菊理媛が囁く

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お久しぶりの歴史や民俗学の「准教授氷見和彦」シリーズの第4弾です。短編です。

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私の駄作群については、こちらのブログからどうぞ。 短編ですので気軽に読んでください。登場人物に思い入れが必要な場合は「蘇民祭」から読んでいただけるとよろしいかと。

メモ 

 1年以上前に下書きのまま寝ていたものを書き直しましたが、どうも構成がいまだにうまくいかないような。。。まだまだ手を入れていく必要がありそうです。コルタサルははるかに遠い。

 さて、菊理媛は「くくりひめ」「きくりひめ」と読み、記紀に出てくるのですが、謎の女神です。古事記には全くでてこないし、日本書紀でも「一書に曰く」という形で一箇所だけ、しかも印象的な場所で登場し、イザナギになにかを囁くのですが、囁いた内容はわからないままです。また菊理媛は白山比咩神社の祭神とされていますが、祭神になったのは中世以降のようで昔はどうだったのかよくわかりません。 菊理媛という名前だけが漂っているような状態です。

 菊理媛にまつわるマンガとして、諸星大二郎さんの稗田礼二郎のシリーズで「読みからの声」、星野之宣さんの宗像教授異考録の「菊理媛は何を告げたか」があります。僭越ですが菊理媛について、私なりの考えを入れたつもりです。

 これは短編だったので、書き直しで済んでいますが、次に考えている神功皇后と応神天皇を主題とする「喪船考」が現在脳内行き止まりで逃避中。

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このページは、なおきが2014年5月18日 19:34に書いたブログ記事です。

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