今週は「あしたのジョー」です。
いや見ものは香川照之の丹下段平かと思いきや、山Pと伊勢谷さんのボクシングそのものだった。すごいですねー、それだけで感激です。ドヤ街の話とか葉子の話などもあるんだけど、結局「何もかも捨ててこいつとは戦う」という男二人に感動したので他はよいのだ。光を背にして見下す力石がかっちょよい(何パターンかアリ)。
やはり存在感では伊勢谷さんの力石がすごい。まあ影の主役はこちらということで。山下さんもボクシングのシーンではすごくよかったが、ドラマのほうの演技ではまだ一歩後かも。でも今回はボクシングシーンがよければよいのだ。香里奈の葉子は最初違和感もあったのだが、途中からこれもありかなあと思った。観る前のイメージよりは拳闘・・・もとい健闘していたように思う。香川さんの段平はいろいろ紹介されているとおりですが、それほど浮いた感じに見えなかったのは、やはり「ボクシングを撮る」という主題が徹底していたからだろう。
やはり脚本の絞り方がよかったのかな、紀子の話とかはばっさり切っていたし。でもそれで正解だと思う(一方GANTZは。。。)。また、音楽の使い方やスロー、ストップモーションの使い方が練れていたね。ちょっとやりすぎかもしれんけど(一方GANTZは。。。)。
というわけで、これは劇場で見ても価値があると思いますです。
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