パーヴォ・ヤルヴィとトーマス・ダウスゴー は前からベートーヴェン交響曲全曲を録音中で、いずれも出るたびに全部購入していたので買うのだが、最後の第9が同時に出なくても。。。 私としてはどちらもそれなりに気に入っているので、やはり買っちゃうのであった。そもそもベートーヴェンの交響曲の中ではやはり第9は大きすぎてひいちゃうし、あんまり聴かないんだけど、聴けばやはりすごい曲である。
年とったのでクラシックで聴くものもだんだん本当にクラシックな曲になってきて、ベートーヴェンの交響曲はどれも良いと思うわけですが、時にロマンチックな演奏も良いけど好みとしてはピリオド奏法のほうでしょうか。で、パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルとダウスゴー&スウェーデン室内管弦楽団はどちらも現代オケですがピリオド奏法のアプローチを取り入れて似ているといえば似ている。パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルのものが人気のようだが、どちらもすさまじい推進力とリズム感、良いバランスを持っていて、私はダウスゴー&スウェーデン室内管弦楽団のものもとても好きなのだ。
さて、これで全集になったわけだが、どうもパーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルのほうは両刃の刀のようでちと鋭すぎる気もするので、ダウスゴー&スウェーデン室内管弦楽団のほうをとも思う。しかしパーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルのほうはSACDで、それはそれでありがたい。ダウスゴーのほうは珍しい曲も入っているので良いのだが、聴くときには交響曲がまとまっているほうが良い気もするし。。。
どちらも全集として手に入るようになれば推薦したいけど、特にダウスゴーという指揮者はこのベートーヴェンに限らず推薦しておきたい。彼のシューマンも大好きだ。
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