はい、今回は伊勢でございますが、参考文献にある関裕二さんのものとかは読んでいるんで、別に驚きの内容ではないですね。もう少し斬新な内容が載っているのかと思った。個人的には、記紀の成立は倭と日本の合併+九州王朝から大和王朝への合併に伴う事務作業のひとつだと思っていて、九州王朝の祖神を形式的に祀っているのではと思っていたりします。のでもの足りず。日本書紀作成に三十年間もかかっているのは、九州王朝と大和王朝の立場を考えた統合作業に手間取ったという事ですね。各部族の本は焚書にできるけど、大陸側の資料は勝手に改変はできない(成立時点では原本を参照される可能性がある前提で書かれていたはずだから)ので、倭国を大和にあわせるのに苦労のあとが見受けられます。もっとも今では引用資料自体が原本が無くて勝手に引用間違いとか偽書とか言っている学者さんも多いようですが。
ま、タタルくんと奈々ちゃんも落ち着くところに落ち着いて、ということで。
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