サー・マルコム・アーノルドはイギリスの作曲家で、2006年没であるから、ほぼ同時代の作曲家です。しかしゲンダイオンガクの方には向かわず、9曲の交響曲を含め、「戦場にかける橋」の映画音楽担当としての方が有名かも。
ロンドンフィルの主席トランペット奏者としての活躍の後、作曲家として多くの作品を世に出しますが、作風は分り易くてウィットに富んだリズムとメロディー、さすが金管奏者というオーケストレーションで気軽に聴けるほうでしょう。代表作は交響曲の方が良いかもしれませんが、聴いたことないので、舞曲集のほうを。うーん、どの舞曲集か、を選択するのは辛いので、まとめてひとつとして載せておきます。
作曲年 1950~1986年
- イギリス舞曲集SET1 op.27
- イギリス舞曲集SET2 op.33
- 4つのスコットランド舞曲集 op.59
- 4つのコーンウォル舞曲集 op.91
- 4つのアイルランド舞曲集 op.126
- 4つのウェールズ舞曲集 op.138
うーん、イギリスとスコットランドとコーンウォル。。。。などでどれだけ舞曲の感じが異なるのかも良くわからないのが悲しい。曲としては、最初の明るくて舞曲らしい舞曲集から後期にはなんだか単純に舞曲とは言い難い、なんだか葬送曲のようなものまで多様でしかもおもしろいのだ。ナクソスのペニー指揮クイーンズランド交響楽団は全部入りで、作曲年代順になっているのでそういう変遷もわかりやすい。
ロンドンフィルで全曲決定版はでないかのう。。。
手元のCD
- ペニー指揮 クイーンズランド交響楽団
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