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2003年12月31日

THE LAST SAMURAI

年末です。というわけで、N響演奏のベートーヴェンの第9を、TVで見ながら書いています。

今日、「ラストサムライ」を見てきました。良かったです。必要のないと思われるエピソードもあったものの、2時間半があっという間。どっかのネット掲示板(2ちゃんではない)で「富士山があんなふうに見えるわけがない」だの、「あの時代に侍の格好は変だし、時代考証を考えていない」などと言う書き込みがあったので、はてさてどうやら・・・と思っていたのですが、映画が始まってすぐに、あのフィクションの世界にどっぽんと浸ることができました。→以降は少々ネタバレなので、見に行くつもりの人は読まないほうがいいかも。

前評判どおり、やはり渡辺謙の存在感はすごいです。トム・クルーズもかすんじゃうぜ。この話は誇りを失った軍人・オールグレン(トム・クルーズ)と、政府とのいざこざがどうこうではなく、最後までサムライとしての誇りを全うしようとする勝元(渡辺謙)との対比が大きなテーマのひとつなのですが、2人のシーンでは渡辺謙のほうが完全に圧倒してます。ま、勝元は武士のトップ(英語じゃLordだ)ですから、それだけ威厳がある演技なのはあたりまえですけど。
などと言っても、さすがにトム・クルーズ、真っ当に役をこなしています。ブラピじゃ無理だな。
真田広之は、こんなもんかい、という感じ。小雪は、別の人でもええんちゃう?でした。

勝元のモデルは西郷隆盛、というわけで政府軍とのいざこざは西南の役、とどっかで目にしましたが、あまりそのようなことは考えないほうがいいでしょう。そういう予備知識を脳みそに入れて見たりするものだから、あの時代に鎧兜はなかろう、とかあの戦闘は田原坂だろうか、とかいった訳のわからないことを考えたりするのです。あくまでもフィクションと考えて、空っぽの頭で見ればよろしい。普通の日本人なら、空っぽの頭で十分楽しめます。日本に関する知識がない人には辛いかもしれないけど。でももしあれが西郷隆盛だとしたら、氏尾(真田広之)は桐野利秋となり、史実とぴったりだなー(笑)

所詮ハリウッド映画と言ってしまえばそれまでだけど、こういうのを見ると今の日本人はいったい何なんだ?と思ってしまうのは私だけでしょうか。私は歴史ものオタなので常々思ってはいるのですが、日本人としての誇りを忘れず(この辺は海外生活をすると身にしみる)、毎日平和にご飯を食べられることに感謝しようね(この辺もテロを目の当たりにしたので、ちょっとしみている)。
というわけで、明日からは勤勉に勉学に励もうと決心しております。この休みの間に「CHICAGO」も見たし。やばっ。

2003年12月27日

バロンドール

クリスマスイブ、クリスマス、と大不調でほとんど固形物を食べる事ができなかったのですが(ポカリスエットしか胃が受け付けなかった)、無事に風邪から回復しました。今日は朝からホットサンドなぞ食べています。やはり十分な睡眠がよかったのでしょうか。2日とも10時間寝てたからね(仕事には行ったけど)。学校が無くてよかった。でもコーヒーはまだ受け付けないみたい。

さて、先日サッカーの欧州最優秀選手(バロンドール)にユヴェントスのネドベドが選出されました。ところが、これにブーイング続出だとか。

この記事を見ると、好きな事をいってますなぁ、ジョカトーレの皆さん。確かにネドベドって華麗というよりちょこまか、って感じ。最近の受賞者、ジダンやリバウド、フィーゴとはキャラが違うんだから、仕方ないとは思いますけど…(「俺の方が華麗だ!」byマルディーニとか?!)。そんなこといったら、ファン・ニステルローイなんかもアウトのような気がしますが。

ちなみに歴代バロンドール受賞者、見ているとなかなか面白いです。
3回受賞者は、やはりすごいですね。クライフ、プラティニ、ファンバステン・・・フリットって華麗だったっけ?関係ないけど。
ジダンなんかもう1回もらってもいいんじゃないかと思うのですが、最近のレベルが高いのか、はたまた彼の実力がクライフやプラティニに至っていないのか。

私としては、早くアイマールにあげたいですね。早くもらえるような選手になってよ(けっこうきていると思うんだけどなぁ)。

2003年12月24日

クリスマスイブ

今日はクリスマスイブです。だから何なんだ。あたしたち、仏教徒でしょ?
一昔前のような派手なセレモニー(カップルでシティホテルに泊まってぇ、プレゼントはカルティエのなんとかでぇ・・・ってやつ)は影を潜めたようですが、街が年々電飾(笑)で派手になってきています。アメリカの真似して、どーするんじゃ。

クリスチャンでないあたくしはそんなに浮かれるわけがなく、日本人としてのアイデンティティ、もとい帰属意識を高めるべくラストサムライでも見に行こうかなーと思っていたのですが(今日はレディスデーで映画が安いのだ)、どうやら風邪をひいた様子。朝から寒気がとまらず、現在ホカロンを背中に貼り付けています。こういう日はさっさと帰って、はちみつレモン湯でも飲んで寝ることにします。嗚呼。
(なんてクリスマスイブなんだーーーー!!!)

2003年12月18日

最近作ったもの

久しぶりにメシネタです。飯ネタファンの皆さん(そんな人がいるのか?)、お待たせしました。
最近作ってヒットだったのは、この2つ。

pancake.jpg  tofu.jpg

左はパンケーキwithりんごの甘煮、右は豆腐ステーキ野菜あんかけです

パンケーキはホットケーキより種をゆるめに作ります(ホットケーキミックスは使わないのだ)。りんごはいちょう切りにして、砂糖とシナモンで煮たもの。これにアイスクリームを添えれば完全なアメリカンな食卓なのですが、残念ながらアイスクリームは無し。メープルシロップはミディアムアンバーが美味なのですが、なかなか手に入りませんね。

豆腐ステーキの野菜あんかけは、なんとなく思いついて適当に作りました。
豆腐の水切りをして、小麦粉を付けてフライパンで各面を焼きます。野菜類は炒めて塩・こしょう・オイスターソース等で味を付け、片栗粉でとろみをつけたら豆腐の上にかけて出来上がり。なかなかウマーです。でもこの写真を見る限り、焼きビーフンみたいですな。

冬は台所に立っていても苦にならないので、創作意欲がわきます。いいことだ(^_^)

2003年12月14日

TOYOTA CUP

今日のメインイベントは、TOYOTA CUP
クラブチーム世界一を決めるこの試合、いつの間にか日曜日開催になっていたんですね。
12月の初め「あり?TOYOTA CUPは??」と思っていたら、日曜日かつ横浜国際競技場で開催。ありー、世の中変わったんだわ。

開催場と日時は変われども、ACミランのDFは変わりませんねー(笑)
コスタクルタの37歳って、あんた・・・延長になってヘタってきたのもわかるわ。セードルフは相変わらずちょこちょこ動き回っていたけど、マルディーニも延長でヘロヘロっぽいし。あ、その代わりといっては何ですが、PKで外しましたね>セードルフ
シェフチェンコは「おっ、やるぅ~」という動きを見せたのが、1回くらいしか無かったような・・・今夜の観客(含、TV観戦)の95%はシェフチェンコ目当てでしょうから、もうちっとピリッとしたところを見たかったなぁ。今日はトマソンの方がよかったかも。
気がついたらピッポ・インザーギも、はや三十路。ちょっとピクシー(ストイコビッチ)似の、私の好みの男になったわーなんて思ったけど、最近サブに降格なんすか?それとも体調のせい??(情報を仕入れていないので、よくわからない)

日本テレビはいろいろと反省して、コメンテーターに某お笑いタレントをよぶのを止めたのかと思っていたら、後半からしっかりやってきました。おかげさまで、後半は音声なしで見なければいけない羽目になりました。
毎年言っていることですが、まともな解説&アナウンスのできる人以外は呼ぶべきではない。
なぜあの人が毎年実況の席にいるのか、日テレの番組担当者に説明していただきたい。こういう訳のわからん実況を喜ぶほど、現在の日本のサッカーファンのレベルは低くないと思っていますので。

2003年12月13日

六本木ヒルズ

今日六本木ヒルズへ行ってきました。

tree2.jpg hills.JPG

上の写真をクリックすると、大きい写真を見ることができます。

初めて行ったのですが、「で?これが六本木ヒルズってヤツですか??」という感じ。レストランやショップがあちこちにあり、まとまっていないので、常に地図とにらめっこです。あれだけのスペースをとってビルを建て、一つの街を作るというやり方は非常にぜいたくかつこれからの都心での住み方を考えてのことでしょうが、果たしてあそこに住スペースは必要なのだろうか?と考えてしまいます。
一つの街を作るといっても、お高いレストランとスーパー、普段の生活と何の関係も無い店が並び、私なんぞのレベルだとあそこで「生活」するのは不可能と思われます。やはりあの家賃を払う人は、あーゆうショッピング街?で満足するんだろうな。うーむ。

その後自由が丘スイーツフォレストへ向かいましたが、あまりの人の多さに入場を断念。今までネットショップで愛用していた「cuoca」がここに出店しているのは、大ヒットなんですが・・・
それにしても、自由が丘も人が多い。大昔よく自由が丘へ行っていた頃は、こんなに人がいたっけ??

今日の収穫はHACドラッグで買った、ヴァセリンのみ。cuocaでカラメルタブレットを買うつもりだったんだけど止めました。プリンを作るかどうかわからないから、まあいいや。

2003年12月07日

ウイルスメール

金曜日から今日にかけて、ウイルスメールが大量にやってきました。
特に今日(7日)の午前1時から午前10時にかけては、32通です(-_-;)
ちなみにウイルスはW32.Swen.A@mmでした。

私のパソは感染する前にNorton AntiVirusがウイルスをキャッチして、検疫→駆除しているのですが、なんせプライベートなメールアドレスに来ちゃったので、おののいております(ショッピングやメルマガなどは別アドレスを使っています)。
皆様もお気をつけあそばせ。私からはばら撒いていない、と思っているのですけど・・・(T_T)

マンU vs チェルシー

スカパーとおさらばして以来、すっかり海外サッカーに疎くなってしまいました。ネットで情報を得る事はできるのですが、やはり映像を見てなんぼでしょ。もちろん、生で試合を見るのに越したことはないのですが。
で、先週末にあったマンチェスター・ユナイテッドチェルシーの試合の映像も、今日のスポーツ番組でやっと見ることができました。といっても、ほんのちょっとですが。

おお、ロイ・キーンは相変わらず燃えているなー。今季のメンバーを見てみたら、ベッカム君を除いてMFの有力どころなんざ4,5年前と変化なしですね。ベロンはどこへ行ったの~と探してみたら、なんとチェルシーにお名前が(^_^;)
ついでにマンU公式サイトにも久々にアクセスしたのですが、なんだかだいぶ変わっちゃいました・・・。前はシンプルな構造だったのにさ。モバイル用やら「Man TV」「Man finance」「Man Travel」って・・・・世界一のお金持ちチームは何考えているのか、ビンボー人には理解できません。

そうそう、マンUvsチェルシーの映像を見て気になったのが、チェルシーの監督。オーナーはやたらとTVでクローズアップされていたのですが(笑)、監督をあまり見ることがありませんでした。やはりスカパーがないのは大きい。で、何が気になったかというと、この監督ダンディですね~いいですね~私好みですね~。
アーセナルのヴェンゲル氏も久々に見ることができましたが、相変わらずダンディでした。ラテン系のダンディなおじさまは、鑑賞にいいっすね(爆)

2003年12月05日

税制の歴史

今日はすごーーーーく硬い内容のことを書いちゃったりしますので、興味のない人はすっ飛ばしてください。しづはメシの事ばかり考えているわけではない、と生暖かく見守ってくだされば、幸いです。

昨日の学校は「同族会社と留保金課税」のテーマでした。簡単に言うと、「同族会社」とは株主が社長一族や知り合いばっか、という会社の事です。もちろん「同族会社」には厳密な法律の定義があり、こんな訳のわからん定義じゃないです(^_^;)

日本の法人税法では、この同族会社の留保金(会社内にとどまる所得のこと)に分離課税方式で課税しており、世の中の中小企業(同族会社が多いですね)にすっごーく不評との話でしたが、これは戦後のシャウプ勧告でできたものだという事を今日知りました。

で、ついでに戦前の税制についてちょこっと調べたのですが、なかなか面白いですね。
日本の税制は大宝律令(701年)の租庸調から始まるのは有名な話ですが、その後律令制を経て、鎌倉時代までは土地税が中心となります。しかし室町時代には商工業の発達により、現在でいう酒税関税のようなものが現れます。江戸時代には税のバリエーションも増えますが、基本は収穫高に応じたものでした。だって国民のほとんどが農民でしたからね。「百万石の加賀藩」だの「島津藩は五十万石」というときの石高は、この集まる米の石高、つまりどれだけ税金が集まるか、みたいなものです。

明治時代になって、世の中が一変したのは税制も同じです。
課税対象は収穫高から地価に変わりました。ちなみに所得税ができたのは1887年ですが、そのときの税率は0.8%だったそうです。地方税相続税、などができたのも、明治時代のこと。一時酒税が税収トップの時代もあったとか(^_^;)
法人税の歴史は意外と新しく、1940年に創設されました。法人税とは「法人に対する所得税」なので、基本はあくまでも所得税です。

現在みなが知っている「源泉徴収制度」や「青色申告制度」が登場したのは、戦後のシャウプ勧告によって、です。アメリカの税制をもとにシャウプ勧告はつくられたわけですが、アメリカでは源泉徴収制度はありません(確か)。源泉徴収制度は大変便利ですが、税に対する関心や認識が希薄になるような気がします。だって自分の納税額って、記憶してる?>勤め人の皆さん
で、平成に入って創設されたのが「消費税」。これって、「高齢化社会を控えて、財源を確保するため」に作られたんですね(←今頃知った)。それを考えると、消費税を引上げるとかなんとかいうのは、本来の目的に合ってるのかもしれない。でもやめてほしいけど。せめて食料品・衣料(一万円以下)は現行のままで行って欲しいです~と、あたくしは訴えたいです(青年の主張ならぬオバの主張)。

2003年12月01日

ホットサンド具材研究論・その1

ホットサンドメーカー(以下バウルーという)を購入して、10日が経過した。
この間週末のブランチはホットサンドを作って食べたのだが、その具材及びパンについて気のついたことを以下に述べたい。
hotsand.jpg

・・・などと偉そうなことを書いていますが、まだ大したバリエーションはありません。
今までに試した具材は、以下のとおり。
たんぱく質類・・・卵(スクランブル)、ベーコン(カリカリに焼く)、ハム、ツナ缶、とろけるスライスチーズ
野菜類・・・千切りキャベツ、トマト、きゅうり、玉ねぎ(みじん切り)、
調味料・・・ケチャップ、マヨネーズ、バター(外側に塗る)
パン・・・食パン8枚切、12枚切

これらを適当に組み合わせて焼きます。
私の現在のベストは「スクランブルエッグ+カリカリベーコン+千切りキャベツ+きゅうり+ケチャップ;マヨネーズ+外側バター」。とろけるチーズは、とろけすぎてイマイチですね。
私は暖かいトマトが嫌いなので、なんでホットサンドにトマトを入れたのか、自分でも訳がわかっていません(単なるチャレンジ精神)。
千切りキャベツは、マストアイテムと化しました。しんなりしたキャベツは甘みを増して、ウマーです。その反面、玉ねぎは中途半端に加熱しないほうが良いかと。
パンは6枚切を半分にした12枚切がよろしい。カリカリになります。
8枚切はボリュームがあっていいけど、パンがはみ出してあっという間に焦げる可能性が高いです。サンドイッチ用の10枚切りを見つけたら、今度購入しようと思っています。ベストの厚さになる可能性高し。
バウルーの内側にバターを塗ってからパンを置いて焼くと、カリカリ度がさらに増します。
しかし焼き色がつく時間が短くなるので、じっくり火を通したい時は、バターを塗らないほうがよろしい。

やろうやろうと思いつつ、おやつタイプの具材はまだ試していません。
まずはりんごとバナナだね。次回の結果発表(?)を乞うご期待。