなモノも販売されているが、私が7年前に買った電子辞書はコンテンツが4種類だけ。たった7年でこの世界の変化もすさまじいですな。
といっても、あの頃にはすでに収録コンテンツが10種類くらいのモノもあったかもしれない。とにかく私は英英辞典が入っているものが欲しかったので、選択の余地は全く無かったというのが本音である。
アメリカ滞在中は、この電子辞書には本当にお世話になった。IDカードやクレジットカードとともに、肌身離さず持っていたものの一つであり、これ無しでは生きていけなかった・・・と言えば大げさすぎるけど。

日本に戻った後、英語関係の業界ともすっぱり縁を切ってしまい(アメリカへ行くまでは翻訳会社から仕事をもらっていた。翻訳ではないのだけど)、電子辞書とも無縁の日々を送って早や6年。再び電子辞書登場のきっかけは、先日購入したアンディ・サマーズの"One Train Later"である。このペーパーバックを購入し、久々に電子辞書を片手に読んでいたのだが、英和中辞典ではイマイチ、という場面にかなりの確率で遭遇してしまう。
やっぱりリーダースが欲しいなあ(なんとリーダースを捨ててしまったバカな私)と思っていたところに、セイコーインスツルのサイトで見かけたアウトレットが、自分のニーズにほぼ合っていることを発見。コウビルド英英辞典のカードをプラスしてポチってしまった(^^;;;


おニューの電子辞書。英和が3冊、和英が1冊、英英2冊にに類語、広辞苑にTOEICテスト用イディオム・・・と何が入っているのか、未だに把握しておりません。
リーダースプラスで"yes"を探すと、「英国のprogressive rockの代表的グループ・・・云々」と出てきた。すばらしい(www


コウビルド英英辞典の画面。英英辞典にしては非常にわかりやすく、会話で説明を受けるような感じの表現である。普段はリーダースを使うことが多いが、ちょっと暇なときにはコウビルドに単語を片っ端から入力して、出てくる文章を読んで楽しむ・・・という相変わらずおバカな私(ww

ちなみに今まで使った電子辞書は、オークションであっさりと落札され、第二の人生?に旅立った。
落札した人が「明日からアメリカへ旅行するので、持って行きます」という連絡をくれたが、どうやらこの電子辞書はアメリカに縁があるらしい。引き取り手が見つかるかどうか心配だったけど、いい人(たぶん)に引き取ってもらい、今頃は再びアメリカの空の下で活躍していることだろう。

2008年03月23日

電子モノ2題(その1)

2~3月激忙期の反動というわけではないが、電子関係小物を2つ買い換えた。

一つ目は携帯電話。ボーダフォン時代から携帯電話会社の2年縛りがちょうど切れるのが3月、ということで、2年おきに3月は携帯電話会社の検討&買い替えの季節なのである。
今使っているauに何の文句もないのだが、とにかく端末のデザインがねー。おまけに「高機能なら良し」という風潮がみえみえで、あれもこれもと機能をてんこ盛りにし、弁当箱みたいな端末を発売する。日本に戻ってきて、いやポケベル時代からこの手の機器は手を変え品を変え所持しているが、私が使う機能といえば月に数通のメールと通話のみ。そんな私の携帯端末に求める条件は「とにかく小さくて軽い」につきるだろうか。といっても、最近良く見かける「薄い」ヤツは条件から外れるんですねえ。
ああ、このまま2年前の端末を持ち続けるか・・・と思っていたある日、電気店の店先である端末に一目惚れをしてしまった。それがNTTドコモから3月19日に発売されたNOKIAの製品(NM705i)。2日間ネットの掲示板等をさまよった挙句、購入しました。さらば、au。まあ母や妹がドコモだから、ファミリー割引を使えていいか。それにしても某電気店のお姉さん、主回線本人からの確認も無しで、さっさとファミリー割引つけていいんですかね。そんなことをしたら、日本全国ファミリー割引じゃん(w

NOKIA.jpg というわけで、いらっしゃ~いのnokia様。ストレート型っす。
日本製の携帯とは全然使い勝手が違うということで、戦々恐々。
NOKIA2.jpg NOKIA3.jpg
今までのW41CA(また柄が違っている!)とツーショット。大きさはあまり変わらなそうに見えるのだが・・・実際に使用するときの大きさの違いを見よ。ちなみに体重も35g違う。これは大きい。
NOKIA&agenda.jpg 最近のマイブームカラーはオレンジ色なので、昨年末に購入したシステム手帳とほぼ同じ色。
このオレンジ色が職場の机の上にドン!とあると、結構インパクト強し。

現在説明書を片手にいじりまくっているところだが、確かにできないことは多い。アプリはほぼ全滅(使ったことが無いからかまわん)、簡易留守電無し(これはちょっと困った)、ワンセグ(普段からTVを見ない人間が端末で見るわけが無い)もおサイフ(前の端末ではあったが、使わずに2年経過)もない。カメラはおまけレベルのものがついているが、元々携帯端末のカメラなんて何の期待もしていないので、どうということもなし。

しかし私にとっていいところもある。一つはマナーモードの種類の多さ。私は場所によってマナーモードを使い分ける人間なので、デフォルトが8種類、自分で何種類もオリジナルのマナーモードを作れるというのはポイントが高かった。しかもマナーモード同士の切り替えが簡単・・・というところで購入の決定打となったようなものだ。日本のメーカーさんは、こういうところを軽視しているんですね。
二つ目は、著作権保護無しのmp3やwmaを着信音に指定できること。これで着メロのダウンロードなんて不要。今まではmp3をwaveに変換、それを加工してえせ着うたを作っていたが、そんな面倒さもなくなった。さあ、いらないフリーソフトを削除しなければ(w

NOKIA4.jpg ファイルマネージャーを開くと、こんな感じで登場。ミュージックプレーヤーとしてもいいけど、着信音に指定できる。
スピーカーがショボくても、えせ着うたよりは原曲のほうがいいに決まっている。

・・・長くなったので、もう一つの電子小物は次回に。

2008年03月17日

くり、1歳

今年もなんとか確定申告終了。今年は15日が土曜日に当たったので、申告期限は17日。おかげで、いつもは開放感に満ち溢れている3月半ばの週末も、どよーんと仕事一色。まあ、こういう年もあるわな。

さて、気がついたら我が家のくりさんが1歳となっていた。くりの誕生日は3月10日らしい。というのは、ペットショップでくりのカゴの外側に「3月10日 台湾産」と書かれた紙が張ってあったからだ。ちょうど確定申告修羅場のさなか、気がついたら3月10日が過ぎているではないか。
chris.jpg
最初はやせっぽちで鼻水をたらしていたのだが、丸々とした鳥になってしまった(w 以前「コザクラはツンデレ」と書いたが、ぜーんぜんツンデレではなく、ただのデレデレであることが判明(w でもオカメのデレデレぶりとはちょっと違うんだなあ。 本人はセキセイインコ達に興味津々だけど、セキセイsは全く無視。ちょっとかわいそう。
ちなみにいまだに甘噛み程度しかせず、本格的な流血の惨事は起こったことが無いと言う、親孝行鳥でございます。 しかしヴァイオリンやギターに過剰反応し、絶叫して逃げまくる。これは私の出す音が悪いのではなくて、楽器の見た目が嫌いらしい。そういえば、昔飼っていたオカメインコも、生ヴァイオリンの音を聴くと身震いして嫌っていたなあ・・・あ、やっぱり諸悪の根源は音か(爆)

2008年03月07日

TRIBUTE / STEVE HACKETT

脱退してもう30年も経つというのに、いまだに「元GENESISのギタリスト」なんていわれている可哀想(うそ)なギタリスト・・・それがスティーヴ・ハケット。「え?GENESISって3人じゃなかったの??」という声も聞こえてきそうだが、そういう人は論外。SELLING ENGLAND BY THE POUNDでも聴いてみなさい、ってこった。

そのスティーヴ・ハケットの新譜が2月にリリースされた。そのことを知ったのは彼のオフィシャルサイト上だったが、予約をするとサイン入りのものを送ってもらえるとのこと。内容は敬愛するセゴビアへのトリビュート、ということで、バッハを中心としたクラシックギター曲がほとんどである。
これはこれは・・・と早速予約し、イギリスからサイン入りのブツがやってきたのは2月13日。リリースが11日だから、リリースとほぼ同時に到着するように送ってくれたんですかねえ。イギリス人って芸が細かいなあ・・・と思っていたら、イエスの某ベーシストのアルバムは、注文してから到着まで2ヶ月くらいかかったとの噂を耳にする。イギリス人の国民性ではないわけですな。

stevehackett.jpg これはサインが入っていないもの。
一時はオランウータン的に猿顔をしていたハケさん、渋いオヤジとなっております。

曲はバッハを中心として、バリオス、グラナドスなど。ハケット自身のオリジナルも3曲入っているのだが、この3曲が大変よろすい。Cascadaなんてショパンの練習曲op.25-1をモチーフにしたのかな?と思えるような美しいアルペジオの洪水。ハケさん自身の文章によるライナーノーツによると、この曲は「一晩中曲を書こうと四苦八苦(?)していたが、もうあきらめかけた次の日にパッとメロディが浮かんだ」そうだ。ゲージツってそういうものなんですね。
演奏はどちらかというとかっちり端正という感じ。一応ロックギタリストなんだから、もうちょっと変わったこと(かっ飛ばすとか)を期待していたのだが(←おバカ)、そういうことは無く、普通にクラシックギターだった(w 希望を言えば、バリオスの「大聖堂」は全部演奏して欲しかった。IIIだけってのは、ちょっとねえ・・・。バッハもよろしいけど、クラシカルなオリジナル曲&クラシックギターのみでアルバムを作っていただきたいものよ。

というわけで、ハケット氏の直筆サイン。これ、Steve Hackettって書いてないよな・・・たぶんHackettだけだよな・・・そうそう、このアルバムは妙に音がこもっている。すっきりしていないのだ。なぜに??と思っていたら、これまたライナーノーツにいろいろと書いてあった。要は、1920~1930年代の録音を意識して作ったらしい。ハケさんによると、その頃の録音には、色彩や感情といったものの深み(変な訳だ)があるとのこと。

そんなわけでクラシック至上主義者にはお薦めできないけど、スティーヴ・ハケット愛好家のコレクションとしてどうぞ。安心かつ落ち着いて聴けます。確かにこの音は温かみがあって、たまにはいいかもね。