久しぶりに映画を観てきた。2月は少し観たい映画が多いかも。「レッドライト」はロバート・デ・ニーロのいかがわしい超能力者が絶品です。
科学者マーガレット・マシスンとトム・バックリーは超常現象を科学の力で解き明かすため研究を重ねている。30年ぶりに復帰するという伝説の超能力者サイモン・シルバーの正体をあばくべきだというトムに対してマーガレットはやめろという。それには彼女の過去の傷があって。。。サイモン・シルバーの超能力は本物なのか?マーガレットの傷は?トムが出世にならない超能力者調査のためにマーガレットの元にいるのは何故?
映画には好き嫌いが別れる監督がいて、はまる人は死ぬほどはまるけど、心の接点がなければ全然、というタイプで、M・ナイト・シャマランとかクリストファー・ノーランとかデヴィット・リンチとか。。。 棺に閉じ込められた男の映画「リミット」のロドリゴ・コルテス監督もそういう中の一人なのかもしれない。もっとも閉所は嫌なので「リミット」は観ていないけど。で、どうせ大きなオチが、と思っていたのだけど、それはそうだったわけで。でもまあそれは想定したオチの一つだったのでそれでも別によい。いろいろ終わってから考え直す種類の映画なのでもう一回観て考えたい気分ではある。
演出や脚本のスリリングな感じは良かったので、この監督も追ってみたいと思わせるものであった。タクシー・ドライバーの台詞へのオマージュもあるらしんだけど、シルバーの赤い部屋はもろツイン・ピークスへのオマージュだよねえとそういうところも良い感じ。
また役者が良いですな。科学者のマーガレット・マシスン役シガーニー・ウィーバーと伝説の超能力者サイモン・シルバーのロバート・デ・ニーロのジジババ演技合戦かと思ったら、二人が直接向かい合うのはほとんどなかったが、それでも良い感じであった。ロバート・デ・ニーロ怪しすぎ。トム・バックリー役のキリアン・マーフィが予想以上に良かった。 さすがにノーラン監督作品でもよく出演しているだけのことはある。
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