写楽百面相

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部屋に積んであった泡坂妻夫の「写楽百面相」を読んだ。

前に一度チャレンジしていたのだが、最初で挫折していたらしい。その頃に比べるといろいろと写楽の事もそうだけど、歴史の事や歌舞伎の事など知るようになったので、今回はおもしろかった。この本に関しては写楽の正体がどうのこうのではなくて、その頃の時勢と写楽が現れる背景などを知っていないとなかなか楽しめないのかもしれない。また歌舞伎の知識は最低限は持っていないと笑えないだろう。

なんか「写楽本」では、これが一番納得がいくんだけど、そういうのを超えて、「写楽百面相」では史実の中に虚構を織り込んでいく技術が巧みで、そういうところがおもしろかった。これほどの大技を虚構として組み込んでくるのは大きなケレンをやっているようだね。また絵島生島などからきているのだろうし、卯兵衛には桜姫をイメージしているのかな。写楽本というよりは、その頃の歴史を織り込んだミステリとして非常におもしろかった。

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このページは、なおきが2012年11月 9日 19:28に書いたブログ記事です。

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