May 31, 2006

●殺意のシナリオ

book-Bardin-02.jpg続いてジョン・フランクリン バーディンの第2作目、「殺意のシナリオ」を読んだ。主役ではないが、前作に登場していた人間も登場しているので、「死を呼ぶペルシュロン」から読んでよかった。で、相変わらず危ない感じなんだけど、そうはいっても第1作よりはまともに思える。。。が、まともななのが良いかというと、バーディンはまともでないところがよいわけで、前作ほどには惹かれなかった。まあこういう設定が新本格などで量産されたせいかもしれないが、やはり小人とか馬とかが悪夢の世界を作っていた前作に比べると、ちょっと普通なので星3.5としておこう。でもやはり話はけっこうひきこまれるのであった。探偵役は不満で、今回の感想はこれだけ。

May 28, 2006

●死を呼ぶペルシュロン

book-Bardin-01.jpg競馬ではダービーの季節でありますが、もはや競馬からも離れること数年、まだやっていたらBlogは馬で埋まっていたかも。で、いい加減なのでペルシュロン種なんて知りませんです。ジョン・フランクリン・バーディンでは「死を呼ぶペルシュロン」と第3作の「悪魔に食われろ青尾蝿」は積んであったんですが、これも京都で第2作の「殺意のシナリオ」を発見・購入したので、そりゃデビュー作から読んでみましょう。

「死を呼ぶペルシュロン」はジョン・フランクリン・バーディンのデビュー作とのことですが、はっきりいって異常、ミステリというよりは心理サスペンスなんですが、もう出だしから変な人々、奇妙な小人、殺人の場に馬とデヴィット・リンチそのものじゃん、って感じ。。。だけど、こちらのほうが1946年出版なんですね。これはおもしろい!ので星4つ。

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May 27, 2006

●京都御所など

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今日は中野譜庫目録を買いに今出川の同志社キャンパスまで。2004年11月に再販されたようです。電話したら土曜日は12時までということで少々あせったけど、無事間に合って購入できたす。その後、向かい側が御所なのでその中を散策しながら丸太町のほうへ。広々としていてあまり人も少なくいい感じです。

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May 26, 2006

●ヤンソンスのマーラー交響曲第6番

CD-Jansons-02.jpg東京に戻った時にヤンソンスのマーラー交響曲第6番を購入。その他は室内楽を増やしている。SACDで購入しても京都で聴けない環境で、それがまあ不満だけど、SACDプレーヤー購入してSACDがあふれるのも嫌なので我慢しておこう。

最近偏っていて交響曲ではマーラーがダントツに多く聴く(というか買うというか)のと、そのほかは何故かシューマンなど。ブルックナーやショスタコは最近縁遠くなってきた。あと交響曲以外でラフマニノフやブラームスなど、浪漫に飢えているんでしょうか?

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May 24, 2006

●ネットワーク環境その他雑感

京都の環境がやっと常時インターネット接続。光は速うございます。この1ヵ月は PHS 接続で暮らしてきたので結構つらかった。けど、数年前はこんな環境だったんだよねえ。もはや完全に生活インフラとなってしまっていたことを再発見したのでありました。思えばサーバなども3月に入れ替えておいてよかったよかった。

さてやはり忙しくなりつつあるので、あんまり本は読めていません、つうかナボコフをゆっくり読んでいるせいもありますが(「ロリータ」がおもしろすぎる!)、日本書紀関連を読んでいたりで発散中です。日々是音楽はまったく停止中。ゲームの「英雄伝説空の軌跡SC」が予想以上に長い!おわんねーよ。あとPS2を持ってきました。DVDプレーヤーのつもりですが、ゲームをなんかし始めるとまた停滞かな。

May 22, 2006

●IMAGE11/KAI-S

image11-kai-s.jpg前も書いたとおり、audio pro の「Image11」を改造した AIRBOW の 「Image11/Kai-S」をスピーカーとして使いはじめている。まだエージング中という気もするので今後どうなっていくかはわかんないんだけど、今のところ満足。あんまりドンシャリでもなくでも高音域まできちんとだすというところが好き。特に声によるうたものや室内楽的なものは良いので、Jazz などには良いと思う。サイズ的には低音域はやはりでないのだが、元々低音のきついのは好みでないのでたまたま私の嗜好にもあっているというところか。Jazzやクラシックの室内楽を聴くのが楽しくなっています。もちろんオーケストラやロック的なものも聴いてはいますけど。

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May 20, 2006

●ダ・ヴィンチ コード

Movie-DaVinci.jpg今週はそろそろ仕事も忙しくなりはじめ、夜の飲み会も向いていないんだが2件あり、何も更新できず。しかも金曜日は飲み会の場所から新幹線のホームまで10分で走って飛び乗ったので車中はきそうだし、運低下中。

文庫本で映画までには読もうかと思って上中巻買って読み始めたんだけど、上巻の半分前で脱落。うー、まあいいや、映画で。というわけで映画にも行ったんですが、さすがに満員でしたねえ。で、映画は・・・ごめん、つまらんかった。オドレイ・トトゥもトム・ハンクスもジャン・レノそれなりにいけてるんだけど、それだけだなあ。まあ娯楽作品にご都合主義はしょうがないと思っているけど、あんまりにも納得できない。これだけの秘密をほとんど会ったことない他国の教授に託しますか、ぷぷぷ。

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May 14, 2006

●嵯峨野その2

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その後、京福嵐山線でのんびり嵯峨嵐山駅へ。ここはホームに足湯があったりなんですが。さて、今回は野宮神社(ののみやじんじゃ)のほうへ。斎宮の禊を行うところということや、源氏物語に六条御息所の話ででてくるので有名である。時代的にはそれほどおもしろくもないんだけど、景色はすばらしい。

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●太秦

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午後からは天気も良くなったので、この前回れなかった分もあって再び嵯峨野方面へ。。。というのは帰りにまた「天山の湯」で息抜きの予定なので。まずは太秦で蚕の社(かいこのやしろ)を目標に広隆寺方面へ、映画村はいきません。このあたり秦氏の一族の土地ということで、どちらも秦氏が祀ったということです。

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May 13, 2006

●中野譜庫

せっかく京都にいるので中野譜庫もお参りしてみようかなと考慮中(神社みたいなものだな)。直接行けばよいことはあるんだろうか。うーん。今はあんまり入力できないんですが、著作権を明確にクリアにするために「華燭の祭典」の原譜が欲しいのでございます。

また、5月27日(土)は同志社大学MCの定期演奏会なので行ってみようかと思っている。目的がCDだったり楽譜だったりするところが不純なんですが。大阪府立青少年会館文化ホールのようだけど森ノ宮だよね。なつかしいかも。。。つうか何で行ったかもう忘れたなあ。定演やったことはあったかなあ。。。

●トム・ヤム・クン!

movie-TOM-YUM-GOONG.jpg雨である。仕事関連の本を購入し、その後映画へ。いやあパチスロをやらないと健全な生活である。いまひとつどーしても観たいものもなく、「トム・ヤム・クン!」と「アンダーワールド」を比較して、「アンダーワールド」観たいかなあとも思ったが、開始時間の関係で「トム・ヤム・クン!」を観た。予告でも観たのだが、どうも際物っぽく、まあはずしてもしゃーないかと思っていたし、周りの観客のマナーも気になり嫌な始まりで、象とのふれあいのシーンはまあ退屈だったんだけど、追いかけるところから一転切れのある画像と技とテンポでおもしろかったです。いやあ「マッハ!」際物じゃないの?と会社の後輩に言ってしまったんだけど、すみません、私が悪うございました。

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May 12, 2006

●ヤンソンスと RCO

CD-Jansons-01.jpgSACD でクラシックのものも買っているんですが、京都では聴けません。。。せっかく買ったのになあ。その流れで買ったものからなんですが、マリス・ヤンソンスとRCO(ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団)のものなどを。すっかりクラシック界には疎くなっているんですが、いつの間にかシャイーは主席指揮者を降りていて、ヤンソンスに変わっているらしい。しらんかった。。。で、最近製作コストが安くなったせいなのかどうかよくわからないんだけど、オケが自レーベルで自主製作盤を出すのが増えているみたいだ。このコンビを知ったのもRCOの自主制作盤なんですね。

まずはドヴォ9こと「新世界」でごぜえます。まあ普段あんまり聴かないし、8番のほうが好きだし、最近ではアーノンクールのでげっぷがでてたし、なんですが、こいつは良かったです。思わず割り箸で一緒に指揮し始める感じ、といえば伝わるんだろうか。なかなかツボを押さえた表現でしかも熱い!感じがいいですねえ。この曲久々にいいなと思った。

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May 10, 2006

●「夢に見られて」入手

ないだろうなと思いながらもついつい書店であるはずのない本を探すのが癖になっているんだけど、今日烏丸三条の大垣書店で沼野充義氏の「夢に見られて」を発見。たまにはこういうこともあるんだねえ。まさか再販されたの?とか思ったけど、奥付はやっぱり1990年だった。夢に見られているのは私?

ブルガーコフの「巨匠とマルガリータ」の記述もあるけど、このあたりは前のNHKラジオ講座のテキストのほうが詳しそうではある。でもベールイの「ペテルブルク」を積んであたりするのでぱらぱら読んでみたいと思う。またレムも亡くなられたので追悼でなんか読まなきゃなあ。

May 09, 2006

●Diana Krall

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前にも書いたとおり急にJazzっぽいほうにむいているんだけど、コステロみたいになんだか味のある唄が聴きたいと思った。女性シンガーで Diana Krall はハスキー声で良いなーと思い、2,3枚購入。後で調べたらコステロの奥さんになっていた。どひゃ。

The Girl in the Other Room は、最近作でコステロとの共作が多いです。ハイブリッドのSACDのほうを購入しました。 All for You は最初に買ってみたもの。普通のCDで買ったんだけど、この声でやられた。 When I Look in Your Eyes はSACDで購入したら、ハイブリッドではなく、どひゃーiPodで持ち歩けません。。。

他の女性ジャズシンガーのも1枚買ってみたんだけどあまりに素直な声質にちょっと違う感じが強い。このハスキーな感じがけだるくていいのよね。

May 06, 2006

●嵯峨野

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5月5日に京都に戻ってきて、6日は昼からスピーカーの買出しに大阪はミナミの日本橋まで。スピーカーのことは別に書くとして、ついでに近くの大国主神社と赤土稲荷神社ものぞいてみる。。。が、縁起も由緒も書かれていず、このあたりは京都の社寺と大きく違うなあ。やはりさびれていても由縁は書いてあってもらいたいものだ。

さてスピーカーを部屋まで運び、夕方から嵯峨野へ。まあ明日は雨みたいだしスーツをとりに四条河原町だし、実は疲れもあるので日帰り温泉?の「天山の湯」によるつもりもあった。。。つうか余計疲れているんですが。で、最近は特に神社を回ろうとしているのは歴史時代前後の出来事に興味があるからで、そのあたりもそのうち別途書こうと思う。が、嵯峨嵐山のあたりは神社としてはそれほど私にとっておもしろいところはなく、やはり寺です。

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●CEC HD53R Ver.8.0+Airbow Image11L/Kai-S

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京都で音楽を聴く環境を・・・と思っているのだが、あんまり大層なものにはできず(もちろん東京でも全然大層なものではないし)、それでもなんか欲しいなと思っていたのだが、ついついGWセールとかの言葉につられてヘッドフォンアンプの HD53R Ver.8.0 を購入してしまった。ちょっとケンウッドの「KA-S10」「LS-S10」も考えていたんだけど、スピーカーはもう少し良いものを買ってみたい(はずすかもしれないけど)、とかヘッドフォンも使いたいなあとか考えていたのだ。「KA-S10」は相当考えたんだけど、ヘッドフォン出力がないのね。

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May 04, 2006

●2 from ECM

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Jazz っぽいのが増えているが、とういうわけでおしゃれなのも聴きたいなあとか思ったのでECMのものもいくつか買い足し。また昔持っていたものを持ち歩けるようにする。あんまり演奏者を知らないので、ヤン・ガルバレクとか有名どころになってしまったのだが、ウードに惹かれてアヌアル・ブラヒムのCDも購入した。夜の京都、しかも人のいない方面を歩く時に聴いたりすると吉。

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May 03, 2006

●MY FLAME BURNS BLUE

CD-Costello-01.jpgなんだか京都に住んでおしゃれな気分、というわけでもないのだが、ちとまずJazzっぽいものを聴いている。。。が、カテゴリー欄にJazzがないぞ、おい。この連休中に作っておくか。話を戻すと、京都で Cafe & Garelley みたいなところでちょっとコーヒーを飲みながら本読んでいるとおしゃれ(でもブリュレも食べてみたり)。

で、なんかうまいウタ、というよりは味のあるウタを聴きたーいと思い、エルヴィス・コステロの「MY FLAME BURNS BLUE」を買っちゃった。ビッグバンドジャズとヴォーカルの渋さで、こういう味が聴きたかったんだよー。メトロポール・ジャズ・オーケストラとの共演だそうだけど、おいら全然くわしくないんで。

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May 02, 2006

●Ub-X

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橋本一子さんは昔私が東京に移ってきた頃(なので10年ほど前かな)に後輩に連れられて聴きにいったことがあります。その後、「ファンタスマゴリア」というCDが、5人の幻想作家に捧ぐということでスティーブ・エリクソンも入っていたりしたので購入し、うっひゃあと思って聴いていたのですが、久しぶりに新譜記事で見たので最新の「Ub-X」を購入しましたん。

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