「シャーロック・ホームズの冒険」は基本中の基本なのだろうが、たぶん小学生の頃にいくつか子供向けにリライトされたものしか読んでいない気がするので、映画も観たこともありもう一度読んでみようということである。もういろいろな文庫で出ているが、全集で新しく出ていることと、光文社古典文庫を応援したい気持ちもあって、今回は光文社文庫にしてみた。
で、いま読むと犯人や展開はすぐわかるものも多いけど、つくりというか、短編としての構成はやはりうまいなあと思った。短編は精緻な推理ではなくやはり魅力的な謎や雰囲気が重要なのだ。また、ちょっと腰の軽いようなホームズ君が現代の視点でみると道化回しのようでおもしろい。なるほどこの路線を現代で突き詰めると木更津君になっちゃうんだなあ。。。
続けて読もうとは思うし、いままでみていなかったけど、グラナダTV版のホームズも観てみようかと考えている。
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