ノーラン監督はまず観ることにしているのだが、3時間近い大物なので、体力の残っている3連休のうちに観てきた。
うーん、やはりノーランってすごいなーとまず思った。本当に映画らしい映画。やはりこういうのは最初は映画館で観ておきたい。21世紀版「2001年宇宙の旅」みたいな気分ですが、知的興奮+圧倒的な画像に親子愛を加えているのが、まあちょっとプラスかマイナスかというよりは映画としての軸が違うというか。。。でもついつい比較してしまう。
ただ作りはインセプションとも似ているので、今後ノーランの引き出しについてはちょっと心配。また「2001年宇宙の旅」もあるけど、萩尾望都の「スターレッド」のほうが似ているといえば似ているのかもしれない。ペンタ・星は5次元じゃなくて第5世代だったけれども。惑星に一人残されるイメージなんかはちょっと似ている。
そういうのもあってか結構最初から「幽霊」について推測ができるけど、それでも感動ができるつくりになっているのはうまいと思った。技術的には、後半の宇宙サイドと地球サイドのカットを割りながら進行するあたりがサスペンスを盛り上げるのだけれど、時間軸を考えると同時もなにもないわけで、うまくはめられてるなあと感心した。でもこういうきっと見えない編集技術に載せられて感動しちゃうんだよね。
ノーランも承知で無視したんだろうけど、NASAの座標を幽霊が教えるのはおかしいと思うのだが、まあしれっと飛ばしたね。あれはその先の人々ということだろうか?でもそれなら他の情報も可能だったはずで、とまじめに考えると突っ込みどころは多いなあ。
マーフィーズゴーストということはノーランもウィザードリィ世代なのだろうか?アヴァロン?
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