マラヴィータ

というわけで観てきた。まあ日本ではヒットしそうにはないのだけれど、おもしろかったぜ。デ・ニーロはじめ達者なメンバーがそろっているので、マフィアものでありながらコメディっぽくてなんかちょっとはずれた感覚がおもしろい。家族のどのメンバーもどこかいっちゃっていて、本当にこんな人たちがいたら恐ろしいことなんだけど、そこは映画のこと、なんだかどの人もおちゃめでかわいい。映画監督の腕もあるんだろうなあ。もっとどんぱちやるのかと思っていたけど、激しいのは最後だけなので、そこに期待していくと外れちゃうかもしれない。

デ・ニーロもトミー・リー・ジョーンズもじじい連中が渋すぎる。マフィアに襲われることより水道管の水が透明になったことを喜んでいたり。グッドフェローズが出てきたりして自己パロディっぽいのもあるんだけど、そういえばグッドフェローズって観てないなあ。年末にでも借りてみようか。