休憩―DGカラヤンのマーラーの虹

| コメント(0) | トラックバック(0)
久しぶりにいろいろ調べながら書いていたら、演奏はおいといて結構ドイツ・グラモフォンのLPのジャケットが好きでジャケ買いしていたことに気づいた。息抜きとして私の好きなデザインのものを並べていきたい。まずはカラヤンの虹から。

CDの時代になってからは、ケースが小さい事もあってあんまりデザインは気にしないんだけど、LP時代はやはりジャケットは大きいので好きなデザインの方が良い。で、若い頃は曲や演奏者の事はよくわかっていなかったので、買うなら好きなデザインのものを選んだ方が多い。一般のクラシックLPのジャケットの多くは演奏者の写真だったり、絵画からだったりすることが多いのだけれど、70年代からのドイツグラモフォンのジャケットは時に抽象的で美しいと思った。それでも売れるという自信があったのだろうか。。。少し息抜きとして私の好きだったドイツグラモフォンのジャケットを並べてみようと思う。 どうも自分の好きなジャケットはホルガー・マッティースのデザインによるものが多いようだ。代表的な「虹」と「翼」から始めよう。

カラヤンの場合グラモフォンへの録音が多いので、70年代ともなると2度目3度目となることもあって、ジャケットの写真も飽きたのかなあと思ったりもするのだが、マーラーについては70年代に初めて録音し始めたのであった。このときのデザインは「虹」がテーマで、このジャケットがものすごく好きだった。LPの頃は大きなジャケットなので、演奏に対する潜在的なイメージをジャケットの印象から受けている気がする。

DG-Karajan-Mahler-SymNO5.jpgDG-Karajan-Mahler-SymErde.jpgDG-Karajan-Mahler-SymNO6.jpg

第5番が青、大地の歌が緑、とここまでは購入していた記憶がある。その頃LP2枚組5600円で高校生には高かったんだなあ。。。第6番は黒、だがすでにアバドの演奏を持っていたので同曲複数は購入できなかった(最近大人買いしたけれど)。アバドのジャケットもおもしろいのでそのうち並べると思う。

DG-Karajan-Mahler-SymNO4.jpg

で、青―緑―黒の次は何色?と思っていたら、4番では虹たくさんとはずされた。うーん、4番は曲としてもう少し明るいイメージのような気がする。これもアバドのを持っていたので購入はしていない。最近大人買いで演奏だけは全部購入したけれど、うーんこのジャケットのシリーズで復活して欲しい。

DG-Karajan-Mahler-SymNO9.jpg

第9番は雲の上の虹きました。美しすぎるが、マーラーの9番を表すにはとても似合っているかもしれない。このジャケットがクラシックのLPのジャケットで一番美しいんじゃないだろうか。カラヤンの9番ではライブの演奏がその後に出たが、それはカラヤン自身の肖像写真だった。ライブの方も持っていたし演奏はものすごく好きだが、ジャケットはなんかこの虹シリーズの続きにしてもらいたかった。。。 この9番の虹はLP以降CDでは再現されていなかったのだが、最近の再販で使用されたらしい。欲しい。。。

カラヤンのマーラーは続くのかと思ったらここまでで、まあ確かにすべてに合うとも思えないのだけれど、第1番「巨人」くらいはあっても良かった気がする。DGのボックスものではアルゲリッチやホロヴィッツなど当時のジャケットを復活させた紙ジャケのものがあるんだけど、カラヤンのSHM-CDのシリーズはただの箱である。普通のCDでも紙ジャケのボックスが出たらもうヒト箱いっちゃうかもしれない。。。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://ns.concordia.to/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/953

コメントする

このブログ記事について

このページは、なおきが2012年1月31日 19:51に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「シェーンベルク―浄夜」です。

次のブログ記事は「グラス―2人のティンパニ奏者のための幻想的協奏曲」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。