耶馬台

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蓮杖那智のシリーズは一応読んでいたので、北森鴻氏が亡くなられた後に浅野里沙子さんが書き継がれたらしい。 単行本は買う気になれなかったけど、文庫に入っていたので読んでみた。

歴史推理のジャンルに入るのですが、前にも書いたとおり蓮杖那智のシリーズも今ひとつ感があったんだけど、これもやはり今ひとつだなあ。書き継がれたからというのではなく、その前の段階でやはり物足りない感が強かった。もともと殺人が起る構想だったのかどうかはわからないけど、連載中の題名が「鏡連殺」だったことを考えると、殺人事件にするつもりだったのでしょうか。その割には相当進んでも何も起らず、後で付け足し的に殺人が起るけど起こる必要もないものですし。またヤマタイの推理にしてもちょっとそのまま受け入れられない気がするし、アグニ村遺文も存在の意味が。。。。

キャラクタ的にもどうも蓮杖那智さんにはあんまり惹かれないので、やはり私には向いていないのだと思う。

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そうそう、どちらのミスなのかよくわからないけど、そもそも魏志倭人伝が魏国で書かれたという誤解があってはいただけないのです。中国の正史は次の王朝が史料をまとめて作成するわけで、魏国を宣伝するためじゃないんですよね。日本の記紀と差がわかっていないような。

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このページは、なおきが2014年5月27日 22:57に書いたブログ記事です。

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