映画を見逃してしまったのだが、ずっと気になっていたのでコミックのほうで買ったのだが、読むのにずいぶんかかってしまった。まあコミックというよりはグラフィックノベルと言われるように、単なるコミックの枠には入らないわけだが。スーパーヒーローが単なる変身オタクという設定がおもしろい。しかし、そのような枠を超えての善悪の意味を問うようなこの世界の重さはなんとも心に残る。ロールシャッハが悲しすぎるが共感してしまうのはなぜだろう。
で、読んでみると映画館で見られなかったのは残念だけど、原作を読まずに映画を見ても、こりゃ理解きれなかったかもしれん。読むだけでもずいぶんかかってしまった。しかし、冷戦下の閉塞感はなくなったのかというと、テロというより経済活動自体が閉塞感を生んでいるような現状では何も変わっていないのかもしれない。
もうすぐBDで出るのでコレクターボックスで買っちゃうんだろうなあ。
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