2009年12月アーカイブ
「東洲斎写楽はもういない」を読み直したら面白かったので、明石散人の「七つの金印―日本史アンダーワールド」を読んだ。足利義満の金印の話は全然知らなかったし、志賀島の「漢委奴国王」の金印もこんなに怪しかったのかと、いやあ面白かったですね。
日本史の謎ってけっこう江戸時代まで常識だったことが、明治で一旦西洋化によって断絶して、戦後また言いたい放題の感があって、もう少し資料全般を見てよ、って感じでしょうか?しかし、福岡藩の学者亀井南冥の怪しさ爆発で、福岡藩も現実的に対応で認めている感があるけど、そのあたりきちんと論述した本はないのかなあ。
で、最後のオチはありきたりといえばありきたりだが、うまくまとまっているほうではないかと思う。
土曜日に北本自然公園へ行った後、池袋でHMVに寄ったら、ちょうど小室等さんとこむろゆいさんの新ユニット「Lagniappe」の新譜のミニライブ?があって・・・まあ、それがなくても買っているだろうから、生で聴くこともできたし、CDにサインももらえたので、ちょっと得した気分。
中原中也、谷川俊太郎などの詩も入れて、曲のスタイルは最近のもので良いのですが、毎回新しいユニット名が出てくるのは、もう覚えられん。。。「Lagniappe」はニューオリンズの方言で「おまけ」みたいなもののようですが、わかんね。
ま、とりあえず今日は青い鳥にあえたから幸運だったのか、幸運だから青い鳥にもあえたのかよくわからないけど、運の良い日であった。
その後も風邪のせいか頭痛で死んでいて、月曜火曜と会社を休んでしまった。そろそろ金属疲労的に疲れているのかもしれんなあ、と勝手に思ってみたり。
という間に、高田 崇史の「QED 出雲神伝説」が出たので、、、まあ、今までの流れで読んでみた。
はっきりいって殺人事件はぐだぐだだし、出雲神流は。。。まあ、タタルと奈々パートのみで十分ですが。内容的にはそちらの出雲に関する話のほうがおもしろい。もう少し山城の出雲の話もあればおもしろかったのになあ。出雲と鴨の関係は深そうなんですよね。出雲大神宮は京都にいるうちに行っておけばよかったなあ、と反省中である。
一冊目で読み続けるのは辞めた「カンナ」のエピローグとも少し重なるのだが、まあたいして面白い意味があるわけでもなく。