コミックイブニング上で連載された小林まことの長谷川伸シリーズで、「関の弥太っぺ」に続いて「沓掛時次郎」が完結し、単行本として出版されました。これが、いい!です。義理人情というものが周囲からなくなってもやはり心に響くのであった。あるいは歳をとって涙もろくなっただけかもしれんが。。。
長谷川伸シリーズではキャストを過去の作品の登場人物から出演する?スタイルなのだが、今回の配役は「へば!ハローちゃん」からで、沓掛時次郎には雨竜光二、おきぬ役がハローちゃん。。。うー、「へば!ハローちゃん」は見てないなあ。。。、「関の弥太っぺ」の三五十五ならよく知っていたのだが。。。でも、知らなくても時代劇としての完成度も高く、十分楽しめました。おきぬとその息子と時次郎の距離感の描き方がすごくうまいと思った。また、最後におきぬのために出入りの助っ人として闘う時次郎の鬼気迫る姿は圧巻でかっこいいし、止まっている絵のはずなのに殺陣の迫力はすごいです。しかし、それを超えておきぬさんとの最後の場面と歳をとってからの太郎吉を見つめる姿が泣ける、もう本当に泣けちゃいます。
長谷川伸って股旅物で有名なんだけど、最近はもうTVにも映画にもなっていない。長谷川伸の映画とかも観た方がよいかな。 最近時代劇映画も復活してきたのでまた映画化されるかなあ。。。小林まこと版が映画化されたりするとおもしろいのだが。でもヤクザものは難しいか。
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