三谷幸喜作品は「The有頂天ホテル」から映画館で観ています。
で、第5作目の「ステキな金縛り」だけど、すんごくおもしろかったに尽きる。計算された笑いには違いないんだけど、芸達者な人らがやると面白いなあ。。。深津絵里さん、西田敏行さんはもちろんなんだけど、中井貴一さんが結構難しい役どころをおいしくやっていたと思う。気軽においしかったのは阿部寛さんかもしれない。草彅剛さんはちょっと微妙。。。というのは死んだときの年齢、ということなんでしょうけど、親子のシーンは意図的に少ないので、出てきたときに父親として若すぎる印象のせいかもしれない。 あと、篠原涼子さん佐藤浩市さんがそれぞれ以前の「The有頂天ホテル」「マジックアワー」の役そのままに出ているのが笑った。香取君を出さないのは正解だと思う。
欠点として142分は少し長いような気もするけど、ギュウギュウ詰めなのもわかる。市村正親さんのつくつくはもっと出番があったらしいのだが、泣く泣くカットされたみたいだし。。。 本当は逆にもう少し長くして、休廷の場面で本当に休憩を入れたりすると、息抜きとともに同行者とそれまでの部分をいろいろ話したりしてよいのかもしれないけど、最近の上映システムでは無理なんでしょうね。
とにかく、もう一回見てもよいなと思える映画でございました。
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