今年も有名人がお亡くなりになって、森光子さんはお年もお年だったから大往生かなとも思うけど、中村勘三郎さんは早すぎたね。と今年回顧モードに入っていたら、将棋の米長邦雄会長が亡くなられたとのこと、私にはこちらの方がインパクトが大きい。
私が将棋に興味を持ち始めた頃が、中原名人に負けても負けても米長さんが挑戦していた頃で、特に中原王位から初めてタイトルを奪った、第七局の7七金寄は印象深く覚えている。これで勝てるのかと思ったら、名人戦で二連勝の後に逆に妙手5七銀をくらったり、あの頃はドラマチックでおもしろかったなあ。「米長の将棋」もお世話になったけど、棋力はあがらなかったなあ。その後いろいろ読んだりすると人柄はどうかなと思うこともあるけど、総合的な将棋指しとしては一番応援していたのですが。
上に上げた「米長邦雄の本」は、後にでた総合的な本ですが、単なる追悼本ではなく、最近出ている自戦記での名局集を出してほしいです。あと米長さんの将棋では本当に作ったような次の一手の局面があるので、実践局面のエピソードも入れての次の一手集が出ないかなあ。次の一手集というより、対局の第一印象の局面みたいな感じで。。。
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