映画の「ダークナイト ライジング」を観るための予習として「バットマン ビギニング」と「ダークナイト」をBDで観直したら、そういえば「ロングハロウィーン」を積みっぱなしだったことを思い出して読んだらおもしろかった。
「ダークナイト」というのは前にも載せたけど(SF,ファンタジーのカテゴリーで)、バットマンのコミックとしては出版されているのですが、映画「ダークナイト」の原作としてはこちらの「ロング・ハロウィーン」の方が適切だろう。影響は明らかで、ハービー・デントがトゥーフェースに堕ちていく主題とともに、ハービー・デント、ジェームズ・ゴードン、バットマンが夜の屋上で語り合うシーンを始め、札束を燃やすシーンなど映像的にもいろいろと影響受けているみたい。
映画はジョーカー主役ですが、こちらの方ではマフィアの首領であるファルコーネ一家と連続殺人犯ホリディをめぐる物語になります。ハービー・デントがトゥーフェースに堕ちていくのが印象的なのとミステリ仕立てで、ホリディは誰なのか、の最後のどんでん返しが悲しく光る。コミック単独でも大傑作なんですね(もともと90年代の傑作といわれている)。
フィルムノワール的な影の多い画像もかっこよすぎる。脇敵役ではジョーカーやスケアクロウ、ポイゾン・アビー、リドラーなども出てくるのが楽しい。そう、キャットウーマンもたくさん出てきます。「ダークナイト ライジング」ではアン・ハサウェイだなあ。
うーん、続編の「ダーク・ビクトリー」も欲しくなってきた。。。
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