ミニマル音楽も聴くんだけど、昔々はおおもとの三羽烏?ではスティーブ・ライヒ>テリー・ライリー>フィリップ・グラスの順序で好きだった。グラスは独特の臭さがあってちょっと苦手っぽかったんだけど、今はその臭さが良い。青かびのチーズみたいなもんか。。。いや青かびのチーズは今でも得意ではないけど。
というわけでフィリップ・グラスだけれど、ヴァイオリン協奏曲も相当好きなので迷ったのだが、編成もおもしろく開放的に明るいので「2人のティンパニ奏者のための幻想的協奏曲」を最初に選ぼうと思う。昔の作品は繰り返しこそわが命、みたいな偏執狂的な強さと臭さがあるんだけど、最近は繰り返しって気持ちいいよね、くらいの明るさがあるように思う。初期のなんというか使命感みたいな繰り返し方よりは、最近の方がいいなあ。でも、初期のものもそれはそれで、おもしろく感じるようになってきたけどね。
ティンパニーみたいな打楽器が協奏曲の独奏者として扱われるのはテレマンにもあるんだけど、大体は現代の作曲家によるものが多いと思う。音階は一応いくつか取れるけど、基本はやはりリズムのおもしろさだし。
で、このCDはチェロ協奏曲が一緒に入っていて、「Philip Glass: The Concerto Project, Vol. 1」と名づけられている。現在までにはVol.2,3 までが出ている。シュワルツはアメリカの現代ものをよく指揮していて、ホヴァネスとかのCDでもたくさんもってるので、そちらも整理して載せてみたいと思う。シュワルツの指揮は曲を知るにはまず安心して聴けると思う。
なお、吹奏楽編曲版のCDもあるらしいので、吹奏楽ファンの人はそちらもどうぞ。
手元のCD
- シュワルツ指揮 ロイヤル・リヴァプール・フィル
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