ムダーラ―ルドヴィーコのハープを模したファンタジア

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ムダーラといえば、「ルドヴィーコのハープを模したファンタジア」が好きでございます。なんか時々無性に聴きたくなるときは心が疲れているとき。

アルフォンソ・ムダーラは1500年代のスペインの作曲家。うーん、ルネサンスのジャンルを作り忘れたので、一応バロックにしておくか。。。よく知らなかったので、調べてみると聖職者で司祭でもあったのね。残されたかなりの遺産は、遺志によってセビリャの街の貧民救済に使われたとか、良い人ジャン。

ムダーラの「ルドヴィーコのハープを模したファンタジア」は、まあギターで聴くことが多いんだけど、 人間界を繰り返しながら最後は天界に言っちゃうような気分を2分弱で味わえちゃいますよ。ところどころ小節の拍子を半分にして、倍速になったような、時空を超えたあおり感がすてき。で、上にあげたのはサヴァールの「Antre Follie」で、arpa triple で演奏されているのが、心地よいです。ギターはギターで良いのですが、ハープでの響きはまた別物で美しいのね。このCDはフォリア一杯で踊っちゃいます。SACDで、古楽の響きの美しさが堪能できるのでありました。

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実はビウエラによるムダーラだけの一枚も持っているんだけど、アマゾンで出てこないなあ。。。ビウエラはギターのご先祖のようなスペインの楽器です。こちらはムダーラをまとめて聴くための一枚です。これはこれで心にしみるよ。

あー、そういえばギターで持っていないなあ。。。

手元のCD

  • アリアナ・サヴァール(arpa triple)
  • ホプキンソン・スミス(ビウエラ)

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このページは、なおきが2012年10月16日 23:52に書いたブログ記事です。

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