September 28, 2008

●蒼い月 なみだ事件簿にさようなら!

book-Kujira-02.jpg最近日本のほうの推理小説では今ひとつ読みたいものがでていない。法月綸太郎さんの作品はまあ好きなほうだが、どうも単行本で買う気になれなくなってきた。有栖川有栖さんは単行本・・・もう文庫でもあんまり買わないかも。鯨統一郎さんも単行本だと買う気にはなれないけど、ノベルスだったので買っちゃいました。

まあ軽いものを・・・と鯨統一郎さん&波田煌子はほのぼの系?と思って選んだのだったが、今までのと違って重いし暗いじゃないか。。。でもよくできているほうかと思ったし、なかなかおもしろかった。

今回もカバーは朝倉めぐみさんで、これも結構好き。

続きを読む "蒼い月 なみだ事件簿にさようなら!"

September 27, 2008

●AQUANAUT'S HOLIDAY

game-Aquanauts.jpgPS3を購入してからほぼ1年、いくつかゲームも買ってみたんだけど、やり続ける根性もないです。が、PS3自体はSACD、CD、DVD、BDプレーヤーとして活躍しております。私の場合はSACD必須なので、旧PS3がよいのだ。

で、久々に購入したゲームが「AQUANAUT'S HOLIDAY」です。プロジェクタも買ったのでのんびり系として買ってみた。。。が、こんなにゲームに触手が伸びないのではPS3もちょっとねえ。。。

 「AQUANAUT'S HOLIDAY」うーん、めちゃきれい。。。なのはよいけど、ストーリーがうざい。これ、あんまりストーリーがないのがよかったのになあ。でも海中の表現はさすがPS3ですばらしい。こういう癒し系のゲームとはいえないようなやつがほしい(これもストーリーがないともっとよい)。アフリカはちょっと好みではなく、なんかガーデニングのゲームないかなあ。英国式庭園が造れて、ついでに殺人事件もあると可。最近花の名前も全然知らないことに気づいたのであった。

September 20, 2008

●ミュンシュの幻想交響曲

CD-Symphonie Fanatstique-01.jpgクラシックはできれば一律SACDにしてもらいたいのだが、大人の事情かコストの問題か、SHM-CDも増えているし今度HQCDもでるらしい。SHM-CDはもともとユニバーサル系であったが売れたせいかほかの会社も取り入れようとしてる。一時期CCCDになろうとしていたころを考えるとそれでもよかったなあ。

で、日本ビクターからもSHM-CDがではじめるのですが、ミュンシュ&ボストン交響楽団の幻想交響曲を、店頭で聴いて思わず買ってしまった。まあ昔から名演として有名なものではあり、いつかはと思っていたんだけど、つられちゃいました。ビクターでは高音質化CDとして、以前からXRCDというのを出していて高価だったのですが、今回はXRCD+SHM-CDで3,800円というのはやはり普通の感覚からいくと高すぎるのだろう。。。

ミュンシュの幻想はなるほど盛り上がるので名盤と呼ぶのに不満はないし素直にすごいと思うけど、いつでもこの演奏でよいかというと、やはり落ち着いた演奏も聴きたくなるような気もするので「唯一無二」とまではいえないなあ。。。確かに1962年のものとは思えないくらいリアルだけど、音をいじった分管楽器など時に鋭すぎるときもある。もっともXRCDが効いているのかSHM-CDが効いているのかよくわからん。今度ミュンシュ&パリ管のものがHQCDででるのでそれと比べてみるか。そういえばラトル&BPOの幻想交響曲も買っているんだからもう少し聴いてあげないとかわいそうかな。

(追記)結局ミュンシュ&パリ管のHQCDも買っちゃったよ。こちらは2,600円だったかな。違いは・・・違いのわからない男であった。

September 14, 2008

●ウォンテッド

movie-Wanted-01.jpg土日で京都-東京を往復。毎度のこととはいえ、疲れは残る。まだなんか暑いんだよねえ。で、京都へ戻ってから、夕方に街に出る。「二十世紀少年」も考えたけど、先行公開だったので「ウォンテッド」にした。祝日っていいなあ。その次の週は出勤だけど。。。

アンジェリーナ・ジョリー出演で見る人も多いと思うけど、私はもちろんティムール・ベクマンベトフ目当。誰のことかって監督ですよ、「ナイト・ウォッチ」「デイ・ウォッチ」の監督でございます。 で、なんちゅうかやりすぎ感、ぐだぐだ感ありまくりですが、もちろんそこが目当てであります。

アンジェリーナ・ジョリーとジェームズ・マカヴォイは美神令子と横島忠夫のようにみえちゃうだめだめな私。 でも横島君も最後はがんばるよねえ。。。いや、銃弾曲げるあたりはホル・ホースか。いや設定はルーカス・フィルムの「Weaver」か(古すぎ)。ハリウッド映画なんだけど、ロシアでB級SFに徹して、もっとぐだぐだでも面白かったかも。。。そうなるとヒットは無理か。

September 13, 2008

●キース・ジャレットとチック・コリア

CD-KeithJarett-Koln.jpgCD-ChickCorea-AkousticBand.jpg

朝から東山まで出て一澤信三郎帆布店でショルダーバッグをひとつ購入。最近頭も薄いので帽子の購入も考えたが、いまひとつ習慣がないのでちょっとそちらは延期した。朝雨が降っていて10時前だけどもうお客でいっぱいです。隣の一澤帆布工業もあるのだが。。。

というのとは関係なく、SHM-CDでキース・ジャレットとチック・コリアのCDを買いなおして、、、うーん、商売にはまっているなあ。

続きを読む "キース・ジャレットとチック・コリア"

September 07, 2008

●DLPプロジェクターMP511+

BenQ_MP511plus.jpg

備え付けのブラウン管TVは20インチなのだが、ちょっとPS3では役不足(ゲームの字が読めません)で、自宅の液晶TV17インチのものを持ってきていたのだが、DVDで映画など観るには小さすぎる気になったので、ちょうど壁面が白いのでプロジェクタを買ってみた。BenQのDLPプロジェクターMP511+ というやつで、私が買ったときはアマゾン直販だったような気がするが、リンクを見ると直販のはもうないなあ。。。2100ルーメンということだが、私は明るさの意味もわからないど素人です。

液晶的にはSVGAのようなので、PCのプロジェクタとしては不満だしPS3のゲームでは字が読みにくいかもしれんが、自宅の映像用なので無問題。で、昼過ぎは豪雨で困ったのだがその後1時間もせずに晴れ上がったので、S端子ケーブルを探して寺町をさまよったのであった。

September 05, 2008

●氷

book-AnnaKavan-01.jpg昔サンリオ文庫で出ていたということだが、まーったく覚えてないわ。そんなアンナ・カヴァンの「氷」を読みました。。。が、おいおい夏に読んでも暑くて氷っぽくないぞ。普通の夏ならよいが、今年の京都では読んでる自分が朦朧として崩れそうでございます。もっとも私の朦朧に少女は出てこなかったですが。

話はとある北のほうの国、「私」と私が愛する「少女」とその少女を捕らえる「長官」、そしてすべてを飲み込む「氷」の予感。ただ、この私がどうも「信頼できない語り手」で、妄想的であるとか長官との二重性とかそれだけなら陳腐な感じなんだけど、やはり「氷」のヴィジョンこそが通奏低音のようにうまく響いているのだと思った。最初はフェミニズム小説だといやだなーと思ったけど、そんなことなかった。

少女、セグロカモメ、氷、戦争、ということで、なんか押井守的モードで脳内翻訳して読んでしまった。。。天使の卵?宮崎駿モードでは・・・ちょっと無理。