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2008年05月31日

バラの季節がやってきた

5月はバラの季節。ゴールデンウィークが終わる頃から、昨年購入した我が家のバラもぽつぽつと咲き始めた。

左はグラミス・キャッスル。小ぶりのER(イングリッシュ・ローズ)で、我が家のトップバッターはこの花。真っ白のかわいい花を咲かせます。欠点は香りが無いことと、とげが鋭くて多いことかな。
真ん中はシャリファ・アスマ。こちらは淡いピンクで、いかにもバラらしい香りがする。しかし、わりと気難しいらしい・・・うちでは今のところ2つしか咲いていない。
右はジュード・ジ・オブスキュア。以前書いたと思うが湿度に弱く、つぼみの時に雨が続くと咲かないらしい。去年はそのためにかほとんど咲かなかったが、今年はボコボコとつぼみを付け、その頃ちょうど晴天が続いたため次々と咲いてくれた。ころっとした形もかわいいものよ。「フルーツ香あり」とのことなのだが、フルーツ香って何だ?と思っていたら、本当にマンゴーっぽい香りがするんですねえ。


ついでに、ブルーベリーの花。意外と我が家には虫が来ないことが判明したため、人工授粉をやってみる。しかし上手くいかなかった・・・。多分今年の収穫は10粒くらい(w

現在の我が家のベランダ。バラコーナーとその他コーナーに分かれております。
その他コーナーにはブルーベリー3鉢とアイビーなど。奥の濃いピンク色の花はペチュニアの一種だが、耐寒性が強く、一冬外に放置しておいても大丈夫だった。そのせいで春はこんなに巨大化しております。
まだベランダは発展途上って感じかな。これからも大工仕事&園芸作業を続ける予定。
こちらはうちの近所にあるバラ園。一面に咲いているつるバラは、スパニッシュ・ビューティという名前である。濃いピンクのヒラヒラした花びらがキュート。おまけに香りも強い。うちにもつるバラを置きたいなあ・・・(無理です)。


バラ園はこんな感じ。結構広そうに見えるが、広角で撮ったから広く見えるだけ。先週末の写真だが、この頃がピークですね。ここはハイブリット・ティー(HT)とフロリバンダ(FR)およびクライミング(つるバラのこと)ばかりで、私の好きなイングリッシュ・ローズ(ER)やオールドローズ(OR)が無いのが、ちょっと悲しい。まあいいんですけど。

ちなみに、左がHT。基本的に脇に出てきた花芽はかきとり、1本だけを残す。この花の名前は「ヘルムート・シュミット」。大昔の某国首相の名ですな。 右がFRの「ゴールドバニー」。花芽は取らないで、そのまま咲かせるのが基本。というわけで、このようにゴージャスな花束みたいな咲き方をする。しかし、花径はHTのほうがはるかに大きいので、1本大きいのが咲いているのも、それなりにゴージャス。

5月半ばからは毎年おなじみの激忙モードだったため、毎朝水をやる時間しかベランダに出なかった。明日はちょっとゆっくり、ベランダで植物の世話に励まねば。

2008年05月21日

ASIA IN NAGOYAだがや(その3)

Daylightでまったりと始まったASIAのライヴだが、2曲目以降はステージ上のメンバーも私たちもノリノリ。よく考えると彼ら、平均年齢58才のおじさんたちなんだよなあ。それでも2時間以上歌って弾いて、ですよ。

特にノリまくっていたのがハウ師匠。あの細い体でぴょんぴょん跳ぶわ、ドラムセットに足をかけて上ろうとするわ(これは上ろうとしただけ)、1992年のイエス(ユニオンツアー)から何回も見ている師匠だが、こんなに動いているのを初めて見た。ついでにMCも初めて聞いて、初めてだらけ。ギターの方も最後に見たイエスのライヴ(2003年)よりはよかったと思う。しかしDon't Cryでのスティールギター、ちょっと怪しすぎないかい?

ライヴが始まった頃はJWのベース音がやたら大きく感じたが、しだいに慣れてきて「言うほどではないじゃん」と思った私。しかし始めの頃はちゃんと聞き取れた師匠やカールのMCがだんだん聞き取れなくなってきたというのは、やはり耳が破壊されつつあったのかも(w
後で知ったところによると、前々日の大阪では師匠がスタッフに向かって「キーボードとベース下げて!」と指示を出していたらしい。そのせいでか、名古屋ではギターが目立っていたような気がする。
しかし・・・しかしですねえ、Taurasのベースペダルの音は半端じゃなかった。JWがペダルを踏むたびに、床からものすごい振動が伝わるのだ。音は当然爆音。JWの左側にはエフェクターらしきもの、ベースペダルは右側にセットされている。歌いながら踏むことは無かったようだが(あれじゃヴォーカルがきこえなくなる)、Time Againでのイントロのペダル連発の時は、凄まじいの一言。イエスのクリス・スクワイアも振動が伝わるくらいのベースを弾くが、ここまですごいのは初めての体験かも。最低音(たぶんC)を思いっきり踏んだ時には、建物全体が揺れているんじゃないかという気がした(マジ)。
U.K.時代からJWのライヴに行っている人によると、1990年代半ばまでJW関係のライヴに行くと、翌日耳がサーサーと鳴っていたそうである。まあ、昔のライヴって音が大きかったよねえ・・・私もよく耳鳴りがしていました(ww
ちなみに例の決めゼリフ(またの名を一発芸)はVoice of Americaの後でこそっと言ったそうだが、私は聞き逃してしまった。ついでにWildest Dreamsで歌詞の"California"を"Nagoya"に替えて歌ったそうだが、それも記憶になし。やはり耳が破壊されていたか? だって1週間前はベートーヴェンの弦楽四重奏を聴いていたんだからねえ(^^;;;

ところで、今回私に「ブラボー!」と思わせたのが、カール・パーマーのソロ。さっすがプログレ界きっての「やりすぎパフォーマンスバンド」のメンバーだっただけある、としか言いようがない。テクがどうのこうのではなく、見せるんですね。いや、魅せるというべきか。
カールのソロはEL&P時代の映像をいくつも見ているのだが、生カールソロはひと味違った。見ていて楽しいとしかいいようがない。うまく見せ場を作っているなあ・・・。御歳58才でここまで叩けるか?! 恒例のバスドラ連打の時に「脱げ~!」と思ったのは、私だけではあるまい(EL&P時代は、ここで上半身裸になっていた)。シックな師匠やジェフのソロや、アコギでしっとりのJWの印象がふっ飛んでしまった(^^;;;
MCのカールもどえりゃーかわいいし(カールは昔からかわいいのだ)、惚れ直してしまった次第である。

ジェフ?ああ、相変わらず落ち着いていましたわ(ww でもこの人もパフォーマンス精神はアリアリで、ラジオスターではシルバーのジャケットにサングラス、ラスト近くではショルダーキーボードを肩から下げて、JWと背中合わせ弾きキターー!!! でもねえ・・・メタボ2人のパフォーマンスは・・・(以下略)。
この時にはなぜか、サッカー日本代表のユニフォームを着て登場のジェフ。今後もJWとコラボに励んでください。

そんなこんなで、ラストのSole Surviverまで楽しませていただきました。やれアンサンブルがヨレヨレだの、カールが走りすぎだの(今回も彼はリズムキープがヤバかった)、JWの声が太すぎだの(還暦近くなって声が太くなる人も珍しい・・・体型に比例か?)と批判されたりしているが、「それが何か?」である。
やっぱりロックのライヴはいいなあ。といってもオフィシャルのライヴ盤になると、そのときの臨場感などが無くなっちゃうんですねえ。やばい、再びブートレッグ収集に走りそうだ。フリップ先生に怒られそうだが(w
ASIAはこの後ヨーロッパを回り、6月からはまた各人の活動に戻るらしい。師匠はイエスのツアー、ウェットン&ダウンズはiCON、カール・パーマーはEL&P・・・と言いたいけれどもそれは無しで、ソロツアーだとか。そして2009年にもすでにUKツアーの予定が組まれているASIA。できれば「ASIAユニット」みたいな感じで細く長く、たまーにアルバムなんぞをリリースして、ベンチャーズみたいに来日してくれればいうこと無しなんだけど(爆)

2008年05月16日

ASIA IN NAGOYAだがや(その2)

名古屋名物・地下街で迷ってしまった私は、なんとかライヴ会場に到着。「中京大学文化市民会館オーロラホール」という名前だが、以前は「名古屋市民会館」だったらしい。名前も外見も渋谷公会堂(現在は「C.C.Lemonホール」)のようだ。

今回の席は、なんと4階。うかつにもチケットが名古屋のみudoで発売されないことを知らず、ボーっとしていたらこの有様である。よたよたと4階まで上っていくと、何とそこにいる係員が「4階席の方は2階の同じ席で見てください」という。うわっ、要は客が入っていないということだ。不安だ・・・。
移動したのは2階のほぼ真正面。これだとセンターのJWのお姿はバッチリ、各自の楽器もよく見える。うしし。

開演時間の17時を5分くらい過ぎた頃、会場内が暗くなり、4人が出てきた。JWだ~!心なしか顔は細くなったような気がするし、昔の面影がちらちら。しかしお腹が・・・お腹があぁぁぁあ! 昨年心臓バイパス手術などという大手術をした人間なのに、なぜこんなに太っているのか。いや、痩せないのか。
今日のJWの服装は、白いシャツに黒のパンツ。昨年は茶色のベストを着ていたようだが、今年はシャツのみ。何かに似ているなあ・・・と思ったら、ハンプティ・ダンプティじゃないですか。いかん、「不思議の国のアリス」のイラストが脳裏にチラチラしだした(ww おまけにこの人、そんなに大きいほうじゃないし、頭も大きめだし・・・やっぱりハンプティ・ダンプティ?(すまん、JW。愛ゆえの毒舌よ)

1曲目はDaylight。地味な曲(知名度低し)のせいか、ほとんど立つ人はいない。ああ、やっぱりお寒いライヴアゲインかよ・・・と思っていたのだが、私の不安&心配はここまで。2曲目のOnly Time Will Tellのイントロ、ジェフのキーボードの音が場内に流れると、1階席の人たちが一斉に立ちだした。ロックのコンサートはこれでなくちゃねえ(私の中では、ASIAはプログレではない)。しかし・・・3割くらいしか埋まっていない2階席にいる私たちは、まったりと座っていたのだった・・・なんか間違っているぞ(涙)

というわけで、毎度おなじみセットリスト。
1. Daylight
2. Only Time Will Tell
3. Wildest Dreams
4. Never Again
5. Round About~Yes
6. Time Again
7. Cutting It Fine~ジェフ・ダウンズソロ
8. Clap~スティーヴ・ハウソロ
9. Voice of America~ジョン・ウェットンソロ
10. The Smile Has Left Your Eyes
11. Ride Easy
12. Open Your Eyes
13. Fanfare For The Common Man~EL&P
14. Without You
15. An Extraordinary Life
16. The Court Of the Crimson King~King Crimson
17. Video Killed the Radio Star~Buggles
18. The Heat Goes On~カール・パーマーソロ
19. Heat Of The Moment
〔アンコール〕
20. Don’t Cry
21. Sole Survivor

各所属バンドの曲コーナーは昨年と同じ。ランダバ(wは去年より締まった演奏だったが、やっぱりこれはアンダーソンのヴォーカルでなくちゃね。ということは、イエスで演奏する曲は無し? The FishでJWがベースソロを弾くってのはどお?(妄想) この曲、コーラスvsリズム隊のポリリズム、むずいだろうな。それにしてもクリス・スクワイアは「コーラス4拍子、ベースは7拍子」をよく演奏できるものだ。すごすぎ・・・。おいおい、今日のネタはASIAなのだが(爆) せっかく師匠とジェフ・ダウンズがいるのだから、DRAMAからの曲もいいかも。Into the Lens希望・・・・と妄想は続く。
EL&Pからは、またFanfare For The Common Manかよ~と思っていた私だが、ライヴで聴くといいですねえ、この曲。つーか、ASIAオリジナルは各楽器ソロ合戦が聴けて、聴きごたえアリ。しかも昨年よりもソロ合戦がヒートアップして、聴きごたえもさらにアップ。JWもすごいハイポジション(というのか?ベースで)で弾きまくっていたし。でもこの人は高音よりも中低音でバリバリ聴かせるほうがいいんだけどね。それにしても、いい曲だ。
Video Killed the Radio Starもわかりきっていたけど、やっぱり名曲だなあ。バックのスクリーンにあの頃のPVが流れたりして、「ああ、こんなビデオクリップだったなー」としみじみしてしまった(1979年の大ヒット曲)。当然私も歌いました。アーワアーワ♪ 
The Court Of the Crimson Kingは・・・もういいです。だいたいあんたの曲じゃないやんか>JW。

JWはサムピック+指弾き。もともとASIAの曲はピックで弾いていたのだが(メリハリを効かせるため??)、昨年のライヴでも指弾きだったようだ。U.K.の1枚目までは指弾きだったJW、ICONのあたりから再び指弾きで演奏している。やっぱり指弾き萌え。途中Voice of Americaでは12弦アコースティック・ギター、ラジオスターでは拡声器(ww と楽器を変えていたが、ベースは途中変えていなかったと思う。

・・・長くなってきたので、またしても続く。

2008年05月12日

ASIA IN NAGOYAだがや(その1)

ラ・フォル・ジュルネ金沢のあとはヴァイオリンのレッスンにオケの定演に・・・とクラシックネタで忙しい日は続く。しかし!忘れちゃ困る、ロックなイベント。そう、今回はASIAのライヴ参戦のため、名古屋に参上。

本日のライヴは17時という早い時間からのため、10時前のしらさぎで名古屋へ。ipodにはASIAの1枚目と2枚目、それに先日リリースされた新作PHOENIXを入れ、予習に励む。と言っても予習が必要なのはPHOENIXだけで、"ASIA"と"ALPHA"はその昔耳にタコができるくらい聴いたので、何をいまさらである。

ASIAにはあまり思い入れが無いようなことを以前書いたが、それはあくまでもTHE POLICEとの比較での話である。ASIAがデビューした時、私はちょうど高校2年生で、全身ロック沼にどっぷりと浸かっている頃だった。2枚目のアルバムが発表された時は大学1年生。だからというのもあるが、この2枚のアルバムには曲云々よりも、その頃の思い出みたいなものが詰まっているような気がする。あ、REGATTA DE BLANCのレビューでも、同じ事を書いた記憶が(www
もちろんHeat of the Momentを最初に聴いた時のインパクトはものすごかったし、ジョン・ウェットン(以下JWと略)は本当に格好良かった。声も私の好みにぴったりの、ちょっとハスキーなセクスィ~ヴォイス。元キング・クリムゾンのベーシストという話だったが、私はその頃「宮殿」と「アイランズ」しか聴いたことが無く、「ふーん、元クリムゾンか」くらいにしか思わなかった・・・アホや。
ちなみに私がREDという名作に出会うのはこの数年後のことであるが、その時でもまだREDのジャケット写真の大きな目の人と、ASIAのタレ目ヴォーカリストが結びつかなかった・・・ますますアホや。

名古屋到着。その後はとりあえず駅ビルでもあるJRタカシマヤと東急ハンズをぶらぶら。やっぱり東急ハンズはええのお。
東急ハンズでモウブレイのクリームを発見。靴用は色の問題があるので涙をのんで見送り、革小物用クリームとブラシのみ購入。余は満足じゃ。

いくら駅前が垢抜けたところで変わらない「大名古屋ビルヂング」の文字。

その後はお決まりのコース・・・楽譜漁りへ。名古屋では栄のカワイに楽譜が揃っているということで、地下鉄で栄へ。ここには周囲ガラス張りの試奏室がある。しかも円形って何よ(w

ガラス張り・円形試奏室シースルーは花嫁道具運びトラックに通ずるものがあるのか?(んなわけない)
それが名古屋クオリティ。

人がいなくなったのを見計らって入り、ちょこっと弾いてみたが・・・実は前日に野々市町のベーゼンドルファー・インペリアルを弾いているんでねえ。批評はやめたほうがよいかと(爆)
ここにはピアノの楽譜がたくさんあるのだが、弦楽器のがあまり無い。さらにいうと、アンサンブル系は全く姿が見えず。というわけで、全くの期待はずれでした。ちっ。
その代わりではないが、丸善でよさげな文房具を物色。。こちらでもずっと欲しかったブックダーツを購入。都会?は文具フェチの血が騒ぐぜ(ww


謎の観覧車付ビル。しかも観覧車は飾りではないらしい・・・これも名古屋クオリティ。

飲み屋街である錦で見かけたモノ。こういうセンス、大好き(ww
オヤジな錦鯉ズがチャーミングこの上なし。どえりゃーええがね。

ドトールでコーヒーを飲んでまったりすると、ぼちぼち会場へ向かう時間。
実はASIAのライヴには不安要素がいくつかある。客は入るんだろうかとか、昨年の名古屋のノリは最悪だったらしいから、そんなお寒いライヴアゲインだろうかとか(ASIAにTime Againという曲があるのだ)、師匠は去年ヤバい演奏連発だったらしいけど復活しているのだろうかとか、昨日はオフだったからJWは二日酔いじゃないだろうな(よけいなお世話だ)、とか・・・ふう、疲れるぜ。
それよりも・・・それよりも、JWはトドの様な体型のままなのだろうか。あのハンサムでナイスガイだったJWに戻るわけはないけど、せめてジェフ・ダウンズぐらいの体型になってはいないのだろうか。相変わらずベースの音は爆音なのだろうか。
いかん、愛するJWに会える、じゃなくて彼のライヴを見れることに脳みそが沸騰状態だ。地下鉄の路線がよくわからーん。ぎゃー、時間があああ~。
脳内アドレナリンを少し下げて、とにかく会場にたどり着かねば。 ...to be continued.

2008年05月05日

ラ・フォル・ジュルネ金沢(その3)

プレイベントから1週間にわたって続いたお祭りも今日が最終日。初夏のような天気が続いた金沢は、朝から曇り空でございます。

今日のターゲット(?)は、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」のみ。開場は13:15、開演13:45だが、友人と12:30に待ち合わせると・・・そこには例のごとく長い順番待ちの列(^^;;
しかし、今回はなんとか1階の真ん中よりちょっと後の席を確保。今までで一番いい席じゃん。

演奏はソリスト:小山実稚恵&OEKなのだが、今まで聴いた協奏曲の中で一番いい出来だったと思う。1階席だったことにも幸いした。とにかくピアノや1st Vnがはっきり聴こえるのだ。やはり座席って重要ですなあ。
小山さんはベテランだけあって、安心して聴ける落ち着いた演奏だった。もっと遊び心があっても・・・と思うのは、欲張りすぎですかね(w 
さらに欲張ると、第3楽章はもうちょっと軽めが好きなんですけど。だってぇ6/8拍子のロンドだしぃ~。でもベートーヴェンだから、あっさり軽くじゃないな・・・。重くしろと言ったり軽くしろと言ったり、わがままなヤツですみません(爆)

昨日のヴァイオリン協奏曲の入りがどの程度だったかは知らないが、私が見てきた中ではこれが一番の入りだった。やっぱりなんとなく落ち着かないなあ、と思っていたら・・・客席のライトを落としていないからですね。オケやソリストは気にならないのだろうか?
そんなこといったら、自分の後や周りに観客がいる状態のほうがよっぽど落ち着かないよなあ>オケ

明日、OEKは東京のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに参加してシューベルトの交響曲第6番を演奏するとか。小山さんも明日ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を演奏するらしい。昨日のイザイ弦楽四重奏団は、今日はもう東京でシューベルトを演奏している。
観客の私たちは3箇所を移動しまくっていたが、出演者も移動しまくりである。お疲れさまです。

これで今年のGWのお楽しみは終わり、今晩と明日は持ち帰った仕事をしなければ(T_T)
しかし今週の土曜日にちょっとピアノを弾かなければいけないので(強制ではない)、ピアノをさらわねば。おまけに日曜日は名古屋でASIAのコンサート。明日からは脳みそを入れ替えて、ASIAの予習に励むのだ(ww
あ、週末にはヴァイオリンのレッスンもあるから、バッハをやっておかないと・・・と何やってんだ、私(爆)

2008年05月04日

ラ・フォル・ジュルネ金沢(その2)

というわけで、ラ・フォル・ジュルネ金沢の2日目。今日は当初の予定通り、11時から17時過ぎまでコンサートに明け暮れるつもりで午前中から駅周辺へ。

今日行ったコンサートは以下の通り。
11:00~ OEKメンバー:弦楽四重奏曲第8番、大フーガ
13:00~ ポワトゥ=シャラント管弦楽団:ピアノ協奏曲第4番
14:00~ イザイ弦楽四重奏団:弦楽四重奏曲第14番
16:30~ OEK:交響曲第3番「英雄」
19:00~ イザイ弦楽四重奏団:弦楽四重奏曲第9番、第10番

聴くのがハードスケジュールなのはもちろんだが、聴いている時間以上に待ち時間(チケット引き換えに並ぶ時間、開演までの時間、キャンセル待ち時間)があるという一日。しかも場所が3箇所に分かれているため、金沢駅周辺を走り回った。スニーカーとジーンズでよかった・・・ついでに、走ることに慣れていてよかった(ww

今日はもうこれにつきますよ・・・イザイ弦楽四重奏団っす。いやあ、たまげました。何がたまげたって、各パートの楽器の音色から違うのだ。繊細かつエレガントとしか言いようが無い、楽器の音。特にヴィオラの音にびっくり。これがヴィオラと言うなら、私が今まで聴いてきたのはヴィオラという名の違う楽器だったのだろうか?と思うくらい美しい。チェロもヴィオラも低音のガシガシしたところが全く無く、エレガントこの上なし。おまけにアンサンブルもエレガントで軽やか。ベートーヴェンにしては線がちょっと細いかな?とも思ったけど、そんなものノープロブレム。午前中のは細かいところがちょこちょこと気になったが(←私のビョーキ)、イザイの演奏は何もかも考えずに音楽を楽しめた。世界レベルの弦楽四重奏団って、こんなにすごいんだ。これのおかげで、ほかのコンサートは全て私の中から吹っ飛んでしまった。OEK?ああ、なんかやっていましたねー(爆)

チケット4を全て使い果たしてしまったので、19:00からのは聴けない。前売りは全て完売だし。でもどうしても聴きたかったので、キャンセル待ちの列に並ぶ。並ぶこと1時間弱、おかげでアートホールというキャパ300人ちょっとの小さいホールでイザイ弦楽四重奏団を聴くことができた。こちらも期待以上の素晴らしさ。弦楽四重奏曲第9番の第4楽章なんて、鳥肌ものでしたよ。つーか、弦楽四重奏などの室内楽は、生で聴いたことがあまりなかったからなあ。聴く機会もあまり無いし(涙) CDを買ったところで、生演奏での感動は得られないし。うーん。
ところで、このイザイ弦楽四重奏団のチェロ奏者は、ロシアのプーチン大統領によく似ている(w 昼のコンサートが終わった後、音楽堂の入り口に立っていたら、イザイのメンバーが楽器を片手に出てきた。ステージ上でもプーチン氏は小さいなあ、と思っていたのだが、何と私の横に立ったプーチン似チェリスト氏はほんとに小さかった。身長152cmの私よりちょっと大きいか?という感じなので、160cmそこそこではないだろうか。でもチェロですよ、チェロ。手は大きいんだろうな。ちなみに私はヴァイオリンの先生にも「手、小さいですね」と言われたので、チェロの夢はあっさり捨てました(爆) 「先ほどの演奏、素晴らしかったです!!」とプーチン氏に言いたかったが、あいにくフランス語はきれいさっぱり忘れたし、英語はどうなんだろう・・・と思っているうちに去っていってしまった。あ、こういうところで声をかけたがるって、オバの証明ですな(ww

ピアノ協奏曲第4番が始まる前。見てのとおり弾き振りだった。
この角度では弦楽器がダンゴに聴こえることが判明。昨日のクラの音がイマイチだったのも、そのせいだったみたい。
で、曲は・・・ぬるかった(-_-)
こちらは邦楽ホール。これからイザイです。当然提灯は消していた(w

明日の予定はピアノ協奏曲第5番のみ。これは友人と聴きに行くという、「普通のコンサートの聴き方」でございます。

2008年05月03日

ラ・フォル・ジュルネ金沢(その1)

今年のGWのイベントはこれしかない!のラ・フォル・ジュルネ金沢。チケット4という好きな4公演を聴くことができるチケットを購入したので、それと自由席チケットを片手に金沢駅周辺をぶらぶら。

今日のメニューはピアノ協奏曲第3番、それに弦楽四重奏曲第7番を聴こうかどうしようか、という感じ。
ピアノ協奏曲は15:00からなので、のんびり家で楽器をさらったりしていたのだが・・・なんと指定・自由席とも完売でチケット4は開演1時間前に配られる整理券がいるということが判明。どっひゃー、昨日チェックしたときにはそんなこと書いてなかったじゃないの~~と時計を見ると、13:20。あわてて家を飛び出し、バス停に向かうのだが・・・その目の前をバスが通っていった(ww
仕方なく車で駅へ。いつも停める100円パーキングは当然満車。もうすぐ整理券が配られるー、とりあえず停めなければー、と偶然見つかったのは金沢駅の屋上にある駐車場。こんなところに駐車場ができたんですね。知らなかった。
駅のコンコースではブラスの演奏が。曲はベートーヴェンではなく、なぜかDEEP PURPLEのHighway Star。いやあ、いつ聴いても名曲ですなあ(爆)

何とかたどり着いた音楽堂。
前には椅子とテーブルが並べられ、飲み物や軽食が売られております。

そこで見たのは、整理券を求める人の長い列。ひー、まさか「定員です」と言われないだろうなあ。チケットが無事に手に入るまで並ぶこと、20分弱。地方都市に住むとふだん「並ぶ」ことがないので、この時間はちょっとなあ・・・しかたないけど。

14:40だとこれくらいの人。だいぶ減ったなあ。しかし金沢にしては驚くべき人の多さよ。

席は2階のすみっこ(T_T) 隣には小さな子どもを連れた家族連れが。このコンサートは3歳以上OKとのことで、子どもの姿も多く見られたが、私の隣のお子達は音楽に全く関心が無いようで、演奏が始まる前からぐずぐず言い出した。嫌な予感は的中し、第1楽章は全く落ち着いて聴けず。あまりにぐずりがひどくなってきたので、親もあきらめて途中で出て行ったが、カデンツァの最中にガタガタと出て行かないでくれよ・・・(号泣)。
アンケートにしっかり「コンサートによっては6歳以上入場にしたほうがいいと思う」と書いたのは言うまでもない。

というわけで、第1楽章はあまり記憶なし。場所のせいか、弦楽器がちょっとダンゴに聴こえる。井上氏ならもっとかっ飛ばしかなと思っていたのだが、わりとおとなしい速さ。ソリストに合わせたのだろうか。
第2楽章はこんなもん?曲自体がちょっと退屈じゃないすか?? おまけに第2楽章の最後の和音の入りが微妙にバラけていたような(^^;;;
で、私の愛する第3楽章、ロンド。楽譜を見たことが無いし、いつもボケーッと聴いていたので気がつかなかったけど、この楽章にはフーガがあるんですね(オケ部分)。フーガ萌え。
途中、クラとピアノが交互に同じテーマを弾くところがあるのだけど、ちょっとイマイチ。これは座っている席のせいかな。クラ+ファゴットのソロの音もなんだかなあ。フルートはよく聴こえたし、よかったんだけど。
ソリストは無難にまとめていて、良かったです。はい。

ボケボケの写真ですみません。人が多すぎて、ステージにまで観客席を作ったのだ。
ここはベルリンフィルか。

整理券入手のドタバタで疲労したため(うそ)、今日はこの1曲でお終い。明日は11:00から17:00過ぎまで音楽堂近辺でうろうろするつもりっす~。