ポイントがたまったこともあり、昨日観てきました。はまる人とはまらない人は別れそうですが、私ははまったほう。おもしろいよ。
ウェス・アンダーソン監督の作品は「ダージリン急行」を名前は知っていても観たことがなかったのだが、こりゃすごいですね。監督の中に完全にイメージができているんでしょうなあ。ちょっと外したリズム感も拡散していくような語り口もはまる人にははまる(けどはまらない人にはもちろんはまらない)。
セットやミニチュアもよくできているけど、俳優もなかなか濃いのでポスターをここに(クリックすると大きくなります)。途中のコンシェルジュの裏組織はピンチョンかよと大笑いした。
枠構造も2重になっていてえらく凝っている。完全にお話の世界に入るので、話は残酷なところもさらりと進んじゃうんですが、ツヴァイクからのインスパイアとか文化がファシズムに踏みにじられたことへの怒りというか悲しさが最後に漂うような。
音楽はオシポフの民族楽器オーケストラの曲だったりするのだが、撥弦楽器でオリジナルもあるっぽいので、サントラも買ってみようかと思う。
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