この前はベートーヴェンの2枚であったが、京都遠征時のストレス発散にマーラーでも全集を買い続けていたのであった。MTTことマイケル・ティルソン=トーマスの全集の最後をかざるのは、交響曲第8番と第10番のアダージョである。今回も演奏も良いが録音が良すぎる。
8番はオーケストラに加えて大合唱なので、なかなか録音バランスは難しいように思うのだが、これは凄いな。もともと8番はあんまり好きじゃないけど、これは素直に興奮できる。かといって暑苦しい演奏でもなく、スタイリッシュに鮮やかに決めた感じだ。また10番のアダージョもこれまたよい。惜しむらくは1楽章のみということでクック版でもいいから、最後の5楽章を聴いて泣けたらよいのに、という感じ。愛だよ、愛。
これでもまだ私の買い続けている全集はジンマンとゲル祇エフがあるのだが、、、うーん、どうしようかな。
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