アジャストメント

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スーパー8を観るつもりだったのだが。

ユナイテッドシネマは会員だと金曜日は1000円ということで、スーパー8初日だぜと思って南古谷までいったら吹替版しかなかった。どうもあまり吹替版で観る習慣はないので、どうしようか考えて、結局マッド・デイモン主演の「アジャストメント」にした。ディックの原作ではあるが、ラブストーリー風に脚色されていることもあり、基本的なアイデア以外はディックっぽくはない。もっともその基本的なアイデアだけで十分ディックなんだけど。

というわけでそれほどアクション色が強いわけでもなくラブストーリー色が中心だが、それなりにおもしろかった。扉のアイデアや帽子といった原作にない小物のアイデアがそれなりによかったのと、主人公たちのキスでがっくりするリチャードソン氏がかわゆすぎる。リセットだリセットだと脅しながら甘アマの調整局(Adjustment Bureau)がかわゆい。それなりに気分良く映画館を後にすることができるので、気軽に観るのはちょうど良い映画だと思った。音楽もちょっと良い感じでした。

で、気になってディックの原作も買ってまずこの短編を読んだのだけど、ははは、さすがに調整局のアイデア以外全部違うのね。逆に原作読むと、映画じゃ調整が物足りんぞ、区画単位でやってくれい、と思ってみたり。超久々にディック読み始めたらおもしろいので、続けて読むか、と思っている。またディック原作の映画も観なおそうかな。

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このページは、なおきが2011年6月24日 23:59に書いたブログ記事です。

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