ブダシキン―ロシア序曲

| コメント(0) | トラックバック(0)

classic-54-01.jpg

はて、ブダーシキンの曲を他のクラシック曲と同等に並べても良いものか。。。いや、好きだから良いのだ。

ニコライ・ブダーシキンは1988年に亡くなったロシアの作曲家であるが、ロシア民族楽器オーケストラ(バラライカオーケストラといった方が通りがよいだろうか?)への作品が多く、クラシックで一般に知られることは少ないと思う。日本ではマンドリン合奏用に編曲された作品のほうが知られているかも。ロシア民族楽器オーケストラもマイナーな存在で、ながらくオシポフ民族楽器オーケストラが1962年にマーキュリーに録音したものくらいしか手に入り難かったのだが、前世紀の終わり頃にスイスのClavesから唐突に4枚も新録音がCDで手に入ることになって狂喜したものである。もっともClavesもその後つぶれたんでしたっけ。。。

表題のCDはその4枚目でブダーシキンの曲集である。作風はわかりやすいロシア的な旋律、民謡をもとにしていて親しみやすいものだけれど、単なる民謡編曲よりはもう少し構成がしっかりしている。ロシア民謡の「一週間」などを使用しているドムラ協奏曲も有名なのだが、個人的には最初のロシア序曲が好きで好きで好きだ。マンドリン合奏もあるけど、原曲の方が楽器の性質上音色が軽くこの音色と速さが好きです。

アマゾンでまだCDは手に入るのだろうか。アマゾンでもiTunesでもmp3では販売されているようだ。上記リンク先で試聴もできるので聴いてみてほしい。うーん、ブダーシキンのほかの曲も録音されないかなあ。いやこの一枚があるだけでもちょっと奇跡的か。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://ns.concordia.to/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/1635

コメントする

このブログ記事について

このページは、なおきが2014年6月15日 01:54に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ピアソラ―プンタ・デル・エステ組曲」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。