ウディ・アレンの映画は「タロットカード殺人事件」以来である。
なんだか株も参加者が少ないようで値動きが少なく、もういいや、ということで、そういえば観ておかなくてはと思っていたウディ・アレンの「人生万歳」を観にいくことにした。恵比寿ガーデンシネマなので開演の1時間弱前に行ったのだが、けっこういっぱいであった。もっとも前週の「キックアス」ほどではなくまだ空いている席もあったけど。
で、内容はウディ・アレンと人生万歳でぐぐってもらうとして、元物理学者のじいさんのひねくれ方が自分に似ていておもしろすぎる。いや、世の中を論理的に考えるとそうなるんだって、といいたくなるような感じで、わたしゃ同意しまくりですよ。ということは私も扱いにくい偏屈者ということなのだ。しかし飛び込んでくる若い女の子のメロディといい、その両親といい、なかなかよい味出しているし、その変貌振りにくすくす笑っちゃうっつうことです。前に観た「タロットカード殺人事件」よりはすんごく笑って楽しめたのでよかった。ひねくれたところとかNYが舞台であるとか、なんか本当に思うままにやっている感じである。
邦題は「人生万歳」であるが、英語での題名は「Whatever Works」で、映画中にも出てくる(うまくいくなら何でもあり)ということらしい。ま、こちらのほうがもちろん映画の本質を表しているんだけど、邦題としてはごろやセンスも含めて難しいかな。
なお、恵比寿ガーデンシネマは来年の1月28日で閉館のようである。残念だ。
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