地獄でなぜ悪い

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園子温監督のコメディ?といってももちろん園子温監督だから一筋縄でいきません。でもとてもおもしろかった。

映画のための映画つう感じの映画。園子温がタランティーノに対抗してキルビル日本版で撮ってみましたって感じ。B級感たっぷりですが、すんごくおもしろくて、最後はちょっとせつなかった。暗すぎるのもつらいので、血だらけの物語でけっこうむちゃくちゃに死ぬけどそれで良いのだと思う。みんな夢に生きて死ぬのだから。

なんつうーか、テンポもテンションも全く落ちないままなのが凄いですね。その上で想像の斜め上の方に展開していくというか。。。また役者も達者でおもしろかった。國村隼も堤真一も友近もなんというか、映画観ているともうこの人しか考えられないというはまり方。堤慎一さんの外れ方というかヤクザの組長好きだなあ。長谷川博己さんも「ミタ」のときはそんなに好きでもなかったけど、この映画青年はよかった。星野源さんは逆に演技は素人だと思うんだけど、それが妙にはまっていると思った。

とにかく今年一番は「パシフィック・リム」と書いちゃったんだけど、「今年一番の邦画」ということにしておこう。

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このページは、なおきが2013年9月29日 20:27に書いたブログ記事です。

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