いやあ、なかなかツボにはまりました。
「映画通ほどだまされる」といううたい文句につられたわけではないけど、推理小説でも「何が起こっているか?」系のものは好物なので、即座に観にいった。うーん、好みが分かれそうな気もするけど、いいじゃないか。と思って、帰ってからみたら監督がダンカン・ジョーンズ(デヴィッド・ボウイの息子)だった。おお、「月に囚われた男」の監督の2作目だったのか。。。そりゃ私好みですわな。
謎系ということで「サウスランド・テイルズ」(はダンカン・ジョーンズではないけど)を観なおして、脳みその訓練をしていったのだが、そこまで複雑ではなかった。きちんとだんだんわかるようになっているのは、前作と同様です。このあたりも監督の手腕はうまいなあと思った。ちなみに今回観直したら「サウスランド・テイルズ」もおもしろかった。ダンカン・ジョーンズの作品は今後観る事にしよう。
で、どこが良いかというと、演出やカットのタイミングに加えて、どちらもSF的な設定なんだけど最後はなんか人間の本質的な感情に訴えてくるところであります。この男の方がよほど浪花節的や。。。といって、「何が起こっているか?」系なのであんまり詳しく書けない。。。
以下観にいく人は読まないほうが良いです。
で、話の流れから行くと、列車の中のみんなを笑わせて、キスして、ストップ。。。で終わって不思議じゃないんだけど(そこまででも感情移入すれば泣ける)、その後の流れがロマンチックすぎる。いや、それが好きなのだ。なんかリンチの「ワイルド・アット・ハート」を思い出したぜ。がんばれダンカン・ジョーンズ!
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