最近クラシックのことは、日々是研究所―クラッシック音楽別館にかいているんだけれど、あちらは新譜を取りあげているわけではない。そもそも最近あまり購入していないのは貧乏もあるけど、今までの本やCDを少し整理してみて、こりゃ増やしちゃいかんと強く思ったためです。それでもどうしても気になるものは、買ってしまう。で、マーラーの第9番でバーンスタイン/イスラエルフィルの1985年のライブが登場。。。買うしかあるまい。
で、こりゃすごい、というので、あちらに書こうかともおもったけど、この曲の他のCDを調べるのが面倒なので、まずはこちらに書いておく。ざっと数えると24種類の演奏を持っていたので、同一曲ではきっと最多なのだろう。しかし、いい加減にしか聴かない身には多すぎる枚数である。あちらでは、マーラーのカテゴリーを作りながら、まだ紹介0だし、どうせマーラーの最初はこの曲で、このCDが筆頭に来ることは確定なのであった。
そもそも昔は、というか当時はバーンスタインの演奏はやりすぎだと思っていた。音楽というかCDでの記録に精神性なんてものが入るのかどうかなんて、てんで信じていなかったのである。だからバーンスタインには影響を受けていないと思っていた(そうはいってもシューマンの交響曲第4番とかプロコフィエフの交響曲第5番とかチャイコのロミオとジュリエットとか結局バーンスタインで刷り込まれている)。しかし、今聴くと、音楽という領域を超えた宗教体験みたいな気がするから人間変わるものである。
基本的に遅い。この曲をよく知った上で聴かないと耐えられないかもしれないけど、魂に一呼吸ごとに刻み付けていくような演奏はそんなにあるものでははないだろう。この後の日本公演が超絶名演と伝説になっているだけに、その切れ端でも味わえるというものである。もっとも同じ頃のDGのコンセルトヘボウとのものも編集されているもののライブであり、傾向は似ているので、いい加減なクラシック好きの私にはそちらでもよいことはよいのだけれど。
ってこれ以上書いたらあちらに書くことがなくなりそうなので、この辺にしておきます。
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