三人の名探偵のための事件

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一冊読むのにずいぶんかかっています。

というわけで?積んであったレオ・ブルースの「三人の名探偵のための事件」を、この年末年始に読んだ。なんか昔と比べてすんごい時間がかかっているんですけど。。。

で、1936年の作品ではありますが、パロディというかオマージュというか、小さな村の殺人事件に有名な三人の名探偵が現れて。。。という内容で、その探偵たちはピーター卿、ポワロ、ブラウン神父とそっくり(容姿や語り口だけではなく操作方法も似てます)な探偵たちが勝手に?事件を捜査し始めます。オマージュというにはピーター卿もポワロも現役の頃だよねえ。しかもほんの少し前の鳴鐘法とかまででてくるし。。。

で、もちろん三人の探偵たちがそれぞれの推理を開陳するけど、実際の事件は、、、ということで、なかなか面白かったです。が、できれば元になった探偵たちの本をある程度読んでいないと笑えないという短所もあります。しかし、なんつうか元のフォーマットを壊す試みというか自己パロディ化というか、まあ1930年代からこうなっているんだから、新本格とかでとやかく言うことはないですな。ただ楽しめるんだけど、展開が事件→取調べのみというのはちょっと飽きる。ま、それも三人それぞれの特徴が出ていてよいのだけど。

レオ・ブルースは読んだことなかったので積んである他のビーフ巡査部長シリーズも読みますか。

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このページは、なおきが2011年1月10日 20:20に書いたブログ記事です。

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