原作読んで、こんなの映画化無理ジャンと思っていたけど、そのまんま映画化しているのがすごいですな。ロールシャッハがかっこいいし、刑務所のシーンではナイトオウルとシルクスペクターの2世コンビもかっこいいーじゃねーか。そんでもって、最初のコメディアン殺害シーンは泣けるし、オープニングも泣けるし、最後のオジマンディアスも泣けるしもちろんロールシャッハの絶叫も、もう泣き所満載だぜ。もちろん原作読んでないとひとつも泣けないけど。(つうか意味がわからんところも多いと思う)。冷戦での世界破滅という問題レベルから、個人の正義感までこのごっちゃなレベルの崩壊しているところが良いのである。
また、役者がコミックそっくり!そういう意味も含めて映画のできや規模は差があるけど、「20世紀少年」とは結構似た位置にあるのかもしれない。70~80年代へのノスタルジーと、結局一番だめなのは人間全体であるみたいな。原作とは最後のオチが少し違うんだけど、まあ元通りやるとあまりに突拍子もなくなりそうなので、映画としてはこれでよいと思ったりする。今回の選挙でも感じたけど「正義」って怖いね。つうか人間が一番怖いということか。
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