「バン、バン! はい死んだ: ミュリエル・スパーク傑作短篇集」
河出書房新社 から。いくつかの短編は「ポートベロー通り」と「現代イギリス女流短編集」で読んだのだが、まあこれは買っておかなくては。で、読み始めてみたのだが、久しぶりに「ポートベロー・ロード」を読んで、あまりに忘れていることに呆然である。いや、なんかとてもおもしろかったけど、前はどれくらい読めていたのか前のブログではよくわからんなあ。教養文庫でのは全面的に丁寧な言葉使いだったが、スパークの文体から言うと今回の訳のほうが良い気がする(太陽社のお針ちゃんは言うまでもない)。
とにかく重なっているのは多いけど、完全に忘れているので楽しんで読んでいけそうである。スパークの本ってすんごくおもしろいのにもう品切れ絶版ばかりなんですよね。こういうのが電子書籍になるのならタブレットも買う気になるんだけどなあ。とにかく長編の復刊と翻訳を望む。
「第三の警官 (白水Uブックス/海外小説 永遠の本棚)」
筑摩の世界文学全集の1冊で持っているのだが、とにかく重いのであけるきになれなかった。Uブックス白水社最高。復刊バンザイ。「スウィム・トゥー・バーズにて」も でるらしい。これで全集の方を処分できるなあ。
「ボリバル侯爵」
ペルッツはもう買うに決まっているので買った。しかし数年前は「ボリバル侯爵」や「夜毎に石の橋の下で」が日本語で読めるようになるとは思わなかったなあ。感謝。
コメントする