リッカルド・ザンドナーイはイタリアの作曲家で、マスカーニの弟子でした。現在知られているのは歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」くらいですが(あと歌曲もあるようだ)、CPOから出たヴァイオリン協奏曲がよかったのでそちらから。
リッカルド・ザンドナーイはやはり歌劇で有名で、「フランチェスカ・ダ・リミニ」「エケブの騎士たち」「ロミオとジュリエット」あたりがCDで手に入る可能性があります。才能には目をつけられていたようで、プッチーニの「トゥーランドット」が未完のままの場合、出版社のリコルディは、万一の場合の補筆の候補としてザンドナーイをあげたのです。プッチーニ自身やトスカニーニも賛同していたようです。ところが、プッチーニの息子のトニオが無名のザンドナーイよりアルファーノを選んだようで。。。で、現在アルファーノの補筆部分は無視されてみたり。。。アルファーノはアルファーノでそれなりの作曲家だとは思うんですけど。
で、歌劇や歌曲以外で彼の曲のCDはというと、このヴァイオリン協奏曲のものと弦楽四重奏曲くらいしか手に入れにくいと思う。このヴァイオリン協奏曲は作風が19世紀的と言われるのを見越して、「Concerto Romantico」と前もってつけたようだ。その通りにロマンチックだけど明るくて弾んだ1楽章、これこそロマンチックでちとヴァイオリンがエキゾチックな第2楽章、はずんだロンドの終楽章といい、マンドリン関連の人にしかわからないと思うけど、ちょうどミケーリの管弦楽曲はこんな感じなんだろうなあと思わせます。世の中のミケーリストにお勧め。そうそう、一緒に入っている4つの交響詩「セガンティーニ」も良いです。
といってもCDの入手は難しいかもしれないので以下にYouTubeにあがっているものをリンクしてみます。このCDの音源そのものみたい。4つの交響詩「セガンティーニ」もあがっているようなので探してみてください。
手元のCD
- Stefamno Zanchetta Vn Maurizio Dini Ciacci 指揮 Orchestra Haydn di Bolzano e Trento
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