●Kill Bill Vol.1
半年ほど前に、会社の後輩と「呪怨」について意見が食い違い、「こんなに恐い映画は無いです。すばらしいです」というから、部屋を暗くして見たのだが、恐い・・・というか生理的に嫌なシーンはあったが、恐いというよりも笑ってしまうところばかり。つうかだんだんくだらなくてむかついてきたのであった。
そんな後輩がべた褒めしていたので危険を感じていたが、タランティーノはパルプフィクションとか見ているので、まああんな感じかなーと思っていたら、あんな感じでした。いや、これはよろしいのではないでしょうか?
リズム感がよい、音楽がよい、というのはあるが、基本的にパロディというかチープな部分はチープであるのがよいと思う。復讐というのもわかりやすいし。実際には、昔のアクション映画やヤクザ映画を知っているとより笑えるし。この決まった形式というか様式美は重要ですよね。
日本文化や深作映画の影響はもろにわかるのだが、もしかしたらピンチョンの「ヴァインランド」あたりの影響もあるのかなと思ったのだが、こちらに触れているねたはネット上でも見当たらないので、疑問のままにしておく。ま、直接的ではなくてもギブスンのサイバーパンクものなどを通しての間接的な影響かもしれないのですが。
Go!Go!夕張!