中期以降の長編はほとんど読んだはずなんだけど、国名シリーズがひどい。
- ローマ帽子・・・未読
- フランス白粉・・・未読
- オランダ靴・・・10ページで挫折
- ギリシア棺・・・読了ただしもうほとんど覚えていない
- エジプト十字架・・・読了ただしもうほとんど覚えていない
- アメリカ銃・・・未読
- シャム双生児・・・読了
- チャイナ橙・・・読了、ただしトリックのみ覚えている
- スペイン岬・・・読了
- ニッポン樫鳥・・・読了、でもこれ国名シリーズじゃないよね
というわけで、覚えていないのは中学生か高校生の頃読んだものだから、今からすると読んでいないと考えても問題がないレベルである。この際全部読むか、と思って、しかも「ローマ帽子の謎」が新訳で出たことだし、ということで読んだのだが、読むのにかつての5倍くらい時間がかかっている。目が弱っているのかな。
で、さすがクイーンだし、おもしろいといえばおもしろいんだけど、そこまでおもしろいかというとそういうわけでもなく、1作目にして全作制覇は挫折してしまった。いや、推理はある、というより推理しかない、ので私はやっぱり小説にこれを求めているのではないのだと感じたのである。単なるパズルなんだよね。もちろん、推理小説としてのレベルは凄く高いとは思うのだけど。。。劇場から出るところで帽子について、どれだけ何を調べたのか読んでいてもよくわからんし。。。
最近芥川龍之介とか読み直しているんだけど、やはりそちらの方に戻ろう。。。
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