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2008年10月31日

KEITH EMERSON BAND LIVE(その4)

翌日、東京の朝は薄曇。昨日は久しぶりに耳が聴こえづらくなったが、一晩経つと元通り。多分こうやって、私の難聴レベルは上がっていっているのだろう。

東京の夜といったって夜遊びするわけでもなく、いつもより1時間も早く寝たら・・・目が覚めると5時すぎ。こんなときくらい朝寝したかったのだが、普段の生活パターンどおりである。布団の中でゴロゴロしていたが、二度寝は全く無理。仕方ないなあ、とバッグから取り出したのは、ジョギングシューズ。こんなこともあるかと持参してきたんですねえ(←おバカ)。

さっくり着替えて、日が昇ってきた東京都心を一走りだぜ。
コースは新宿→千駄ヶ谷→神宮外苑→東宮御所裏→迎賓館前→麹町→半蔵門(ここで折り返し)・・・で、あとはほぼ同じコース。四谷からは四谷三丁目→新宿御苑→ホテルとちょっと違うコースを行く。
・・・というつもりだったが、走っている途中にちょっとあることを思いついて、麹町で折り返す。半蔵門まで行けばちょうど10kmくらいのコースなのだが、ちょっとカット。というのは、Krispy Kreme Doughnutsを買おうと思いついたからだ。
Krespy Kreme Doughnutsとは新宿サザンテラスにある「いつも行列ができているドーナツ屋」で、オープンした頃は2時間待ちの列ができたという。おいおいドーナツに2時間はないだろ?と思いつつ、そんなに美味しいのか??と思っていた私(実はドーナツ好き)。ライヴの後、何の気なしにサザンテラスを通ったところ、ドーナツを買う人の列が・・・。でも夜の9時過ぎですよ?今から30分待って、ドーナツ食べるんですか??
何も考えずに走り出した私だが、麹町で折り返せば新宿サザンテラスに7時過ぎに到着する。日曜の朝から列なんかできていないだろう・・・。
・・・ところが、できていたんですねえ。7時5分に到着したら、すでに10分待ち。どーなっとるんや。まあ10分ならいいかと列に並んだが、だんだん体が冷えてくる。まわりはジャケットを着ていたりするのに、私はTシャツ姿。もーあかん、風邪ひく~と思っていたら、なんとオリジナル・グレーズドが列を作っている人たちに1個ずつ配られた。わーい、これを食べてもうちょっとがんばろう(何を?)、と一口食べると・・・甘い!甘すぎる!!。脳みそが溶けそうな甘さである。一気にモチベーションが落ちたのだが、食べてしまった以上列を離れるわけにはいかないし。そんなことを思っているうちに、私の番がやってきた。当然オリジナル・グレーズドは買わずに、他のものを数個購入。

ドーナツの外袋とドーナツ。チーズクリームは美味しかったが、別に「これでなくては!」というポイントが無い。あたしゃミスドで十分です。ミスドでチーズクリームを売り出せば、速攻買いに行きます。

話をジョギングに戻すと、日曜日の朝の都心は人も車も少なく、とても快適だった。いつもごちゃごちゃの新宿通りも全く人がいない。神宮外苑には、やはりジョギングやウォーキングをする人がぽつぽつ。非常に快適な人口密度である。

ホテルを後にして、お次は銀座へ。銀座は別に好きな街ではないのだが、やはり文具オタの聖地・伊東屋と楽譜オタのパラダイス・YAMAHA銀座店は外せない。伊東屋とYAMAHA銀座店をゆっくり眺め、東京国際フォーラムの椅子に座って再びドーナツを食べ、早々に羽田へ。いや早々のつもりが、土産を物色する間もなく搭乗時刻。
有楽町では雲が厚くなるわ風が強くなるわ・・・で心配したが、ごく普通に離陸。そしてたいして揺れもせず、あっというまに小松到着。


雲は厚いけど、富士山がくっきり。富士山っていいよね。やっぱり日本人なワタクシ。


2008年10月27日

KEITH EMERSON BAND LIVE(その3)

今回のツアーで、キースは新しい楽器をマスターしてきた。その一つが、Hoedownで演奏したハーモニカ。

実は8月30日に開催された「Creation of Peace Festival」で、彼はハーモニカを吹いているのだ。しかも曲はZEPのWhole Lotta Love。この時にはなんとエディ・ジョブソン(私のVn版心の師匠)がヴァイオリンを弾いている。その映像を事前にキャッチしていたため、ハーモニカも特に驚かなかったが・・・。Hoedownは「レディース&ジェントルメン」のときのような、どーやって弾いているんだ!と言いたくなるような超スピードではなく、あくまでスタジオ録音よりちょっと速い程度。でもハーモニカの「おおスザンナ」、楽しませてもらいましたわ(w
そしてもう一つの新しい楽器が、秘密兵器・テルミンである。ちなみに現在テルミンはmoog社で販売されていることは、以前このblogで書いたとおり。moogつながりってことでしょうかねえ。還暦過ぎて新しい楽器に挑戦するあくなき音楽への熱意、しかと見届けましたぞ(爆)

Hoedownからはやりたい放題、と書いたが、この人の演奏はとにかくアドリブが多いので、最初から最後までやりたい放題である。つーか、最初から最後までスタジオ録音版と同じ演奏なんて、一つも無かったんじゃない?
YESはアルバムとまったく同じ演奏を再現する「形式美」のライヴだが、EL&Pもといキースは「形式美って何ですか?」といった感じで、あちこちアドリブをちりばめてくる。まあ、ロックのライヴってそういうものだけど。YESの場合は「これはスタジオ録音テープの切り貼りでしか作れないだろう」という音楽を目の前で演奏するからねえ。これはこれで聴いているほうとしては、目が点になっちゃうわけよ。
Karn Evil #9にはスコット・ジョプリンの「メイプル・リーフ・ラグ」が突然入ったし、曲の合間にもモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、Prelude to a Hopeはベースの音はそのままで右手は好き放題メロディー・・・といった感じである。
ちなみに私が覚えている範囲でクラシック関連のフレーズを挙げると、From the Beginningにはさらっとラヴェルの「クープランの墓」のプレリュードが入り、アンコールのFanfare for the Common Manにはドヴォルザークの交響曲第9番第4楽章、そして・・・Nutrockerはいつもの「くるみ割り人形~行進曲」だけではなく、こんぺい糖の踊り(へヴィメタル調)→行進曲→ロシアの踊り(トレパック)という豪華版。
このようにクラシックの曲を多少知っていると、ニヤッとさせられることがたびたび。ニヤッどころか、大大大好きな「クープランの墓」のフレーズが飛び出したときには、「私の愛が通じたわっ!!」と内心小躍りした、おバカな私(爆)

派手なパフォーマンスも相変わらず。
From the Beginningでドラム用ブラシでグランドピアノの弦をこすったり、Fanfare for the Common ManではOASYSの向こう側に行ってディスプレイを倒したかと思うと、出ました!バッハのトッカータとフーガを逆弾き。その後はリボンコントローラーを振りかざしてゴシゴシ。床に転がってゴシゴシ(w ちょっとだけお尻でもゴシゴシ(ww

そうそう、今回の観客はプログレのライヴらしく、ずっとみなさんおとなしく座っていた。しかし35分の長丁場Tarkusの最後の音が終わった瞬間、一斉に立ち上がる観客席。そして嵐のような拍手。スタンディング・オベーションってやつですね。私も、思わず立ち上がっておりました。ほんとにすごかったんだから。
その後のFanfare for the Common ManはASIAのライヴでも演奏された曲だが、やはり本家本元(カールは違うのか?)は一味もふた味も違う。ASIAでは各人のソロを楽しみ、こちらではキースのパフォーマンス付鍵盤技を楽しむといった感じ。この曲にはおなじみのRondo~Americaがあいだに入ったのだが、ハモンドにナイフは刺さなかったなー。残念!

鍵盤と格闘して、自由自在に操って・・・という言い方がぴったりのキースだったが、心配なことが一つ。それは右手の指である。
前日のワイドショーではマークとともに4分くらい演奏していたが、なんだか弾き方が変だ。コードはちゃんと押さえているが、それ以外では薬指と小指をほとんど使っていないのだ。こんな弾きかたしたら、指を傷めちゃうよ・・・と思っていたので、ライヴでも弾きかたを確認したかったのだ。
ちょうど彼の右手が見える席だったのでずっと見ていたが、やはり3本だけで弾いていることが多い。彼は1990年代前半に腱鞘炎が悪化して、右手の大手術を受けている。その影響が今頃出てきたのかなあ、と思ってみたり。
それを知ってか知らずか「ミスタッチが多い」だの「下手になった」だの、あちこちで書き散らかすバカが多いこと。薬指・小指をほとんど使わずに、あの高速パッセージが弾けるわけないじゃないか。楽譜どおり弾くとか、早く弾くとか、テクニックが云々は、クラシック方面の人にまかせておけばよろしい。ロックってのは、クリエイティブさかつオリジナリティの勝負だと思うんですけどねえ。
それはさておき、これからは手を自重して大事に使っていただきたい・・・と言いたいところだが、彼の場合プレイヤーかつパフォーマーであるゆえ、鍵盤を目の前にすると燃えるんだろうなあ。キースに「自重」なんて言葉は似合わないけど、ほんとに無理しないで手を大事にしてくださいね。

彼は自分のパートが無いときには、腕組みをしたり手を後ろに回してボニーラたちを見ていたのだが(私の目の前で!!)、その姿を見ていると彼も大人になったなあ、としみじみ。やんちゃ坊主のようだったキースも、還暦過ぎてやっと「大人」ですよ。この人に「老いる」という言葉は存在しないに違いない。

・・・さらに続く。

2008年10月22日

KEITH EMERSON BAND LIVE(その2)

開演予定の17時から10分くらい遅れて、キース登場。顔も含めて上半身はちょっとふっくらだが、下半身の相変わらず細いこと。もうすぐ64歳だというのに、メタボとはまったく無縁の体つきである。

彼は黒のシャツに黒のパンツ、そして黒のベストと全身黒ずくめだったが、似合うんだな、これが。
ふと会場を見回すと、立見も出るくらいの満員御礼。よしよし。

というわけで、毎度おなじみセットリスト。
01. 1st Presence* 
02. Last Horizon*
03. Karn Evil #9 1st Impression-Pt.2
04. Piano Concerto No.1
05. Bitches Crystal
06. Malambo*
07. Touch And Go
08. Lucky Man
09. Miles Away pt1*
10. Miles Away pt2*
11. Crusaders Cross*
12. Fugue*
13. Marche Train*
14. Finale*
15. The Barbarian
16. Prelude To A Hope*
17. A Place To Hide*
18. From The Beginning
19. Hoedown
20. Tarkus
アンコール
21. Fanfare For The Common Man
22. Nutrocker

*印は先日リリースのKEITH EMERSON BAND featuring Marc Bonillaからの曲

出だしは先日リリースされた新譜から。無難にIgnition~1st Presence~Last Horizonと演奏した後、キースがmoogのモジュラーシステムに手を掛ける。
キ、キターーー! あれですよ、あの曲。Karn Evil #9 1st Impression-Pt.2はいきなりヴォーカルではなく、アルバムと同じmoogの音からスタート。それにしてもマーク・ボニーラの声は、ほんとにワイルドなグレッグ・レイクのようだ。やはり4人だと音が厚いねえ。
意外だったのは、グレッグの曲を演奏したこと。これらの曲はギター+ヴォーカルが主なので、マークに花を持たせたか?(w・・・とLucky Manを聴きながら思っていたら、キースがおもむろにラストのmoogソロを弾きだす。す、す、すごい大音響と振動なんですけど(@_@) 周りの人も「うわっ」と口に出していたくらいだから、相当なものだ。その太い音と振動は、先日のJWのベースペダルの比ではない。SHIBUYA-AXまるごと、低周波治療器状態(爆) 毎日これを聴いていたら、肩こりがなおるだろうなー(うそ)。その代わり難聴になること必至だけど。
さすがにこの後では、OASYSの音がペラペラに聴こえる。やっぱり昔のアナログシンセはええのお。

しっかしこの人、本当に左手が強いんですねえ。Tarkusは楽譜を持っているので知っていたけど、Bitches Crystalであんなに左手が忙しく動き回っているとは知らなかった。たぶんベースと同じ音を弾いているのだろうが、斜めうしろからキースの演奏を見ていると目が回りそうだ。いや、あれは左手が攣るよ・・・。
Piano Concerto No.1は第3楽章をロックアレンジで演奏していたが、しょっぱなから左手のオクターヴが続くんですねえ。ひえ~。ワークス・ツアーのときはちゃんとピアノで演奏していたけど、さすがに今回はOASYSで生ピアノっぽい音をシミュレートして弾いていた。

こうやって見ると新譜と旧作が半々のように見えるが、新譜は短い曲のメドレー形式が多いので、実際の時間は1/3と2/3くらいだろうか。いや、もっと旧作の時間が多いかもしれない。Hoedownからアンコールまでは、もう好き放題やり放題だったし。圧巻はTarkusで、これを全曲やるだけでもすごいと思うが、なんと今回は演奏時間が35分だった。ちなみに元々の原曲は21分弱。なにゆえ14分も長くなったか?それはドラムソロやあの「秘密兵器」が登場したからである。その「秘密兵器」とは・・・

・・・長くなったので、またまた続く。

2008年10月19日

KEITH EMERSON BAND LIVE(その1)

行ってきました、キース・エマーソン・バンドのライヴ。
どうか10月18日までは病気になりませんように、地震が起こりませんように、と毎日プログレの神(爆)に祈っていたせいか、無事ライヴの日を迎えることができた。

東京へは飛行機で。実はワタクシ飛行機が大嫌いなのだが、なぜかマイレージがたまっている。国内なら一往復できる分くらいになったので、交通費タダの誘惑に負けてしまい、飛行機に乗ることにしたのだ。でもねえ・・・やっぱ緊張するわ(w


小松空港は雲ひとつ無い快晴。この快晴は伊豆半島あたりまで続いていた。というわけで、私の愛機CONTAX TVS-Dは持病が出てしまい、真っ青な写真が出来上がってしまった。バカな子ほどかわいいっていうけど・・・はあ~・・・。

東京に到着したあとは、宿泊地である新宿へ。羽田の第2ターミナルは数えるほどしか来たことがないので、どこに京急の乗り場があるのかわからずまごまごしてしまったが、新宿に着けばこっちのもの。ASIAの歌詞を借りれば「Here comes the feeling, here comes the same old feeling」である。勝手知ったる街を歩くのは、人が多くても非常に楽だ。
チェックインの時間までは世界堂と東急ハンズ新宿店をぶらぶらする。世界堂は画材のデパートみたいなところで、しかも安い。結局何も買わなかったが、いろんな画材を見ているだけでもウキウキしてしまう。

チェックイン後は、今やJWファンの聖地となった(うそ)渋谷へ。ふと気がつくと、新宿タカシマヤの前に「新宿三丁目」の駅がある。なんですか?これは??

これが「東京メトロ・副都心線」ってやつですか~。確かこの路線って渋谷へ行くんだよね。というわけで、新し物好きのワタクシは、さっそく副都心線へ。

渋谷には数分で着いたが、駅の改札を出ると、そこは全く見たことの無い風景。もしもし、ここは本当に渋谷ですか?と言いたくなるような、近未来的なコンコース。ここはどこ、私は誰~(涙)
渋谷は東京を去る前の1年間通勤したので、全くわからない場所ではなかったはずだが、駅の地図を見ても自分がどの辺にいるかつかめない。もはやダンジョン化しております。

やっとの思いで外に出て、渋谷Loftへ。文具売り場にはずらりと並ぶ手帳やノート。いいねえ、この雰囲気。
いろいろとノート類を物色していると、もうそろそろ開場時刻。場所はSHIBUYA-AXというライヴハウス。定員はスタンディングで1,500人、座席ありで700人とのこと。天下のキース・エマーソンにしては小さすぎない? しかし17日には某ワイドショーで朝から生出演・演奏していたので(キースが!!)、チケットが売れていないのかなあと思ってみたり。
開場待ちの列に並ぶと、そこは私を含めてオヤジ・オバの集団(w いや、私なんて若いものだ。前に行ったTHE POLICE、ASIAはリアルタイムで聴いたバンドだが、EL&Pの全盛期には私は小学生。あの頃EL&Pに萌えた人たちは、私よりも年上ばかりなのである。
座席を探して座ると、そこはなんと前から7列目。しかもキースの斜めうしろ45度くらいの場所・・・つまり、彼が弾く鍵盤がよぉぉ~く見えるってことなんですね。イヤッホ~!
キースの今回の機材はこんな感じ:正面には巨大なmoogのモジュラーシステム、その下にmoog、向かって右には上からKORGのOASYS、下がハモンド。この2つが今回のメイン楽器だったようだ。左側にはよくわからないキーボード(wと、その上に秘密兵器(爆)。そしてステージの右側にヤマハのグランドピアノ。

ライヴの前には主催者から「撮影と録音は絶対ダメよ」のお達しが。英語でも繰り返されていることから、よっぽど音源の流出には神経をとがらせているのだろう。そういうわけで、私のデジカメも入り口でお預かりとなり、機材を撮ることはできなかった。

・・・その2に続く。

2008年10月12日

「TAIKAN」買いました

秋です。なぜ秋はこんなに食べ物が美味しいのだろう。おまけに私の好きな野菜や果物ばかり・・・太れってか。

時を同じくして、外はジョギング日和が続く今日この頃。やはり炭水化物をそれなりに取り、食べた分は走って絞る・・・というのが正しい生活だろう。真夏のように「暑くて走らないし、夕飯の主食はビール」という生活はよろしくない。

さすがにこれくらいは参加すべきだろう、と11月の市民マラソンに申し込み、さあジョギング再開だ。しかし最近シューズがイマイチなんだよなあ。現在外ランのときにはシューズ2足を使いまわしているのだが、2足とも2年前に購入したもので、クッションがイカレてきたような気がする。
・・・という大義名分を並べ、以前から興味のあったリーボックのTAIKANを購入することにした。まあシューズのソールをまじまじと見てみると、2足ともミッドソールが出ている状態なので、「早く買い換えろ、ゴルァ!」とジョギングの神様に言われても仕方がないのだが。

「TAIKAN」とは、ランニングコーチの金哲彦氏とリーボックが共同開発したシューズである。金哲彦氏は体幹ランニングというランニングメソッドの提唱者で、その手の本もいろいろと出している、言うなれば「カリスマコーチ」だ。
どれどれ、と「体幹ランニング」の本を読んだワタクシ、眼からウロコがぼろぼろ。私の心の師匠は小出監督だが、金哲彦さんも師匠の仲間入り。それゆえ、機会があったらTAIKANシューズを使ってみたいと思っていたのだ。

で、今朝10kmくらい走ってみた。お店の人いわく「このシューズは小さめの型なんですよ」だが、私にはそんなに小さくなかった。いつもと同じサイズ(23cm)でOK。ちなみにアシックスも23cmだが、サッカニーだと23cmは大きすぎで、しょっちゅう足の裏の皮が剥けてしまう(涙)
かかとは小さめだが、つま先は結構余裕がある。現在はアシックスのGEL-1110を履いているが、TAIKANのほうが私の足にぴったりかも(私の足幅はEサイズ)。履いた感じで特徴があるのは、前のほうに傾斜が入っていること。といってもadidasのアディゼロよりはゆるいのではないかと。この傾斜、大丈夫かなあ・・・と思ったが、10km走っても大丈夫。それ以上は不明(ww
この微妙な傾斜が重心の移動に役立つそうで、確かにいつもより少し前に重心がかかるような気がする。しかもふくらはぎではなく、ちゃんと大腿筋(特に裏側)で地面を蹴るようにできているんですねえ、これ。意識的に脚を使うように気をつけると、スムーズに走れるような感じもするし。

膝などへの影響はさらに1週間ほど使ってみないとわからないが、最近金センセのおっしゃるポイントに気をつけて走るようにしたら、持病?の膝の違和感がなくなった。走り方が悪いと脚のあちこちに影響が出てくるし、シューズが合わなくてもこれまたダメ。のんびりジョガーといっても、なかなか大変っす。


欠点はダサいデザイン(すみません)と色。しかし新色が出たせいで、この色は値下げになっていた(だから買った)。
これはNKという一番クッション性の高いモデルだが、今までアシックスやサッカニーのGELがたっぷり入ったのを履いていたせいか、固めに感じる。初心者・体重の多い人向けだそうだが、やはり初めての人はアシックスのGEL-KAYANOあたりを履いたほうがいいかもしれない。
「TAIKAN」でググってここに来る人はいないと思うが、もしいたら・・・まあこんな感じです。一度試してみるとよろしいかと。シューズの好みは本当に人それぞれなので安易に勧めませんが、私は結構好きです(w

ところで、このblogもなんと6年目に突入。これからも駄文をぼちぼちと書いていきますので、よろしくお願いしますm(__)m

2008年10月04日

失敗した・・・

気持ちのよい秋晴れが続く今日この頃。
ベランダに置いたすのこに、ペンキを塗ることにした。

すのこにペンキを塗って置いたのは去年の5月のことだったので、すでに1年半近く。
ついでにすのこを置いていない部分にも置くことにする。というわけで、某ホームセンターへ行き、同じすのこを購入。すのこの幅が大きいので、その店でカットしてもらう。さすがに自分で電動のこぎりを使う気にはなれない(w
ところが、だ。以前買ったペンキがどれだったか、すっかり忘れてしまった。いや、なんとなく覚えてはいるものの、同じ塗料が無い。しかたなくそれっぽい色の、水性ステイン塗料を購入する。

9月中に材料は買っておいて、さあいい気候になったし塗るか~とペンキをまじまじと見ると・・・色が違うじゃないですか~! 微妙に違うのならともかく、これじゃぜんぜん違うよ・・・。
もうレシートも捨ててしまったし、仕方ないよなあ、ととにかく塗ることに。あちゃー、ぜんぜん違うわ。しかし「ま、いいか」と塗り進めるあたくし。最近思うのだが、昔だったら絶対許せないことでも、「ま、いいか」で済ませることが多くなったなあ。これも歳のせい?

歴然とする色の違い。どうせ私しか見ないから、いいのよ別に(←半ばヤケ)。


敷き詰めると、それなりにサマになって見えるが、やはり色が違う・・・。しかも今回の色(黒っぽい)の方が、私の好みだなあ。以前のものにも1回だけ上塗りしたので色が濃くなったけど、ステイン塗料なので下地の色が透けるのだ。木目を出したかったので、わざとそうしたんだけどね。
右の写真は好き放題に伸びるローズマリーとバラたち。ジュード・ジ・オブスキュアは私の身長くらいまで伸びたが、花つきが悪い(泣) ローズマリーは2002年の秋に小さな苗を購入したものだから、もう7年目に突入。毎年まめにカットしているのだが、今年は手を抜いたら伸び放題になってしまった。

今年は早い時期から暑かったせいもあり、ベランダ植物の被害は大きかったのなんのって。ブルーベリーは全滅、ERのシャリファ・アスマもお亡くなりになった(号泣)。ブルーベリーは1本だけ9月まで生き延びていたが、9月下旬の残暑ぶりかえりでお亡くなり。あちこちの掲示板等を見ていると、ブルーベリーはある日突然枯れてくることが多いらしい。品種はともかく、日本の気候に合っていない植物なんだろうか。でもちゃんと育てている人もいるからなあ・・・わからん。ブルーベリーはやめて、来年はミニトマトを育てようと思っている気弱なあたくし。
とりあえず「サカタのタネ」のカタログをながめて、来年のベランダ植物計画を立てることにしようっと。
しかし、すっきりすのこを敷いただけのベランダも悪くない。ベランダに植物を置くのも、なかなか難しいものだ。