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May 12, 2006

●ヤンソンスと RCO

CD-Jansons-01.jpgSACD でクラシックのものも買っているんですが、京都では聴けません。。。せっかく買ったのになあ。その流れで買ったものからなんですが、マリス・ヤンソンスとRCO(ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団)のものなどを。すっかりクラシック界には疎くなっているんですが、いつの間にかシャイーは主席指揮者を降りていて、ヤンソンスに変わっているらしい。しらんかった。。。で、最近製作コストが安くなったせいなのかどうかよくわからないんだけど、オケが自レーベルで自主製作盤を出すのが増えているみたいだ。このコンビを知ったのもRCOの自主制作盤なんですね。

まずはドヴォ9こと「新世界」でごぜえます。まあ普段あんまり聴かないし、8番のほうが好きだし、最近ではアーノンクールのでげっぷがでてたし、なんですが、こいつは良かったです。思わず割り箸で一緒に指揮し始める感じ、といえば伝わるんだろうか。なかなかツボを押さえた表現でしかも熱い!感じがいいですねえ。この曲久々にいいなと思った。

で、このコンビのRCO盤を集めました。どれもライブなんですね。

・R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
・ブラームス:交響曲第2番、ベートーヴェン:交響曲第2番
・ストラヴィンスキー:「ぺトルーシュカ」ラフマニノフ:「交響的舞曲」
・シベリウス:交響曲第2番

就任記念の「英雄の生涯」もいいけど、中では「新世界」と「ペトルーシュカ」のものがとても気に入っている。逆にシベリウスはちょっと・・・というのは演奏や録音よりも曲の現在の好みが反映している気もする。シベリウスは4番以降が好きなのだ。特に6番!。まあこちらはヤルヴィで全集を買ってしまったので聴かなきゃだな。

SACDでオーケストラを聴いても、ホールの具合や曲の具合で、どうも団子のように聴こえて、SACDである意味なんかないなあと思うこともあるんだけど(自分の再生環境の問題は棚にあげる)、RCOの音やホールの響きはさすがに良いですねー。

で、そのほかにもオケのライブ自主制作盤は増えていて、もう産地直送みたいな状態になってきている。私の持っているものでは、

RSO(ロイヤルフィル)・・・千円以下の安いSACDなのでおいしい。ただ少し古い録音や曲によってはSACDである意味を感じないのもあるのは確かなんだけど。でもこれは自分の環境のせいかもしれないし。マーラーの5番とかプロコフィエフの古典交響曲、ナイマンのピアノ協奏曲などは曲も好きなので良い。全体的に選曲は入門向けなんだけど。

BBC(BBC管弦楽団)・・・テンシュテットものを買ってみた。これは普通のCDだったような気がする。まあこのシリーズは指揮者を追いかけていないと買って満足はできないかもしれない。

LSO(ロンドン交響楽団)・・・ロストロポーヴィッチのショスタコやコリン・ディヴィス、ハイティンクのものがでている。最近のものはSACDで、ロストロポーヴィッチのショスタコ11番やディヴィスのシベリウス、ウォルトンを買ってみた。こいつらは聴けないままに京都に来ていて、どうなんじゃろ。ハイティンクのブルックナー8番やブラームス3番は、ちょっと。。。ブルックナーは最近あんまり好きではなくなってきたこともある、が8番にしてはとても普通の演奏でもうあんまり普通では感動できないんだよなあ。もちろん普通が良い!という人もいるとは思うが曲の規模から言ってどこかにケレンがないともたんのでは。ブラームスは演奏自体が私には嫌い。遅いしリズムが死んでいるような感じだし。。。どっしりとした、という解釈もあるんだろうけど、おいらには音楽が死にかけているとしか思えないので却下かも。というわけでハイティンクはやめようと思ったのであった。

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