テント場の朝は早い。翌朝は周囲がかなりざわざわしだした頃に目が覚めたが、時計をみると4時。まだ真っ暗である。
今年のお盆は持ち帰り仕事があったのだけど、その間隙を縫って山へ行ってきた。
翌朝は晴れ。テントは内外とも放射冷却現象による夜露で、水滴がびっしり。さて、今日はどうしようか。このままテントを担いで帰るのはあんまりだ。かと言って、爪が割れてしまったので、重い荷物を持って歩くのは躊躇してしまう。
本来この記事のタイトルは「北穂高岳に登ってきた」になるはずだった。だがいろんなアクシデントが発生した結果、手前の涸沢カールで帰ってきたというお話。