うーむ、どろどろです。
池袋へ出る用事のついでに、観ようと思っていた園子温監督の「恋の罪」に挑戦。いやあ女性ってこわいですね。。。って、冷たい熱帯魚は男の方だったから、結局人間ってこわいわねえ。。。あ、「冷たい熱帯魚」は観逃してるんだった。
昔の渋谷円山町ラブホテル街の殺人事件を元ネタに、女刑事、小説家の妻、女大学助教授のむきだしな感じがすごい。もう開始から園子温ワールドの異世界というか一線を越えちゃった世界から離れられなくなります。もっとも、映画の中でも女たちは一線を越えてしまうかどうかで、その境界線というか城の入り口を求めてうろうろするわけですが。。。三人とも凄いけど、女大学助教授役の冨樫真さんがすごかったなあ。「私のところまできっちり堕ちてこい!」「はい!」って怖すぎでしょう。あ、母親の大方斐紗子さんも凄いです。
最後の展開での人間関係は同じ監督の「奇妙なサーカス」をちょっと思い出した。もう異世界を垣間見てうろうろする私ですが、その凄さの裏には計算されたカット割や映像の再挿入などがあるわけで、結局監督やるなあ、という事でございます。キネカ大森で園子温監督の「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」の観ていない二本立てがあるんだけど、観たい気もするが、園子温ワールド6時間はつらすぎる気もする。。。次回作の「ヒミズ」も評価が高そうなので、観なくては。
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