2006/7/30
◇ヴィレ・クレッセ VV 2002 アンドレ・ボノーム
マコンの優良生産者。6haの畑のヴィレ・クレッセ。
濃い黄色に、ハチミツ、パイナップル、レモンの香り。
果実味トロトロで、後の余韻にはナッティーさも。
持続性はほどほどだが、今これだけ旨いのは出色。
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◇ヴィレ・クレッセ VV 2002 アンドレ・ボノーム
マコンの優良生産者。6haの畑のヴィレ・クレッセ。
濃い黄色に、ハチミツ、パイナップル、レモンの香り。
果実味トロトロで、後の余韻にはナッティーさも。
持続性はほどほどだが、今これだけ旨いのは出色。
小旅行で箱根強羅へ。夕食はホテルのフレンチにて。
宿が協賛しているのか、サッポロビール引きのゴッセが満載。
定番のノンビンテージを注文し、最後までシャンパンで通す。
☆ゴッセ ブリュット エクセレンス NV
旺盛な綺麗な泡。ハチミツ、パイナップルの香り。
キリッとした印象もあって飲みやすい。
アミューズ。鱈かな。
サーモンとレンズ豆のジュレ、岩海苔のヴィネグレット。
カリフラワーのポタージュ、カレー風味。
カレー風味とシャンパンのマリアージュ。
ポタージュの柔らかみがちょうど緩衝材に。
真鯛のポッシェ、サフランの香り海藻添え。
もち豚のフィレ肉のロースト、胡麻風味。
胡麻風味が斬新。もう少しソースの量が多ければ。
ワインの師匠青木先生主宰のワイン(だけじゃない)会へ。
今回は60名で由緒正しき松本楼@日比谷公園にて。
ゲストスピーカーはワインライターの葉山考太郎氏、
ワインと料理の相性「ピタピタ理論」の渡辺正澄先生。
青木先生の実験、「カレーとシャンパンの相性」も催行。
当日は面白く興味深い話が多く、ワイン撮影を失念。
最後に辛うじて撮ったのがマムのコルドン・ルージュ。
《その他のワイン》
☆モントードン ブリュット レゼルヴ NV
2003/12に飲んだことがあるシャンパン。1891年創業。
コート・ド・ブラン地区リセイ村の自社畑と同地区のCH、
ランス山地区のPN、マルヌ渓谷のPMを購入との由。
キリっとした柑橘系、トースト香で、すっきり飲める。
☆アンリオ ブリュット ロゼ NV
シャブリのフェーブルやブシャールのオーナー企業。
セニエ製法でなくブレンドで、エレガントな感じのロゼ。
近くの席のハルさんがしきりに推奨してました。
◆コッリオ・ボルゴ・デル・ティリオ ボルゴ・デル・ティリオ 2000
そのハルさん協賛のイタリアはフリウリの赤。
造り手はNicola Manferrari。MerlotとCSのブレンド。
ブラックベリー系、スパイシーでタンニン柔らか。
リーデルのブルゴーニュグラスでサービス。
ボルドー右岸はブルゴーニュグラスでもOK(by リーデル)。
◇アイアンストーン オブセッション シンフォニー 2004
1960年にUCデービス校で作られた品種シンフォニー100%。
グルナッシュ・グリとマスカット・オブ・アレキサンドリアの交配。
甘口でパッションフルーツ、マンゴーの香り。塩・胡椒と合う。
《食事編》
ウナギのバルサミコ焼きとフォアグラムースのマルブレ仕立て。
バルサミコはグルコン酸でくさみを取るのに好適。
冷旨系にはレモン等で酸味を加えて。
オマール海老のオレンジ風味マリネ、夏野菜のガスパッチョソース。
イカとタコをクスクス風に刻んだものを間に。
アボカドは色が変わりやすいので、生クリームを入れると効果あり。
オマール海老はしつこい(コクがある)ので、シャンパン(リンゴ酸)、
シャブリ、プイィ・フュイッセ、サン・トーバン等と合うとのこと。
真鯛のポアレ、茸のコンフィを添えてプロヴァンス風サフランソース。
ソース中のバター、生クリームと乳酸(MLFのワイン)がマッチ。
牛フィレ肉のステーキ、アンチョビとエストラゴンのモンパンシェバターとともに。
赤ワインの柔らかなタンニンとよく合ってました。
マンゴーのプリンとココナッツのクリームソース。
ペッパーと合う?。またはペパーミント◎。
サワークリーム入り謹製カレーライス。
サワークリームの存在でブリュットとマリアージュ。
ドミセックとも合う。酸味9割に対して塩1割で◎?。
葉山先生のレクチャー。会場の雰囲気。
葉山先生の著書。サイン付き。ラベルはラトゥール1961年。
これは三次会に出かけた恵比寿のバー。
☆フェラーリ ブリュット NV
先日、同銘柄のペルレを飲んで感心したスプマンテ。
言わずと知れたフェラーリ社の持ち物。
注ぐと泡が細かく旺盛。下方から断続的に噴出。
柑橘系に、ハチミツ、リンゴの甘い果実香。
酸のレベル感も丁度よく、素直においしい。
NV物だが、やはりシャンパンに負けないね。
◇グラン・サングレ・デ・トロ ミゲル・トーレス 2003
スペインはカタルーニャ地方ペネデスDO。
パレリャーダ種とシャルドネ種の混醸。
フルーティーなリンゴ、メロン、バナナの香り。
フレッシュな中にも厚みがあって、余韻も楽しめる。
グランがつくとおまけの牛も黄金色なのか?
◆フラミンガム PN 2003
ニュージーランドはマールボロー地区のワイナリー。
濃いルビー色に、チェリー、フランボワーズの香り。
味わいも果実味主体だが、意外に持続性あり。
酸もほどよくあるので、熟成させてみるのも一興。
会社同僚と鉄板焼フレンチの「銀座やす乃」でワイン会。
ワインはお店の知り合いにお願いして無料持ち込み。
◇サリスブリ CH 2004
豪ヴィクトリア州のシャルドネをグラスで。
パイナップルのような甘さはあるが、くどくはない。
Evans&Tateの大衆路線ワインかな。
http://www.evansandtate.com.au/one/f_ip.html
☆モエ・エ・シャンドン キュヴェ・ドンペリニヨン 1992
元同僚の持ち込み。本日の主役、ドンペリ。
グラスの中心およびその周辺から細かい泡。
ロースト香、ブリオッシュ、熟した果実の香り。
普通のスティルワインとして飲んでもおいしそう。
http://www.moet.com/home/flash.html?langue=jp
◇ベリンジャー CH ナパ 2004
元同僚のリクエストでお店から。
パイナップル、洋梨の香り。
ネクター系だが加州にしては落ち着いた味わい。
◆Ch. レオヴィル・ラス・カーズ 1980
私の持ち込み。ボルドー2級、サンジュリアン。
エッジはまだ紫を帯びた透明色。案外若い。
最初はプラム、そのうちにコーヒー、なめし革の芳香に。
木質系のバックボーンにタンニンも滑らかでよい熟成感。
もう少しベリー系の果実味が欲しいところ。
《料理編》
前菜盛り合わせ。生牡蠣(キャッツアイ)、馬肉(レバー、タテガミ)、
ホタテのジュレ、ソフトシェルクラブのバルサミコ風味。
枝豆の冷製ポタージュ。
宮崎和牛、フォンドボーわさび添え。
マンゴーのムース、しょうが風味。
◇プイィ・フュイッセ オー・メテルティエール 2001 ドメーヌ・コルディエ
マコンの樹齢35年の畑より。新樽50%らしい。
やや熟成の進んだ色合い。樽使いも影響か?
ミネラル、熟した黄色果実、洋梨の香り。
早くから飲めそうだが、やや熟成が進みすぎか?
コルク周囲に滲みがあったことから、熱を浴びたかも。
◇シャサーニュ・モンラッシェ 2002 ミッシェル・ニーヨン
大御所ニーヨン。脚がねっとりとキレイな軌跡を辿る。
ミネラル、酸が結構きついが、白い花、白桃、洋梨の香り。
果実味が上品で洗練された感じ。若干、アルコール強し。
村名クラスとしては秀逸だが、最近の価格では買えないな。
◇ロエロ・アルネイス ブルーノ・ジャコーザ 2004
とにかく暑いっ!ので爽やかな白、アルネイス種を。
黄色で、酸、柑橘系にほんのり白桃の香り。
口当たりはきりっとした中に、甘やかさを内包。
アルコール12.5%でバランスよく、暑い日にぐびっと。
☆クリプタ カヴァ
スペイン出張からご帰還の先生から講座生へのお土産。
アンフォラのような丸い底。立たないので寝かせて保存。
カタルーニャ地方のカヴァ・ダグスティ・トレジョが造り手。
マカベオ44%、チャレッロ30%、パレリャーダ26%。
バルトロッサという画家がラベルをデザインしたらしい。
すっきり系で酸も適度。シャンパンと比べると品種の違い明確。
◇マコン・ヴィラージュ キュヴェ・トラディション 2002 ドメーヌ・ボングラン
ジャン・テヴネの造るマコン。素晴らしいの一言。
粘性のあるイエローに、洋梨、リンゴ、ミネラルの香り。
甘さを感じる熟した果実味を、バランスよく酸が支えてます。
余韻も長く、トロトロ感が舌先に残留。やはり旨い。
購入価格2,500円でしたが、CPは圧倒的に高いですね。
◆メルヴィル エステート PN 2003
先日のワイン会のブラインド結果により、カリピノ修練中。
サンタバーバラ、グレッグ・ブリュワー氏の造るカリピノ。
ガーネットに近い濃い色で、熟したチェリー、赤系ベリーの香り。
酸もほどほどで、やはり赤系果実の味が優勢。
同一銘柄は3本目だが、味わいに深みが出ている気がする。
頂き物のドライフィグと一緒にサンタバーバラ臭を楽しむ。
カリフォルニア・ピノ会のOFF会に参加。
場所はカリフォルニア・ワイン・ガーデン@麻布十番。
各人が$50以下、VT2002以降のPNを持ち寄りでブラインド。
皆さんそれぞれ駐在経験もあるし、ワインに詳しいしで、
なんとなくわかる話題が多く、初参加でも楽しめました。
◇ロキオリ SB 2005
グレープフルーツ、草花の薫る上品なSB。
◆タリー PN アローヨ・グランデ 2004
酸がまだ強い。チェリー、フランボワーズ。バランスよい。
◆シャローン PN モントレー 2002
熟した赤系果実の香り。甘みを感じる。
◆デヴィッド・ブルース PN サンタ・クルーズ・マウンテン 2002
ブラックベリーの香り。果実の強さを感じる。スパイシー。
◆ライアン PN ペイ・ヴィンヤード 2003
ブラックベリーの香り。固い。将来旨くなりそう。
いつもワイン講座やBBQで料理を提供してくれる
某フレンチ店の友人を迎えてFEU@乃木坂で食事会。
こちらのシェフは三ツ星故ロワゾー氏の弟子との由。
☆ヴィルマール・エ・シー グランレゼルブ ブリュット NV
お店のリストより。レコルタン・マニュピュラン。
リリー・ラ・モンターニュ村で畑は格付け94%。
リンゴ、レモン、樽由来のトースト香。
上品で清冽。ホタテの皿によく合いました。
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/chateau/20060629gr06.htm
◇プイィ・フュイッセ キュベ・オークラッセ レ・メネトリエール 2002 J.A.フェレ
お店のリストより。フェレはマコンのご贔屓銘柄。
リンゴ、洋梨の香り。適度な酸にミネラル感。
余韻も長く感じられる。相変わらず旨い。
馬頭鯛(的鯛)の甘さと妙にマッチしていた。
◆グラン・エシェゾー 1988 DRC
持ち込みワイン。Winebidで仕入れたもの。
ロマネコンティのワインを1本空けるのは初めて。
最初に還元臭。そこから目まぐるしく香りが変化。
酸→オレンジピール→赤系果実→なめし革。
味わいとしてはほどほどだが、香りが凄い。
ソムリエ曰く「酸が暴れている」「DRCはオレンジ皮」。
《料理》
料理に関しては某フレンチ店友人からのメールも転載。
フォアグラと黒イチジクのコンポート。
バニラ風味のバルサミコソース、いちご添え。
味覚と嗅覚が一気に広がるような、インパクトのある前菜。
「ソースに使われていたバニラをコンポートに入れて、
全体の甘味を少し抑え、ソースのバルサミコをもう少し詰めて、
黒胡椒の風味のソースなんていうのも面白そう」との由。
帆立貝のポワレ。
ドライトマトとのヴィネグレットソース、グリエした野菜添え。
ヤングコーン、オクラ、ラディッシュ、スナップエンドウ等。
「うまみも強くとてもおいしいソースだなぁ~と思いました。
サラダや皮のしっかりした白身魚(磯の香りがするものや鱸など)
とあわせてもおいしそうだと思いました。
グリエした野菜とは、大変あっていると感じました。」
馬頭鯛(的鯛)のポワレ、ホウレン草と春菊のグリーンソース、
キャベツとえんどう豆の蒸し煮添え。落花生、シェリービネガー。
「こちらのソースもとてもきれいでおいしいソースでした。
とても応用が利きそうなソースで、魚以外に、
鶏肉や豚や仔牛のフィレ肉、鶉などとも合いそうです。
肉の中にきのこなど詰めたり、アクセントに軽く立てたクリーム、
少量のチーズなど入れると、メイン料理などではいいと思います。」
※写真はフラッシュなしでお願いしますとの由。すみません。
豪州産乳のみ子羊の腿肉ロースト、ソテーした野菜添え。
「とても癖もなく、おいしかったです。
脂身と筋の部分(若干ねっとりとした部分で
ゆっくり時間をかけて火を入れるとこうなります。)
が風味と味がよく、特においしかったです。」
アボカドとりんごのムースリーヌ。
八角、シナモン等13種のスパイス。
ブラックベリーのコンフォートとアマレットのアイス。
パート・ド・フリュイ、わらびもち、ドライストロベリー。
パート・ド・フリュイは果汁、シロップ、バニラビーンズ。
ブルーベリーのホワイトチョコレート詰め。
◇シャブリ ロゼット 2002 アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール
一昨日、このVT2001を試飲。余勢をかってVT2002を。
ミネラルというか火打石のニュアンスが強め。果実味立たず。
VTによって印象が違うなあと思いつつも・・・・。
これはブショネですね。抜栓後6時間経った今も果実味なし。
ほこりっぽいし。熱劣化とも違うと思う。
残念ですが、あと1本の在庫に期待することにします。
◆コルトン ロニェ グランクリュ 1980 クロード・シュヴァリエ
このところ強いワインが多かったため、癒し系でほっと一息。
ルビーにエッジは透明感あるレンガ色。全体はやや薄め。
当初は酸も強く、土の臭い、黒ベリー系、ドライフィグの香り。
時間を追うごとに熟した果実味が強くなり、小梅の香りも。
酸とタンニンがほどよく溶け、噛むほどに旨味が湧き上がる。
さほど有名でもない造り手だが、なかなかいい仕事です。
→2日目は上品な果実味の甘さが前面に。Mr. Incredibleです。