おお、八幡宮だ、あーちーめー、というわけで思わず買ってしまったのだが、どうも「金毘羅」「萌神分魂譜」に続くシリーズ三作目らしい。。。うーん、ちょっと失敗?笙野頼子さんの本は「二百回忌」や「タイムスリップコンビナート」のあたりしか読んでなかったので、最近の作品や傾向は知らんかった。 なんとかついていったけど、一般には八幡の歴史なども知っていないとついていくのは難しいかもしれない。
で、「海底八幡宮」では亜知海を古代八幡の王として、国家権力天孫系の搾取の仕組みと、猫と暮らすこと、その生活での搾取について。。。最近会社をやめたので、ついついサラリーマンでの搾取の仕組みと重ねて考えちゃって、私も巻貝になっちゃうねえ。 ただ、論争の話とか実態は全然知らないので、実際はどうなんだろうなあ、ということと、ブンガクを読むのに必要な前提知識は何なんだろうという疑問もある。
でもやはり書き方はうまいなあ、さすがプロだ、と思う。こんな風に書けたら、とうらやましい。
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