緑のカプセルの謎

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推理小説を読みたくなったので、間を空けたのでカーを読んだ。やはり傑作だわ、これは。

といっても、読んだのはたぶん高校か大学の頃で、ほとんど覚えていなかったので楽しめたのがよかった。しかしこれほどまでに忘れているものかね。

が、しかしさすがに半分超えたあたりから犯人がわかったというかトリックを思い出したというか。で、再読して思うのだが、カーの中でもやはりこの作品はよくできているなあ。特に質問に関するトリックとフィルムのトリックが二重に重なっている味わいがすごい。やはり推理小説では犯人はこういう悪人がよいね。なんか犯人が偶然殺してしまったとか、偶然が重なって謎が深まったとかいうのはダメだ。またフィルムの中で被害者が話している言葉を読唇術で、という一発が本当にすばらしい。フィルム関連も人の配置も含めて細部まで考えられていると思った。でも、最後の銃撃はいらないし、ないほうがより完全になったのではなかろうか。

リンク先のアマゾンで見たら、中古で5000円ほどなのか?まじか?本当なら売るけどなあ。ブックオフへ持っていっても100円にもならないんだろうなあ。さて次のカーも読んでみるかな。

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このページは、なおきが2012年10月25日 23:24に書いたブログ記事です。

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