2006/6/29
◇シャブリ ロゼット 2001 アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール
ビオディナミ、SO2無添加、無濾過、自然派の造り手。
ロゼットは樹齢16-17年、1級畑ボールガールの傍。
ミネラルよりも、ハチミツ、柑橘系の香りが際立つ。
口に含むと強めの酸と独特のトロ味感。少し還元臭も。
典型的なシャブリではなく、ピュアな味わいがいい。
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◇シャブリ ロゼット 2001 アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール
ビオディナミ、SO2無添加、無濾過、自然派の造り手。
ロゼットは樹齢16-17年、1級畑ボールガールの傍。
ミネラルよりも、ハチミツ、柑橘系の香りが際立つ。
口に含むと強めの酸と独特のトロ味感。少し還元臭も。
典型的なシャブリではなく、ピュアな味わいがいい。
◇リースリング カビネット ファインヘルプ 2003
ケステナー・パオリンス・ホフベルガー パオリンスホーフ醸造所
4月の八芳園ボージョレ会で当たったモーゼル。
所有する葡萄畑はたったの5.5haとの由。
ペトロール香。ワインの先生は"mineral fossil"という表現をお奨め。
フルーティーで、洋梨、佐藤錦(ちと違うかも)、リンゴの香り。
酸が柔らかで心地よく、甘さもあってスイスイ飲める。
ドイツワインも極めてみたいものです。
◇シャブリ 1級ヴァイヨン 2000 ヴェルジェ
初夏の気候にはシャブリ。ただ、これは樹齢が古い模様。
やや濃い目の黄色に、ミネラル、洋梨、メロン。
キレというよりも、厚めの果実味、トロ味が優勢。
1日目はミネラル、2日目は中だるみ、3日目はトロ味。
シャブリというより、(ピュリニー+マコン)÷2かな?
4回目のCalifornia Wine Trading主催のワイン会に参加。
CAのスーパーカルト、シェフのマリアージュ解説が楽しい。
◇D.R. ステファンズ CH カーネロス 2001
葡萄栽培ジム・バーバー、醸造家シリア・マジェスキ。
気鋭のふたりが造るワインとして話題に。
樽を効かせたスモーキーな香り。パイナップル。
アルコール感あるも、バランスは失わない。
2本のうち1本はブショネ。その違いもまたよろし。
◆フラワーズ PN アンドリーン・ゲイル キュヴェ 2003
フラワーズが造る唯一のキュヴェとのこと。
葡萄はソノマのCamp Meeting Ridge、Frances Thompson、
Sea View Ridgeを含む5つの畑より。
プラム、熟したフランボワーゼの香り。甘さもあり。
これ単体で飲んでもおいしく飲める。
http://www.flowerswinery.com/wines/2003-ag-pn.php
◆フラワーズ PN フランシス・トンプソン 2003
畑の土壌は石だらけらしい。急斜面にあるとも。
チェリーの可憐な香り。酸が強く、余韻が長い。
これは料理と楽しむワイン。ブルゴーニュ系です。
http://www.flowerswinery.com/wines/2003-ft-pn.php
◆ハンドレッド・エイカー CS カイリー・モーガン 2003
若手醸造家、フランス人のフィリップ・メルカが造り手。
黒い色、プラム、ブラックベリー、スパイス、カシス、ココア。
強いアルコール、凝縮感、口当たりは甘さを感じる。
バランス感も秀逸で、誰が飲んでもおいしいでしょう。
◆キスラー PN キュヴェ・キャサリーン 2002
チェリー、フランボワーズ、酸もストレート。
旨味成分を抽出してぎゅっと詰めたよう。抑制美。
《料理》
■ナパスタイルのアボカドワカモーレのカナッペ
マンゴー、リンゴのすりおろし、きゅうり(たたき)にて。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%AB%E3%83%A2%E3%83%AC
■麦豚のカンパーニュ
くるみ添えカンパーニュに自家製ドレッシングとにがしぶ野菜。
トレビス、フリゼール、チコリ、ラディッキオに塩こしょう、
シャンパンビネガー、オレンジ、クランベリー、ブラックベリー、
レーズン、白ワインのドレッシングだったかと。
■南高梅、生ハム巻きローストチキン
南高梅、玉ねぎ(白ワイン漬け)をチキンではさんで。
生ハム巻きだが脂ののったベーコンの方がよかったか?
インゲン豆、レモン風味バターを添えて。
■ブルーチーズとナッツの冷たいパスタ
ブルーチーズとセルバチコのカッペリーニ、野生ルッコラ。
■レモングラスの香りがする、ライチとココナッツミルクのタピオカプリン
他にも、ピーカンナッツとヘーゼルナッツのクラッカー、
大麦粉のパン、ローズマリーのフォッカッチャなどなど。
◇クロ・デュ・シャトー 2002 シャトー・ド・ムルソー
シャトー・ド・ムルソーのACブルゴーニュ白。
どでかボトルでコルクも長い。お金かけ過ぎ。
緑がかった黄色で、粘性は弱め。淡白な印象。
洋梨、レモン、白い花の香りで、一口はなかなかよい。
ただ、VTにしては味わいに薄く、多分に表層的。
やはりブルゴーニュ・ブランなのねと思い知った次第。
◇プイィ・フュイッセ VV 2000 ドメーヌ・コルディエ
現当主クリストフ・コルディエが造る樹齢60年のVV。
しっかりした黄色に、ミネラル、ハチミツ、メロンの香り。
濃厚で甘さを感じるほどの味わいで、粘性も高い。
最近飲んだリケールの同銘柄とはミネラル感が違う。
2,000円台で入手したが、現VTは4,000円近いのね。
嗚呼。
◇プイィ・フュイッセ VV 2001 ジャン・リケール
CP高いご贔屓銘柄。エイナン同様、ヴェルジェ出身。
このプイィ・フュイッセは赤キャップのネゴシアン物。
緑の残るイエローに、ミネラル、リンゴ、メロンの香り。
口当たりがよく、時間をおかずとも飲みやすい。
以前飲んだ時よりも落ち着いた印象。熟成はしないかな。
◆サンフォード PN サンタ・リタ・ヒルズ 2001
5月に修善寺でも飲んだサンフォードのピノ。
この年はまだリチャード・サンフォードが造っているはず。
熟したチェリー、赤系ベリーの果実味が主体。
熟成感が出ているが、活き活きとしたフルーティーさが身上。
これはブルゴーニュのように出汁系になるのだろうか?
昨年4月にも利用したマンジェ・エ・ボワール・ナガオ。
今回は新旧のワイン講座生とその知人と。
◆バッチオ・ディヴィーノ ナパ 2001
私の持ち込み。ケイマスのクラウス・ジャンセンの作。
セパージュは64%CS、22%サンジョベーゼ、14%プチ・シラー。
それぞれ、Mt. Veeder、Stag's Leap、Calistogaの畑らしい。
濃い赤紫にコーヒー、チョコレート、黒系ベリーの香り。
口当たりは滑らかで甘く、酸もほどほどにある。
この甘さがプチ・シラーなのかな?経験不足で不明。
http://www.baciodivino.com/index.html
《料理編》
前菜盛り合わせ。メジナ、ほたて、稚鮎など。
白アスパラガスは甘い。北海道産。
個人的には土筆、じゃなかった、野生のアスパラが好み。
多摩川BBQでも食した子羊。これもうまい。
定番の鯛の炊き込みご飯。ごっつぁんです。
◇ソーヴィニョン・ブラン ドメーヌ・デ・グリオット 2004
ロワール地方アンジュー地区の造り手パトリック・デプラ氏。
ヴァン・ド・ターブルだが、ビオデナミのせいか味わいはしっかり。
少し陰影のある黄色。グラスの横には微発泡。
グレープフルーツ、雨上がりの草木の香り。
青っぽさは残るも、優しい味わいがバランス感醸成。
多摩川べりでのBBQの後はワイン講座生宅で二次会。
大大プロジェクターで『Sideways』とFIFAワールドカップを
鑑賞しながらワインを飲みまくり。
◇ベッレンダ プロセッコ スプマンテ ブリュット 2004
プロセッコ100%。シャルマ製法で造られるスプマンテ。
溌剌とした泡、華やかな香りが喉の渇きを潤してくれる。
◆シャンボール・ミュジニー 1級レ・ザムルーズ 1995 ロベール・グロフィエ
『神の雫』でもお馴染みの「恋人たち」という名の1級畑。
ラズベリーの奥にあるなめし革の香りが秀逸。
熟成途中なのか、出汁系の香りはあまりしない。
酸とタンニンのバランスもよく、造りのよさが窺える。
◆ボンヌ・マール 1995 ドメーヌ・ニューマン
シャンボール・ミュジニー村の特級畑。
上記とは同村、同VTの異畑、異造り手の比較試飲。
果実味もあるが、土やなめし革の香りが強め。
ボディーが厚く、凝縮感ある噛み応えあるワイン。
ニューマンはアメリカ人で、ボンヌ・マール購入は1955年。
◆ジュヴレイ・シャンベルタン テール・ブランシュ 2003 シャルロパン・パリゾー
アンリ・ジャイエの愛弟子と言われるシャルロパン。
元々濃い造り手の上に2003年要因で果実味溢るる大柄なワイン。
ポテンシャルだけで今でも飲めるが、熟成可能性は不明。
昨年の11月に続いてBBQ@多摩川-川崎側。
シェフの手料理をワイン片手に総勢19名で食するという趣向。
シェフが徹夜で仕込んでくれたレンズ豆のサラダ、豚のリエット、
夏野菜のラタトゥーユ、鴨レバーの燻製オリーブ。
BBQメニューは子羊のロースト、パエリアと盛りだくさん。
(後日、コメントします)
◇ルイ・ロデレール ブリュット NV 2本
◇グリーン・ポイント NV 2本
◇ニコラ・フィアット ブリュット/レセルヴ・パルティキュリエール
◇シャトーメルシャン 甲州きいろ香 2005 2本
◇ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ 2004 造り手不明
◇シャトー・ヴェリス 1999
◆バロナーク 2003 2本
◆アル テルモ・ロドリゲス 2004
◆エル・セッタ テルモ・ロドリゲス 2004
◆ウマニ・ロンキ サン・ロレンツォ・ロッソ・コーネロ 2002
◆ラビットリッジ ジンファンデル 2004
◆ジョセフ・フェルプス CS 1998
◆レ・フォール・ド・ラトゥール 2002
《料理編》
レンズ豆のサラダ?相変わらずレンズ豆がおいしい。
豚のリエット、夏野菜のラタトゥ-ユ。
パンはPAULにて。
骨付き子羊のロースト。
海鮮パエリヤ。豪快。
会社同僚と定例ワイン会。場所は南青山のコルテージア。
賑やかな通りから少し入って落ち着いた雰囲気。オーナーもご同席。
ワインは持ち込みで、ブラインドで提供。
メルソレイユ、ベルグロス、ケイマスはすべてチャック・ワグナー。
彼は違う品種は違うワイナリーで造っている。
◇マム コルドン・ルージュ NV
オーナーから差し入れ。ハチミツが芳しいシャンパン。
◇メルソレイユ シャルドネ 2002
モントレーのサンタ・ルチア・ハイランド産。
樽香が強く、バター、パイナップル等の厚い味わい。
カリフォルニア?イタリアのシャルドネ?との意見が。
◆ベルグロス PN クラーク&テレフォン畑 2002
サンタ・マリア・バレーでチャック・ワグナーが造るピノ。
チャックの息子、ジョセフがワイン造りに参画。
プラム、フランボワーズ、チェリーの香り。少しスパイシー。
これは典型的なカリピノ。見紛う人はいなかった。
◆ケイマス CS 1997
ボルドータイプ。CS88%、Merlot10%、CF2%。
ブラックベリー、カシス、コーヒーの香り。
凝縮感があるシルキーなタンニンがよい。
これは大陸のワインとの意見もあり。
http://www.caymus.com//97cabsauv.html
◆グリオットシャンベルタン ドメーヌ・デ・シェゾー 1986
シェゾーは地主で、ポンソ、ルネ・ルクレール等が造り手。
ただし、この当時はエモナンが造り手のはず。
若々しさの残るルビー色に、イチゴ、出汁、紅茶等の芳香。
滑らかに酸ものびてとてもおいしい。
《料理》
カボチャのテリーヌ・バルサミコ、イサキのカルパッチョ・トマト・茗荷、
ささ身のツナソース・ブルスケッタ。
いわし、しゃがいも、トマトの重ね焼き。
旭川のアスパラ、野菜のトマト煮込みソースのパスタ。
牛の挽肉、トレビス、ゴルゴンゾーラのリゾット。
馬の肩(?)肉、ゴーヤ。
バニラのジェラート、ティラミス、グレープフルーツのグラニテ。
◇シャトーメルシャン 甲州きいろ香 2005
発売当初の3月10日にも飲んだきいろ香。
薄い黄色に白い花、柑橘系の香り。印象は変わらず。
少し葡萄本来の香りがオモテに出て来たかな?
なお、きいろ香を飲んだのは豆腐に合わせたかったから。
既に7&Iでも手に入る"男前""ジョニー"。
男前はそのまま醤油で、ジョニーは柑橘類を加えて。
◇コート・ド・ボーヌ レ・モンスニエール 2002 ドメーヌ・ド・ラ・コンブ
シャソルネーのフレデリック・コサール監修のドメーヌ。
醸造者はグラメノンの息子、オリヴィエ・リヴィエール。
コート・ド・ボーヌはボーヌ+周辺村のアペラシオン。
綺麗な黄色に、完熟したメロン、白桃の香り。
凝縮感のある濃い果実が特徴的だがバランスはよい。
所謂ビオ臭は感じず、クリーンな果実味が秀逸。
買値(3,000円弱)ではもう手に入らない。残念。
◆シャトー・フォジェール 1999
サンテミリオン・グランクリュ。オーナーはコリンヌ・ギセ。
濃いガーネット色。エッジはまだ紫優勢で熟成感見えず。
メルロー主体で鼻をグラスから遠ざけても甘い果実味が漂う。
熟した黒ベリー、プラム、バニラの香り。酸はさほど強くない。
タンニンも甘く溶け込み、非常に飲みやすい。
◇マコン ピエールクロ 2001 ギュファン・エイナン
ヴェルジェの造り手、ギュファン・エイナンのドメーヌ物。
やや緑がかった黄色で、とにかくミネラル優勢。
果実味もあり、メロン、パッションフルーツ、レモンの香り。
酸が締まるというわけではないが、バランスは悪くない。
ややとろみのあるストレートなジュースといった後味かな。
仕事の節目で会社の大会議室を使って慰労会。
安くあげるため、自宅からワイン6本を拠出。
中ではファルネーゼの果実味が秀逸。おいしいです。
◇サングレ・デ・トロ ミゲール・トーレス 2005
◆シャトー・ボーモン 1999
◆シャトー・ラ・フルール・サン・ジョルジュ 1999
◆モンテプルチアーノ・ダブルッツオ ファルネーゼ 2004
◆イゲルエラ ボデガス・ティントラルバ 2004