リャプノフ―ピアノ協奏曲第1番

| コメント(0) | トラックバック(0)

classic-0011-01.jpg

チャイコフスキーは苦手、と宣言しているからといってロシアものが嫌いなわけではなく、いやむしろ好きといっても過言ではないのであるが、つまりはロシア=チャイコフスキーではない、ということであります。

リャプノフというと理系にとってはリャプノフ関数とかのほうが有名なんですが、その数学者アレクサンドル・リャプノフの弟セルゲイ・リャプノフはバラキレフに師事したピアニスト作曲家であります。交響曲もあるのですが、やはりピアニストということで、ピアノ協奏曲が良い。CD的には2番の方が多く録音されている気がするけど、私は第1番が好き。そう、カリンニコフの交響曲第1番の雰囲気というかロシアロシアした甘さのピアノ協奏曲です。国民楽派と後期ロマン派の中間あたりなのが聴きやすいし、しつこくなくて良い。

classic-0011-01.jpg

私が持っているのは Hyperion のロマンティック・ピアノ・コンチェルトのシリーズの一枚で、ヘイミッシュ・ミルンというピアニストも知らないんだけど、この演奏で十分RRR(ロシアロシアでロマンチック)。ピアノ協奏曲第1番&第2番と「ウクライナ民謡による狂詩曲」の3曲の組み合わせですが、どれもRRR。このロマンティック・ピアノ・コンチェルトのシリーズはぽつぽつと買っているんですが、なかなか知られていない曲ばかりでおもしろいです。

classic-0011-02.jpg

同じ組み合わせでナクソスからも出ているのですが、さすがにまったく同じ曲構成だと買い足す気力がないので、持っていません。なので演奏がどうかはわかりません。演奏者的にはこちらのほうがよりロシアなのかな。

手元のCD

ブラビンズ指揮 BBCスコッティシュ交響楽団 ヘイミッシュ・ミルン(ピアノ)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://ns.concordia.to/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/925

コメントする

このブログ記事について

このページは、なおきが2012年1月 3日 16:02に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「スカルコッタス―5つのギリシャ舞曲」です。

次のブログ記事は「バッハ―無伴奏チェロ組曲」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。