ワイン講座年内最終日。ブルゴーニュ、ロワール、アルザス編。
恒例のジャンケンで再び1位!珍しいなとサンセールのピノを。
◆サンセール ル・グラン・シュマラン 2004 リュシアン・クロシェ
Sancerre Le Grand Chemarin 2004 Lucien Crochet
リュシアン・クロシェは18世紀からロワール地方で醸造。
当主リュシアンと息子ジル(ブルゴーニュで修行)にて運営。
赤が強いルビー色にエッジが透明で熟成感あり。
赤ベリー系の香りと小梅の旨味が乗ったワイン。
恒例の講座生シェフ手料理と一緒に食すと、美味さが増します。
■燻製鶏のテリーヌ、胸肉と生クリームのムース仕立てで。
燻製鶏は塩漬けのマリネ熟成。ヒッコリー、桜の燻しが香ばしい。
ワイン講座終了後の恒例ジャンケン大会で初めての1位!
いただいたのは南アKWVのシラーズ100%貴重ワイン。
◆ペロード 2001 KWV
アブラハム・アイザック・ペロード氏に因む最高級ワイン。
良年にしか造られず、最近では1996年、1998年、2001年。
エッジは茶色がかり、赤みのあるガーネット色。
黒ベリー、黒胡椒、ミント、ココアの香り。
酸はほどほどで、リキュールのようなアルコール感。
1万円超のワインらしいが、コスパは高いとは。。。
◆ステファノ・ルビアーナ PN プリマヴェーラ 2006
メルボルン出張時に仕入れたタスマニアのピノ。
ワイン講座に2本拠出し、余りを持ち帰って試飲。
濃いルビー色で、熟した赤ベリーのジャミーな感じ。
カシス、スパイスの香りもあり、酸やタンニンの余韻。
最南端(つまり冷涼地)ですがボディ感あり。数年待ちたい。
因みに当然ながらの感もあるスクリューキャップ。
購入価格AUD27.00(2007/7)。
◇安曇平 シャルドネ ゴールドラベル スイス村ワイナリー 2005
仕事関係者から試飲して感想をと頼まれたワイン。
長野スイス村ワイナリー、あづみアップルのシャルドネ。
ワイン講座の二次会で講座生とともに抜栓。
最初は還元臭なのか白菜の漬物のような香り。
徐々にこなれると、果実味が戻ってくるような印象。
ミネラル感はあるが、酸の切れ味があまりない。
良くも悪くもあまりアクがなく、和食には合わせやすそう。
いただき物(2006/10)。
☆クリプタ カヴァ
スペイン出張からご帰還の先生から講座生へのお土産。
アンフォラのような丸い底。立たないので寝かせて保存。
カタルーニャ地方のカヴァ・ダグスティ・トレジョが造り手。
マカベオ44%、チャレッロ30%、パレリャーダ26%。
バルトロッサという画家がラベルをデザインしたらしい。
すっきり系で酸も適度。シャンパンと比べると品種の違い明確。
【カルメネール テルーニョ コンチャ イ トロ 2003】
ワイン講座恒例のじゃんけん第2位でGET。
チリ編ならではの土着品種カルメネール。
長い間、メルローと同起源と思われていたらしい。
深い黒紫色で、熟した黒系果実、胡椒、チョコレ-ト。
メルローよりもボディがあり、少し野卑な感じ。
数日経っても衰えない酒質の強さもあるかな。
【ルーウィン アート・シリーズ リースリング 2004】
恒例のジャンケンで2位となり貰ったリースリング。
先日飲んだルーウィンの従兄弟的存在(こっちはArt Seriesだけんど)。
嗅ぐとリースリングとわかるが、ペトロール香かどうかは未だに謎。
アブラってあまり嗅がないしね。因みに講座では花の香りと無難に回答。
ワイン講座アメリカ編の打ち上げ@マコレストラン東京@六本木。
駅隣接ビルの5Fで交通至便、雰囲気◎のお店。
《ワイン編》
当日のワインアップはこちら。
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【ドメーヌ サン・ミッチェル ブラン・ド・ブラン N/V】
ワシントン州のスパークリングワイン。
メトード・シャンプノワーズ(シャンパン方式)、シャルドネ100%。
ストレートな味わいでキレもあり。奥深さは感じられない。
【ハッシュ シャルドネ メンドシーノ 2003】
ソノマの北、メンドシーノはアンダーソン・ヴァレーにあるワイナリー。
樽香が先に立つが、あとで柑橘系、メロン等のフルーティーな香り。
カリフォルニア的にボテっとした白ではなく、スリムさが感じられる。
【ヒッチングポスト ハイライナー ピノノワール 2003】
持ち込み。映画『Sideways』登場のサンタ・バーバラ銘柄。
ルビー色を湛え、チェリーや赤ベリー系の香り中心。
酸よりも甘い果実味を強く感じ、単独で飲んでもうまい。
【シャトー ドワジイ・ヴェドリーヌ 1989】
えめぞ~氏寄付のバルザック2級甘口デザートワイン。
黄金色でハチミツ主体の味。少しレモンのような香りも。
ロックフォールによく合う貴腐ワイン。
《食事編》
大間マグロのカルパッチョ。
マッシュルームクリームのスープ。
平目の炭火焼。ハーブ・白ワインのソース。
サーロインステーキ。ベルペッパーのグレイビーソース。
某店スタッフ作のフォンダンショコラ。ご相伴。
ワイン講座イタリア編の打ち上げでイタリアンへ。
インポーターの方の講義に、ワインも充実。
◇◇◇その他ワイン画像入手次第アップします◇◇◇
シェフ挨拶によればEmilia-Romagna地方の料理。
ブロッコリーのムース、メゴチのグリル、桜肉カルパッチオ、
豚、サーモン等の盛り合わせ前菜。
ポルチーニ茸のパスタ。濃厚なクリーム。美味。
メバルのソテー。ソースが少しくどいかも。
仔羊。柔らか肉でジューシー。
【インツォリア・ビアンコ 2003 サンタ・アナスタシア】
ワイン講座の恒例ジャンケンでGETしたワイン。
シチリア州の伝統品種インツォリア100%の白ワイン。
柑橘系の香りとミネラル。フレッシュ&フルーティー。
清涼感があり、苦味をさほど感じない。ミナミのワインて感じ。
【トレッビアーノ・ダブルッツオ 2003 グラン・サッソ】
ワイン講座イタリア編でのジャンケン負け残りワイン(最下位)。
アブルッツオ州のトレッビアーノ・ダブルッツオDOC&品種。
講座の際のブラインド・メモでは、
「緑がかった黄色(薄い)、粘性弱。果実味、レモン、青い草の香り、
最初に甘さ→次にエグミ、残らない」。
ボトルの裏には、
「桃や西洋かりん、ビワなどの黄色い果実の香りや白い花の香り」。
もしかして違うワインか?
帝国ホテルで行われたPinot Noir Celebration in Japanに参加。
NZの生産者とモジュレーターの解説により進行。
テイスティングのワインは以下の6種。NZとブルゴーニュの比較。
◆Martinborough Vineyard Pinot Noir 2002
◆Ata Rangi Pinot Noir 2002
◆Fromm Fromm Vineyard Pinot Noir 2002
◆Felton Road Pinot Noir 2002
◆Morey-Saint-Denis 2002 Domaine Dujac
◆Chambertin 2002 Domaine Armand Rousseau
NZピノは果実味があり、ストレートな味わい。
中ではアタ・ランギのベリー全開が飲みやすく。
マーティンボローは果実味しっかり、フロムは重厚。
フェルトンロードは濃厚でバランスよし。
ブルピノはまだまだ若いが複雑な香りで熟成期待感あり。
現時点ではデュジャック>ルソーかな。
【ヴァルポリチェッラ ヴァルバンテーナ 2001 ベルターニ】
ワイン講座のイタリア編。今回はヴェネト州など。
例によって講座後のジャンケンで勝ち取ったワイン。
ヴァルポリチェッラ地区のヴァルパンテーナ畑。
リパッソ方式(圧搾したアマローネ用のブドウの果皮を
ワインに加えて再度発酵させる製法)。
コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、ロンディネッラ、モリナーラ種。
講座中はプラム、セメダインと書いたが、今日は甘い果実。
【チェレット アルネイス・ブランジェ 2003】
ワイン講座への参加も3回目。今回はイタリア。
ジャンケンでGETしたアルネイスDOCランゲの白ワイン。
白桃、花の香りがあり、甘さの後にミネラルの苦味。
酸もソフトで飲みやすいワイン。時間をおくと・・・だけど。
なお、グラスはボーヌのマルシェ・オー・ヴァンのもの。
【ゲヴュルツトラミネール 2002 ジュリアン・メイエー】
ワイン講座『アルザス・ローヌ編』での残り物。ビオディナミの作り手。
淡いイエロー。白い花、果物(ライチらしい)の香りにスパイス。
自宅で利くと、化粧品や石鹸といった印象も?
味は甘い→すっきりという面白い変化。
普段、ほとんど飲まない種類なので、楽しみながら飲みました。
【ニュイ・サン・ジョルジュ 1985 ロベール・アルヌー】
隔週で通っているワイン講座への持ち込みワイン。余ったので持ち帰って家で再試飲。
20年前のワインにしてはまだまだ果実味もあり、健全なワイン。少し獣臭も。
ブル古酒は(白以外は)飲んだことがないので、これは新たな発見でした。